インターンシップとは?参加のメリット、探し方を紹介

「インターンシップって具体的にどんなことをするの?」「参加するメリットはある?」など、疑問に感じる人もいるのではないでしょうか。そこで、インターンシップのプログラム内容や期間、参加するメリット、選考について気になることを解説。実際に参加した先輩たちの生の声や、選考にかかわっている人事担当者のアンケート結果も併せて紹介します。

また、実際インターンシップに参加するときに気をつけておきたいマナーや服装・持ち物についてもまとめてお伝えします。

インターンシップとは?

インターンシップとは、仕事の現場を知るための機会

インターンシップとは、ひと言で言うと「社会に出る前に仕事の場を体験してみること」。企業で実際の仕事をしている人から直接話を聞いたり、仕事を体験してみたりすることで、業種や職種、企業による仕事内容の違いや働いている人たちの雰囲気、企業風土の違いを知ることができます。会社説明会やOB・OG訪問などで話を聞く場合よりも、さらに現場の空気を肌で感じることができる場と言ってよいでしょう。

アルバイトとの違いは?

仕事を経験するという点ではアルバイトと同じように感じますが、アルバイトで経験できるのは、募集がある業種や職種に限られます。
これに対し、インターンシップは、学生に社会や会社を知ってもらうために企業が開催しています。このため、普段学生が接する機会のない幅広い業種や職種のインターンシップも受け付けています。また会社が大切にしている理念、仕事内容、やりがいなどを知ってもらうためにプログラムが工夫されていて、業界研究や職種研究に役立てることができるのです。

インターンシップは給料が出る?

アルバイトでは給料が支払われますが、インターンシップでは必ずしも給料が支払われるとは限りません。給料のほか交通費などが支払われるかどうかもインターンシップによるので、応募要項を確認してみましょう。

インターンシップの内容は?

プログラムの内容は、インターンシップによってさまざまですが、大きくは以下の2つのタイプに分かれます。

  1. 実際に仕事の現場に同行して業務を体験したり、ロールプレーイングなどで仕事のシミュレーションをしたりする職場体験型
  2. グループワークで企画の立案や課題解決のプレゼンテーションをするビジネスプランコンテスト型

いずれの場合も、事前に業界全体や会社の業務内容について、講義や見学の時間が設けられていることが多いようです。

就職活動を経験した2019年卒の先輩たちに「参加したインターンシップは具体的にどんなプログラム内容でしたか?」とアンケートした結果、以下のような回答がありました。

・建設コンサルタント会社のインターンシップに参加。先輩社員に教えてもらいながらマンツーマンで資料作りの業務について教わった(コンサルティング業界内定/女性)

・食品業界のインターンシップに参加。研究所内の見学のあと、学生と新卒1年目社員とのグループディスカッションがあった(製薬業界内定/女性)

・金融業界のインターンシップに参加。学生5名ずつの4グループで2日間。初日は業界や企業説明、先輩社員との座談会など。2日目の午前は課題が与えられグループワーク。午後はグループごとに発表し社員の方からフィードバックを受け、先輩社員の方々との座談会(航空業界内定/男性)

・官公庁のインターンシップに参加。先輩職員と実際に現場で事務などを体験。各課に学生1名ずつが配属され、5日目の最終日に参加学生のみでグループディスカッションを行った(公務員内定/女性)

インターンシップに参加中の学生たちのイメージ

インターンシップの期間はどれくらい?

インターンシップの期間は、どれくらいでしょうか。先輩たちのアンケート結果を見ると、3日以下のインターンシップが最も多く78.3%(複数回答)。また約4人に1人が、4日~1週間未満のインターンシップに参加しています。

■参加したインターンシップの期間を教えてください(n=768、複数回答)

[参加したインターンシップの期間を教えてください」アンケート結果のグラフ

インターンシップに参加する目的・メリットは?

先輩たちのインターンシップ参加目的は?

先輩たちがインターンシップに参加した目的をアンケートで聞いたところ、最も多いのが「業界・企業・職種理解を深めるため」(76.3%)。続いて「就活の予行演習のため」(43.4%)、「自己分析を深めるため」(24.0%)という結果になりました。

■インターンシップにはどんな目的で参加しましたか?(n=768、複数回答)

「インターンシップにはどんな目的で参加しましたか?」アンケート結果のグラフ

具体的な目的について回答してくれた先輩の声を紹介します。

・会社説明会よりも、もう少し深く業界や企業を理解したいと思って参加した。実際、もともと志望していた金融業界のインターンシップに参加して違うなと感じ、現在の内定先にたどりついた。幅広い業界のインターンシップに参加することで、入社後のギャップを減らすことにもつながると思う(自動車関連業界内定/女性)

・インターンシップを受けるために、志望動機を書いたり、面接やグループワークを受けたりしなければならないので、就活の予行演習になる(生命保険業界内定/女性)

・自分がどの業界、どの業種に興味があるのか、どの仕事が向いているのかを知ることができると思った(通信業界内定/女性)

インターンシップのメリットは?

インターンシップに参加することには、どんなメリットがあるのでしょうか。

先輩たちの声を見てみると、1つは「仕事の現場」を経験し、社会人として働くことを具体的にイメージしやすくなることが挙げられます。

・経験を通じて、事業内容の実情がよく理解できた(製薬業界内定/男性)

・実際の職場の雰囲気を味わうことができ、業種、職種のイメージを明確化できた(食品業界内定/女性)

2つ目としては、価値観や年代が異なる人々に出会えることもあるようです。

・普段接することのない年齢層の人たちと話す機会があり、慣れることができた(広告業界内定/女性)

・さまざまな業界を志望する友人や同じ業界を志望する友人ができ、情報共有することができた。(専門商社/男性)

さらに、学校やアルバイトとは違う社会に飛び込んでみることで、学生生活の過ごし方を考えたり、将来の進む道を模索したりするきっかけにもなります。

インターンシップの参加目的・メリットについて詳しく知りたい人は、こちら↓
インターンシップに参加する意味・目的とは?必要性はある?【先輩たちにアンケート】

インターンシップに参加するのはいつから?

インターンシップの参加時期

先輩たちはいつからインターンシップに参加したのでしょうか?先輩たちのアンケート結果によると、インターンシップの参加時期は、8月が46.0%と最多、次いで2月に参加した人が40.9%でした。学校が夏休みや冬休みに当たる時期の参加が多くなっています。

■先輩たちがインターンシップに参加した時期(n=768、複数回答)

「先輩たちがインターンシップに参加した時期」についてのアンケート結果のグラフ

インターンシップ申し込み時期

インターンシップの申し込みを受け付ける時期は、企業によってさまざま。しかし、先輩たちにアンケートをしたところ、申し込み時期は7月(29.4%)、12月(28.0%)、1月(27.1%)、6月(27.0%)が多いという結果に。
参加者の多い8月に開催されるインターンシップの申し込みを6~7月、2月に開催されるインターンシップの申し込みを年末から1月にかけて行っている傾向が読み取れます。

インターンシップの参加時期・申し込み時期について、詳しくはこちら↓
インターンシップいつから始める?参加時期・申し込み時期は?【先輩アンケート】

インターンシップの探し方・選び方は?

どのインターンシップに応募したらいいのか迷ったら、選び方には次の3つの考え方があります。

(1)興味のある業界や企業が決まっているなら、「業界・企業で選ぶ」

気になっている企業がインターンシップを実施していない、募集時期が終わっているなどの場合には、同じ業界内で探してみるのもよいでしょう。

(2)興味のある業界や企業が特にない人は、「実施期間で選ぶ」

参加可能な時期に実施予定で、短期や長期などスケジュールが合うものにまず参加してみるのも一つの方法です。

(3)興味のある業界や企業は特にないけれど、インターンシップを通じて体験したいことがある人は、「プログラム内容で絞り込む」

職場体験をしたい、グループワークをしたいなど、目的に合うものを探しましょう。

インターンシップの実施企業や内容を調べる方法としては、リクナビなどの就職準備サイトや企業のホームページ、インターンシップの合同企業説明会、学校のキャリアセンターなどがあります。

インターンシップの選び方について詳しく知りたい人は、こちら↓
どうやって決めたらいい? インターンシップの選び方

インターンシップの申し込み方法・選考方法は?

インターンシップの申し込み方法

インターンシップにはどのように応募するとよいのでしょうか?先輩たちにアンケートしたところ、申し込み窓口としてよく利用したのは、「リクナビ」と回答した人が一番多く37.3%、「リクナビ以外の情報サイト」と合わせると情報サイト経由の人が57.1%になっています。
「学校のキャリアセンター」「学校の先生(授業の一環で単位認定があるもの)」と、学校を窓口としたものが、それぞれ14.4%となりました。

インターンシップの申し込み方法について、詳しくはこちら↓
インターンシップの申し込みはいつから? どうやって申し込むもの?

インターンシップの選考方法

インターンシップに際し企業が受け入れられる人数には限りがあるため、参加人数を絞るための選考が行われる場合もあります。
企業で「人事・採用」を担当し、過去1年以内にインターンシップの選考に携わった300人にアンケートで聞いたところ、以下のような結果となりました。

■インターンシップの選考方法はどのように実施しましたか。(n=300、複数回答)

「インターンシップの選考方法はどのように実施しましたか。」アンケート結果のグラフ

インターンシップでの選考方法は、「面接」(71.3%)が最も多く、7割以上の企業が実施していました。次いで「書類」(60.0%)、「適性試験」(34.0%)、「筆記試験」(29.7%)の順です。

またアンケートの結果から、54.3%の企業がインターンシップの選考でエントリーシートの提出を求めていることがわかりました。

エントリーシートには、「志望動機」や「自己PR」「インターンシップで学びたいこと」「学生時代に力を入れて取り組んだこと(ガクチカ)」などの項目が設けられていることが多く、作成には意外に時間がかかるもの。応募の締め切り期日より前から準備をしておくと安心でしょう。

インターンシップの倍率

インターンシップの応募倍率は、実施年度や従業員規模、地域、企業それぞれの事情によって異なります。中には、応募人数が定員数よりも少ないケースもあれば、倍率が10倍以上というケースもあります。

倍率や選考に通過できるか気になって申し込みをためらってしまう場合は、選考のないインターンシップを選んだり、気になるインターンシップの選考に関する情報を集めるなど準備をするとよいでしょう。

インターンシップの応募倍率について、詳しくはこちら↓
インターンシップの倍率はどれくらい?【調査結果あり】

インターンシップに参加するときに気をつけたいことは?

実際にインターンシップに参加するとき、どんなことに気をつけるとよいでしょうか?ここでは、「マナー」「服装・持ち物」「参加中の質問」について紹介していきます。

インターンシップ参加中のマナー

インターンシップに参加するときは、受け入れてくれる企業への感謝の気持ちとマナーをもって参加しましょう。

実は、インターンシップに参加する学生のマナーが「気になる」と回答した人事担当者は全体の約7割に上っています。内訳は1位が「言葉遣い」、2位が「あいさつ」。正しい敬語やあいさつは普段から心がけておきたいものです。

インターンシップ中のマナーで人事が気になることについて、詳しくはこちら↓
インターンシップ中のマナー、人事が気になるポイントは?

 

参加に際しては、人事担当者とメールのやりとりをする場面も出てきます。友人とのSNSと違い、メールにもビジネスマナーが必要。件名や宛名、本文の書き方など基本の型を押さえておきましょう。

インターンシップ中のメールのやりとり、マナーについて、詳しくはこちら↓
企業とのやりとりに役立つ! インターンシップに関するメールの書き方とマナー【例文あり】

インターンシップに参加するときの服装・持ち物

インターンシップにどんな服装で行けばよいのか、悩んでしまう人もいるのでは?先輩たちの約7割がスーツで参加していますが、受け入れ先企業の雰囲気や業界、インターンシップのプログラム内容によっても適切な服装はさまざま。先輩たちの経験や生の声を参考に、情報を集めましょう。

インターンシップ時の服装について、詳しく知りたい人はこちら↓
インターンシップにどんな服装で参加した?先輩たちのコーディネート例を紹介!

 

インターンシップ中に役立った持ち物として先輩たちが挙げたのは、見聞きしたことを記録するための「筆記用具」や「ノート」、スマートフォンを取り出さなくても時間を確認できる「腕時計」などでした。

インターンシップ時の持ち物について、詳しく知りたい人はこちら↓
【当日までに確認!】インターンシップ参加時に役立つ持ち物は?

インターンシップ参加中の質問

仕事の内容ややりがいなどについて、直接社会人の先輩に話を聞けるチャンス。事前に自分が聞きたいことを整理しておきましょう。複数の社員に同じ質問をしてみると、企業や仕事についての理解も深まるかもしれません。

先輩たちがインターンシップ参加中にどんな質問をしたか、以下の記事で聞きたいテーマ別に質問例を紹介!↓
インターンシップではどんなことを質問したらいいの?質問例公開

インターンシップ参加後にしておきたいことは?

インターンシップの振り返りをする

参加後は、インターンシップについて振り返りをしておくことが重要です。実際、人事担当者へのアンケートでは、「インターンシップのプログラム終了後、参加学生に感想文の提出を求めた」が54.3%と半数以上になっています。

インターンシップを通して何を感じたのか、企業や働いている社員にどんな印象を持ったのか、自分はどんなときに面白いと感じたのかなどを振り返り、記録しておくことは、その後の就活にも役立ちます。

別のインターンシップに参加してみる

参加後スケジュールに余裕があったら、別のインターンシップも経験してみましょう。

オススメは思い切って違うタイプの企業のインターンシップに参加してみること。例えば、今までノーマークだった会社や、興味がなかった業界、あるいは前回とまったく違う企業規模の会社など。学生の皆さんが知らなくても実力のある企業は、世の中にたくさんあります。「逆」の会社や「別」の業界を見ることで、自分はなぜその会社や業種に興味を持っているのかを明確化できます。

もちろん、興味を持った業界について掘り下げるために、同業他社のインターンシップに参加して、企業による仕事の進め方や風土の違いを実感してもよいでしょう。

 

【調査概要】
先輩アンケート
調査期間:2019年3月6日~3月11日
調査対象:2019年卒の内定者(専門学校生・短大生・大学生・大学院生)の男女1239人
調査協力:株式会社クロス・マーケティング

人事アンケート
調査期間:2019年4月9日~4月11日
調査対象:過去1年以内にインターンシップの採用選考に携わったことがある人事担当者男女300人
調査協力:楽天インサイト株式会社

 

記事制作日:2019年5月24日

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