社会に出る前に就業体験ができる「インターンシップ」。いつから始めるものなのでしょうか?先輩たちに実施したインターンシップ等の参加時期に関する調査結果や、企業が開催する時期、開催時期ごとに内容の違いがあるか、などについて紹介します。
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目次
この記事のまとめ
- インターンシップに参加できるのは、4年制大学に在籍している場合は大学3〜4年、6年制学部の場合は5〜6年、大学院の場合は修士1〜2年の学生です。
- インターンシップの実施は通年で行われますが、学生の夏期休暇中である7〜9月には特に募集が目立ちます。
- 応募に際して選考が行われることも多いため、エントリーシートや面接の準備をしておくと安心です。
インターンシップとは?
インターンシップとは、就業体験を通して仕事や企業、業界、社会への理解を深めることができるキャリア形成支援プログラムのことです。「就業体験がある」「実施期間が5日以上」など、一定の要件を満たしたプログラムがインターンシップとされています。
インターンシップに参加できる学年は、4年制大学に所属している場合は3〜4年生、6年制学部の場合は5〜6年生、大学院の場合は修士1〜2年生です。
なお、学生のキャリア形成を支援するプログラムには、インターンシップのほかに「オープン・カンパニー」や「キャリア教育」があります。こちらについては半日~1日程度の説明会などのプログラムが中心で、学年を問わず参加することができます。
先輩たちの約7割がインターンシップ等に参加
株式会社インディードリクルートパートナーズ リサーチセンターの「【2027年卒 インターンシップ・就職活動準備に関する調査】インターンシップ等のキャリア形成支援プログラムへの参加状況(2025年9月時点)」によると、インターンシップ等(※)に「参加した」と答えた学生は74.2%でした。多くの学生が就活準備のため、何らかのキャリア形成支援プログラムに参加していることがわかります。
※「インターンシップ等」とは、インターンシップをはじめとした、オープン・カンパニーやキャリア教育を含むキャリア形成支援プログラムを指します。
参加したプログラムの期間について
また、参加したプログラムの期間について2026年卒の先輩81人にアンケートを実施したところ、「1日(54.3%)」「半日(50.6%)」や「2日(29.6%)」などの短期プログラムが上位を占めました。

一方で、約3割が5日以上のプログラムに参加したと回答しています。「さまざまな企業の説明を直に聞きたい」というときはオープン・カンパニーなどの短期プログラム、「じっくり仕事を体験したい」というときはインターンシップなどの長期プログラムというように、目的に応じて使い分けると良いでしょう。
インターンシップの内容
インターンシップのプログラム内容は、企業によってまちまちです。例えば、営業同行をして実際のクライアントを訪問するといったプログラムや、グループワーク、プロジェクトを組んで新規事業提案を行うものもあります。
2026年卒の先輩たちに「特に印象に残っているインターンシップ等のプログラム内容」について聞いたところ、以下のような回答がありました。
- 建築会社で測量を体験した。
- 電機メーカーにて、営業、経理、人事、SEの4職種の仕事を体験させてもらった。
- 飲食店の改善提案をした。
- 経営コンサル会社で、コンサルタント業務を体験した。
- 官公庁で、児童相談所の仕事を体験した。
- 仮想の顧客情報を基に、ニーズに合わせた保険内容を考え、提案した。
- プログラミングで自分のプロフィールとカレンダーを作成した。
プログラムごとに得られる知識やスキルが大きく異なるので、スケジュールに余裕があれば複数のインターンシップに参加してみるのも良いでしょう。
インターンシップの選び方について詳しく知りたい方は、下記記事もご覧ください。
インターンシップの申し込み・参加のピークは8月
では、先輩たちは何月ごろのインターンシップ等に参加したのでしょうか。2026年卒の先輩たちにアンケートを実施したところ、インターンシップ等に申し込んだ時期は、多い順に8月(45.7%)、6月(38.3%)、7月(35.8%)。実際に参加した時期は、多い順に8月(55.6%)、9月(44.4%)、7月(35.8%)でした。
申し込み・参加いずれも8月がピークとなっており、多くの先輩が夏期休暇をいかしてインターンシップ等に参加したことがわかります。

インターンシップの実施時期はいつ?
実際に「インターンシップ等を実施した時期」について人事担当者150人を対象にアンケートを取った結果、次のような結果となりました。
企業がインターンシップを実施する時期は?
企業がインターンシップ等を実施する時期は「8月(38.7%)」が最も高く、次いで「10月(30.7%)」「9月(28.7%)」「4月(27.3%)」となりました。夏期休暇にあたる8月ごろに集中する傾向はあるものの、通年で実施されていることがわかります。

そのため、7〜9月ごろに実施されるサマーインターンの時期を逃したとしても、参加のチャンスがなくなるわけではありません。学業などのスケジュールと調整しつつ、秋冬開催のプログラムにも目を向けてみると良いでしょう。
インターンシップの時期ごとの違いはある?
人事担当者に「インターンシップ等の時期ごとの違い」について聞いたところ、「違いがある」と答えた人は46.7%、「違いがない」と答えた人は53.3%で、およそ半々という結果となりました。
また、「開催時期によるインターンシップ等の違いがある」と回答した70人に主な違いを聞いたところ、「プログラム内容(77.1%)」と答えた人が最多となりました。
- 夏期のみ5日以上のプログラム(インターンシップ)を実施した。
- 就活開始時期が近づくにつれて、月収などの具体的な内容を伝えた。
- 春ごろは業界の理解を深めるためのプログラム、秋~冬は細かな業務に関係するプログラムに変わった。
「受け入れ人数に違いがある」という回答も64.3%でしたが、受け入れ人数を増やす季節については企業によってばらつきがあり、中には繁忙期に応じて変えるという回答も寄せられています。
このように、インターンシップのプログラム内容や受け入れ人数は、同じ企業であっても時期によって異なることも多いです。過去の開催歴やプログラム内容をよく確認した上で、いつ参加するのが良いかを検討してみましょう。
インターンシップへの参加に当たって準備しておくと良いことは?
インターンシップに参加する際はまず情報収集を行い、実施されるプログラムの内容や選考の流れを事前に把握しておくことが大切です。
1. どんなプログラムがあるか調べてみる
まずは、リクナビや、気になる企業のホームページを見てみましょう。企業から学校宛てにインターンシップの案内が届いている場合もあるので、キャリアセンターなどで確認するのも良いでしょう。
プログラム内容や実施期間といったプログラムの概要はもちろんのこと、事業内容、仕事内容についての理解も深めておくと、のちの企業研究にも役立ちます。
2. 選考の流れを押さえておく
プログラムによっては参加人数に制限があり、選考が行われる場合もあります。書類選考や面接など方法はさまざまなので、選考があるプログラムに参加する際は、選考の流れを押さえ、必要に応じて準備しておきましょう。
探したり調べたりするところから始めよう
インターンシップに興味はあるけど、いつから行動を開始したら良いのか迷っている人は、気になるプログラムを探したり、調べたりするところから始めてみましょう。そして、夏休みや春休み、そのほかの時期も含めて、スケジュールの調整がつくところで参加を検討してみてはいかがでしょうか?
リクナビでは、さまざまな「インターンシップ」「オープン・カンパニー&キャリア教育等」のプログラムを見ることができます。気になるプログラムがあるか見てみましょう。
監修:株式会社インディードリクルートパートナーズ リサーチセンター 上席主任研究員 栗田貴祥
調査概要
●先輩アンケート
調査期間:2026年3月6日〜2026年3月23日
調査対象:2026年3月に卒業予定の大学生、大学院生、短大生、専門学校生81人
調査協力:株式会社クロス・マーケティング
●人事アンケート
調査期間:2026年3月6日〜2026年3月23日
調査対象:2026年3月卒業学生向けのインターンシップ等の採用選考に携わったことがある人事担当者150人
調査協力:株式会社クロス・マーケティング
※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。
