夏季休暇中に実施されるサマーインターン(サマーインターンシップ)は、興味のある業界や自分のやりたい仕事について詳しく知ることができる機会です。これから就活準備を始める人の中には、サマーインターンへの参加を検討している方もいるのではないでしょうか?サマーインターンの内容や選考のポイントなどについて紹介します。
リクナビでは、さまざまな「インターンシップ」「オープン・カンパニー&キャリア教育等」のプログラムを見ることができます。気になるプログラムがあるか見てみましょう。
目次
サマーインターンとは
サマーインターンとは、大学生および大学院生の夏季休暇に当たる7〜9月ごろに実施されるインターンシップのことです。秋・冬に実施されるインターンシップと比べて、企業風土や仕事内容を認知してもらう目的で実施されやすいところが特徴といえます。インターンシップは参加できる学年が決まっており、大学3年や修士1年から参加することができます。
サマーインターンに参加するメリットとしては、以下が挙げられます。
- 業界研究や企業理解に役立つ
- 自己分析がしやすくなる
- 夏季休暇に開催されるため、スケジュールの融通が利きやすい
- 秋・冬に比べてプログラムが豊富
サマーインターンの内容は?
インターンシップは就業体験が必須のため、仕事の疑似体験ができるところが特徴です。架空のクライアントの課題を分析・提案を行うプログラムや、チームを組んで研究や新規事業提案を行うプログラムなど、実施内容は多岐にわたります。2026年卒の先輩たちに、印象に残ったサマーインターンのプログラムについて聞きました。
- 観光バスのアナウンス内容を考え、実際にバスに乗り込んで発表させてもらった。
- 病院にて、看護師の方に同行して実際の業務を学ばせてもらった。
- 銀行の業務体験をさせてもらった。
- 鉄道会社にて、新型特急車両の考案を体験させてもらった。
- プログラミングで自分のプロフィールとカレンダーを作成した。
インターンシップ等のキャリア形成支援プログラム4タイプを理解しよう
サマーインターンへの参加を検討するに当たって押さえておきたいのが、「インターンシップ」という名称のプログラム以外にも、仕事への理解を深め、キャリアを考えられる機会があるということです。
インターンシップとは、「就業体験がある」「開催期間が5日以上」などの要件を満たしたプログラムです。また、参加できる学年にも条件があります。
「オープン・カンパニー」「キャリア教育」は、就業体験や開催期間の条件がないプログラムで、大学1・2年生も参加することができます。
企業や仕事、社会について理解を深めることができるこれらのプログラムは、「キャリア形成支援プログラム」と呼ばれ、条件によって4つのタイプに分類されています。それぞれの目的や参加対象、就業体験の有無、開催期間などを以下の図にまとめたので参考にしてみてください。


どんなプログラムに参加すると良い?
キャリア形成支援プログラムには、「オープン・カンパニー」「キャリア教育」「汎用的能力・専門活用型インターンシップ」「高度専門型インターンシップ」という4つのタイプがあります。それぞれ実施期間やプログラム内容が異なるため、「じっくり仕事を体験したい」「多くの企業の理解を深めたい」といった自分のニーズを基に、参加先のプログラムを決めるのが良いでしょう。
じっくり仕事を体験したい場合
「じっくり仕事を体験したい」という人は、タイプ3「汎用的能力・専門活用型インターンシップ」への参加がオススメです。学生の夏季休暇のころに行われるサマーインターンも、このタイプに該当します。時間をかけて社員指導の下で就業体験ができるため、仕事について具体的にイメージできるようになるほか、職場の雰囲気や社内の人間関係など、自分が知りたい情報を得るチャンスが広がるでしょう。
一方で、就業体験が必須のため、参加人数が限定される可能性もあります。中には、エントリーシート提出や面接などの選考を行う企業もあり、参加倍率が高くなる可能性もあります。また、5日以上のプログラムとなるため、複数社への参加は難しくなるかもしれません。
多くの企業の仕事を体験したい場合
「多くの企業の仕事を体験したい」という人は、短期のキャリア形成支援プログラムにたくさん参加し、さまざまな業界や企業を知るきっかけにするのも良いでしょう。タイプ1「オープン・カンパニー」の実施期間は半日や1日のものも多くあります。タイプ2「キャリア教育」はプログラムによって1日から数日間、数週間のものまで幅広く実施されます。
内容や自分のスケジュールなどを確認しながら、気になるプログラムを探してみてください。
インターンシップ等の参加時期・申し込み時期は?
次に、インターンシップ等の参加時期・申し込み時期について、2026年卒の先輩たちにアンケートを実施しました。
※「インターンシップ等」とは、インターンシップをはじめとした、オープン・カンパニーやキャリア教育を含むキャリア形成支援プログラムを指します。
インターンシップ等の参加時期
インターンシップ等に参加した2026年卒の先輩たちのアンケートでは、8月に参加した人が55.6%と最多で、次に多かったのが9月(44.4%)という結果になりました。多くの先輩たちが、夏季休暇の時期に参加していることがうかがえます。

インターンシップ等の申し込み時期
インターンシップ等の申し込み時期は、企業によって異なります。2026年卒でインターンシップ等に参加した先輩たちのアンケートでは、申し込み時期は多い順に8月(45.7%)、6月(38.3%)、7月(35.8%)となっています。インターンシップ等の参加時期のピークが8月になっていることから、8月に開催されるプログラムの申し込みを6~8月に行っていると考えられます。

サマーインターンに参加するメリットは?
次に、サマーインターンに参加するメリットについて2026年卒の先輩たちに聞いたところ、最も多い回答は「就活準備を早めに進められた(72.1%)」でした。次いで、「インターン等を実施する企業が多かった(39.3%)」という回答も挙がっています。

次に、2026年卒の先輩たちの具体的なコメントを紹介します。
【メリット1】就活準備を早めに進められた
- 就活の早期化が進む中で、エントリーの締め切りもかなり早まっている印象だった。大学3年生の夏にインターンシップに参加したことで、十分に企業を検討する時間を得られた。
- インターンシップの選考で面接やグループディスカッションがあるので、それらに慣れることができた。
- 早めにインターンシップに参加することで、希望する職種への志望度を高められたほか、就活に役立つような知識を得ることができた。
- 自分のビジョンが少しわかった 。
【メリット2】インターンシップ等を実施する企業が多かった
- 選択肢が多く、気になる企業に直接アプローチできた。
- さまざまな企業を比較することができた。
その他、「夏季休暇中だったので、スケジュール調整がしやすかった」「就職先の方々と事前に会うことで緊張がほぐれた」など、サマーインターンを通して得られたさまざまなメリットが寄せられました。
サマーインターン参加までの流れは?
では、サマーインターンに参加したいと思ったら何をしたら良いのでしょうか?ここでは、サマーインターンを探して応募し、参加するまでの流れを紹介します。
1. 自分の興味・関心や仕事の方向性を整理する
サマーインターンを探し始める前に、まずは自分の興味のあることは何か、自分が向いている仕事はどんなものか、などを考えてみましょう。自分が働く上で大事にしたいことや企業選びで重視したいことに気づくかもしれません。
2. サマーインターンを探して応募する
先輩たちのアンケート結果では、サマーインターンの申し込みを6~8月にした人が多いようです。リクナビなどの就活準備サイトや企業ホームページ、合同企業説明会などでサマーインターンを探してみましょう。
気になるプログラムを見つけたら、募集要項で実施期間や参加対象を確認しましょう。学校のキャリアセンターに募集要項が届いている場合もあるので、確認してみると良いでしょう。
3. 選考を受ける
サマーインターンの選考方法には、書類選考、適性検査・筆記試験、面接などがあります。選考方法は企業によって異なるため、応募を検討しているサマーインターンの選考方法については、募集要項をチェックしておきましょう。
面接では話す内容だけでなく、話す際の姿勢やしぐさ、表情など、非言語コミュニケーションも評価の対象になります。面接に慣れていない場合は、選考を受ける前に、友人や家族などと模擬面接をしてみるのも一つの方法です。自分の考えがしっかり伝わったか、客観的な感想を聞いてみるといいでしょう。
インターンシップの選考について詳しくはこちら↓
4. 参加する
サマーインターン当日までに、服装や持ち物などを確認しておきましょう。また、参加時に先輩社員にどんな質問をしたいかを事前に整理しておくのも良いでしょう。
詳しくはこちら↓
サマーインターン参加時に心がけておきたいことは?
実際にサマーインターンに参加する際に心がけておきたい3つのポイントを紹介します。
1. 目標を持って参加する
「できるだけ多くの社員と話す」「社員の方々に仕事のやりがいを聞く」「自分に足りないスキルや伸ばした方が良いスキルを知るために、その日の業務を振り返る」など、サマーインターン中に実践したいことを明確にしておきましょう。自分なりの目標を立てて参加することで、学びも深まりやすくなります。
2. 自分の欲しい情報は聞きに行く
サマーインターンでは、社員の方々の話や職場の雰囲気などから、就活準備に役立つさまざまな情報を得ることができます。ただ、受け身でいるだけでは、せっかくの機会をいかし切れないこともあります。自分が知りたいことを意識しながら、必要な情報は積極的に聞きに行くよう心がけましょう。
3. 終了後は「何を得たのか」などについて振り返りをする
参加しておしまいではなく、サマーインターンで経験したことから何を学び、経験を基に今後どのように成長していきたいと考えているのかを振り返ってみるのがオススメです。ここで紹介したポイントは、サマーインターン以外のインターンシップでもぜひ心がけてみてください。
最後に
サマーインターンに参加することで、早くからやりたい仕事・やりたくない仕事や、興味のある業界・企業などについて考え、自分なりの企業選びの軸を見つけることができます。ぜひ目的意識を持って参加し、就活準備に活用してください。
リクナビでは、さまざまな「インターンシップ」「オープン・カンパニー&キャリア教育等」のプログラムを見ることができます。気になるプログラムがあるか見てみましょう。
監修:株式会社インディードリクルートパートナーズ リサーチセンター 上席主任研究員 栗田貴祥
調査概要
調査期間:2026年3月6日〜2026年3月23日
調査対象:2026年3月に卒業予定の大学生、大学院生、短大生、専門学校生81人
調査協力:株式会社クロス・マーケティング
※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。
