どう考える?どう伝える?インターンシップの志望動機

インターンシップの選考(エントリーシート・面接など)で、聞かれることもある志望動機。どのように伝え方を考えたらいいのか、不安な人も多いはず。アンケートによる企業担当者のコメントも交え、志望動機の考え方や伝え方のポイントを紹介します。

(1)企業は、志望動機を通じて何を知ろうとしている?

志望動機を考える上でヒントとなるのは、企業が何を知ろうとしているかを把握すること。インターンシップの選考に携わっている企業の人事担当者300人に、「インターンシップの選考での志望動機を通じて、学生の何を知りたいですか?」との設問でアンケート(※)を実施したところ、企業の回答は大きく2つに分かれました。

1. 参加意欲・熱意

1つめは今回のインターンシップに対する意欲や熱意を知りたいという回答。「真剣さ。(インターンシップを)最後までやり続ける気持ちがあるかどうか(人材業界/男性)」「参加意欲や自社の応募理由、自社で学びたいと思っていることなどを知りたい(サービス業界/男性)」など、企業担当者のコメントの中で最も多く目立ったのは、「やる気」「参加意欲」「モチベーション」「本気度」といった声でした。インターンシップで、現場同行や企画立案、リサーチなど、実務体験をするうえで、その活動に熱心に取り組んでくれそうかどうか、その意欲や熱意をまずは確認したい、というのが企業の本音のようです。

また、「自社のどんなところに興味をもったかを知りたい(アパレル業界/男性)」「この経験で何を得たいのか(教育業界/男性)」「自社で学びたいこととインターンの内容のマッチング(化粧品業界/男性)」「どういうことをやりたいか。興味があるか(メーカー業界/女性)」など、学生の興味・関心が何に向いているかと、自社の実施内容とのマッチングについても企業は知りたいようです。参加する学生の興味・関心と実施内容とのマッチングを把握することで、参加意欲や熱意を見極めたいと思っているようです。

2. 伝わりやすさ

2つめは、「文章の構成と論理性(印刷業界/女性)」「表現力(レジャー業界/女性)」「説明力(サービス業界/男性)」「どれだけ漢字を使えるか(ホテル業界/男性)」といった、説明のわかりやすさなどのコミュニケーション力全般を見たい、という声。志望動機の中身だけではなく、文章や話す内容自体がきちんとわかりやすく整理できているか、漢字や表現が適切か、などをチェックしているようです。誤字・脱字などは、注意不足などの印象を与えてしまう可能性があることを覚えておきましょう。

企業は、志望動機を通じて何を知ろうとしている?

(2)志望動機として伝える内容は、どんなふうに考えたらいいの? 志向の整理がポイントになる

企業担当者のアンケートから、「興味関心や学びたいこと(志向)がインターンシップの内容とマッチングしていて、参加意欲や熱意が伝わるか」「相手にわかりやすい形で伝わるか」といったことが大切なのだとわかりました。それでは、どのようにして志望動機として伝える内容を考えたらいいのでしょうか。ポイントは、参加理由や自分が学びたいことから、遡って考えることです。どのように考えるとよいのか、考える順番に紹介していきましょう。

1. なぜインターンシップに参加しようと思ったのか

まずは、きっかけを振り返りましょう。例えば、先輩や友だちなど、他人に勧められたとしても、何かやってみた方がいいな、と思った理由があるはずです。実際の企業に行ってみた方がいい、他大学の学生との接点を持ってみると刺激になる、仕事を考えるきっかけになる、などいろいろな理由があると思います。そこに正解はありませんから、まずは、自分がインターンシップそのものに興味をもったきっかけを振り返ってみましょう。

2. どんな基準でインターンシップを選んだのか

次に、インターンシップを選んだときのことを考えてみましょう。これから選ぶ、という人の場合は、これからどうやって選ぼうと思っているかを考えてみてください。リクナビなどのサイトでは、多くのインターンシップ情報が掲載されています。そのすべてを見る人は少ないでしょうから、何かで絞ったり、気になる情報で選んだりしているはずです。

検索条件で、業界を絞った人は、なぜその業界を見てみたいと思ったのか。実施日数で検索した人は、短期のものに参加してまずはインターンシップがどんなものかを体験したい、いくつかのインターンシップに参加して業界の違いを感じたい、など、何か理由があるはずです。特に強く意識して選んだり絞ったりしていなくても、「数ある中でこのインターンシップにたどりついたのはなぜなのか」を考えてみると、自分の志向が整理できると思います。

自己PRの書き方・伝え方については、以下を参考にしてみましょう↓
「インターンシップの疑問解消! 自己PRの考え方・伝え方解説」

3. 今回のインターンシップに自分が期待すること

最後は、今回応募するインターンシップに自分は何を期待しているのでしょうか。どんな体験ができる、どんな知識やスキルが身につく、どんな学びがある、と考えているのかを整理してみましょう。そのためには、今回のインターンシップの内容をしっかりと理解すること。インターンシップの情報をしっかりと読み込み、その上で参加した自分の姿をイメージしてみましょう。インターンシップ参加後に、どんな学びを得ていそうかを考え、書き出してみるのがオススメです。

上記のような3つの流れで、志望動機として伝える内容を考えてみましょう。インターンシップに参加しようと思ったきっかけ、そこからどのように選んでいったのか。そして最後は、今回のインターンシップの中身を詳しくみて、期待することをまとめてみる。そうすれば、企業担当者が知りたい、「ほかのインターンシップではなく、なぜ自社なのか」ということをしっかりと説明できるようになるでしょう。

(3)志望動機をわかりやすく伝える方法

アンケートの結果から、企業担当者は「コミュニケーション力」も重視していることがわかりましたが、では、志望動機を相手にわかりやすく伝えるためには、どんなことに気をつければよいのでしょうか。

1. 質問の意図を的確にとらえ、質問に対しての結論をまずは伝える

「わかりやすい」の第1条件は、まずは質問に対して、端的に結論を伝えることです。そのために必要なのは、何を聞かれているのか、質問の意図をしっかりと把握すること。志望動機とひと言で言っても、質問の仕方は、「インターンシップに応募しようと思ったきっかけは?」「〇〇業界のインターンシップに応募した理由は?」「今回のインターンシップで得たいことは?」など、企業ごとに異なります。考え方のところで紹介した、「インターンシップへのきっかけ」「どんな基準で選んでいるか」「今回のインターンシップで期待していること」の3ステップで志向の整理をしていれば、聞かれている内容に対して、端的に答えることができるはず。質問の仕方にあわせて、「応募したきっかけは~です」「〇〇業界に応募した理由は~です」「インターンシップで得たいことは~です」と結論をまず答えるようにすることが、わかりやすく伝える上で大切なポイントです。

2. 全体構成は、「結論・理由・結論」の順番で

エントリーシートでも、面接でも、伝えるときの順番は、「結論・理由・結論」を意識することが大切です。質問に対して、まずは結論を伝えるようにすれば、回答がズレることは少なくなります。結論を伝えた上で、なぜそのように考えたのか、整理してきた自分の考えを少し具体的に伝えましょう。何かきっかけがあれば、どのようなきっかけだったのか。比較検討する中で考えたことがあればどのような情報を見てどのように感じて、そのような考え方に至ったのか。考え方の3ステップで整理する際に、実際に自分がたどった行動をエピソードとして話すと、説得力のある理由になるでしょう。そして、最後に、あらためて結論を伝えることで、理由が明確になった上での結論を伝えることができます。今後のインターンシップの選考や採用選考でも大切になる考え方ですから、今のうちから「結論・理由・結論」という伝え方に慣れておくのはオススメです。

インターンシップの面接では、志望動機以外にどんなことを聞かれるのでしょう? 気になる人はこちらから↓
「【インターンシップ面接の前に確認!】よく聞かれる質問と答え方のヒント」

 

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※記事中のデータは企業の人事担当者に向けたアンケートに基づく
【調査概要】
調査期間:2017年6月30日~7月3日
調査サンプル:インターンシップの選考に携わる人事担当者300人
調査協力:楽天リサーチ株式会社

記事作成日:2017年8月18日

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