【色、襟、袖の長さは?】就活用のワイシャツ選びのポイント、着るときに気をつけることは?

就活において、“身だしなみ”は第一印象を決めるポイントです。今回は、就活時に着用するワイシャツの選び方について、人事担当者の声も交えながら、就活ファッションに詳しい「洋服の青山」のご担当者にアドバイスを頂きました。併せて着るときに気をつける点についても解説します。

【プロが解説】就活向けのワイシャツ選びのポイント

就活時は、白無地のワイシャツだと清潔感のある印象を与え、どんな業界の説明会や面接にも安心して着ていくことができるでしょう

選ぶときに気をつけたい「サイズ」「襟のデザイン」「素材」の3つのポイントについて解説します。

白無地のワイシャツを着用した就活生の上半身アップ画像

ポイント1:サイズ

スーツ着用時のワイシャツ選びのポイントでまず優先したいのは「サイズ」。サイズ選びの際は、「首回り」「袖丈」「スタイル」に着目して、自分にフィットするシャツを選びましょう。

首回り

サイズ選びで特に大切なのは、「首回り」が合っていること。シャツの首回りがゆるいと、ネクタイの結び目の位置が下にずれてしまい、きちんとネクタイを締めていても、だらしなく見えてしまいます。首とワイシャツの間に、指が2本入る程度のゆとりがある状態を目安に選んでみましょう。

ワイシャツの襟元アップ画像

袖丈

次にチェックしたいのは「袖丈」。袖丈は、上からジャケットを着て、1~1.5cm程度ワイシャツが見えるのが理想的な長さです。ジャケットからシャツの袖が見えないのも、見えすぎるのもバランスが悪いので注意しましょう。

ワイシャツの袖口のアップ画像

スタイル

身幅の「スタイル」は、「細め(スリム)」から「ややゆったり」まで、サイズ展開が複数あるので、自分の好みに合ったものを選ぶとよいでしょう。

自分の好みに合ったワイシャツを着用しているイメージ

ポイント2:襟のデザイン

説明会や面接に臨む場合には、襟の形はスタンダードなレギュラーカラーをオススメしています。
クールビズなどでネクタイをしない場合は、ボタンダウンのシャツを選ぶと、ノーネクタイでもきちんとした印象を与えます。

レギュラーカラーのワイシャツ

▲レギュラーカラーのワイシャツ

ボタンダウンのワイシャツ

▲ボタンダウンのワイシャツ

ポイント3:素材

「ノーアイロンで着用できる」と機能性をうたっている綿100%のワイシャツは、洗濯後のアイロンが不要というだけでなく、着用中もしわがつきにくいのでオススメです。
そのほか、油汚れを落ちやすくする「防汚加工」や、繊維上の菌の繁殖を抑制する「制菌加工」などの機能が備わったワイシャツを選ぶと、汚れてしまったり洗濯後にお手入れをしたりするときも便利です。

暑い時期の就活でスーツを着用する場合には、汗対策には半袖シャツよりも清涼素材を使用した夏専用の長袖をオススメしています。消臭・通気性・吸汗速乾性に優れていたり、体が熱いときは体から出る水分を蒸発させ、冷えたときは暖かさをキープしたりするなど、高機能のワイシャツが増えています。

ワイシャツを着るときに気をつけることは?

きちんとした印象を与えるためには、自分に合ったサイズのワイシャツを選ぶことが基本ですが、同時に着方も重要です。

訪問先に着く前には、第1ボタンや袖のボタン、胸元のVゾーンが整っているかを、チェックするようにしてください。首元が窮屈だからと移動中に第1ボタンを開けたのを忘れて、そのまま面接に臨んでしまうようなことのないよう、駅に着いたらトイレに行って鏡を見る習慣をつけるとよいでしょう。

インナーシャツは、ワイシャツの汗じみ防止のためにも着用することをオススメしています。色は、白いシャツから透けないよう、白かベージュの無地のインナーシャツを選んでください。クルーネックだとノーネクタイの時に首元からシャツがのぞくことがあるので、Vネックのインナーシャツがよいでしょう。

また、ワイシャツは袋から出したての新品を着用すると、首回りの硬さが気になるかもしれません。購入したら一度洗濯してから着用するようにしましょう。その方が体になじむので、着慣れた印象につながると思います。就活用のシャツは、毎日洗濯できる環境かどうかにもよりますが、複数持っていると安心でしょう。

 

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【人事に聞く】就活生のワイシャツ、気になりますか?

続いて、過去5年以内に新卒採用で学生と接する機会があった人事経験者330人に、「就活生の身だしなみについて、どんな点が気になるか」を聞いたところ、「ワイシャツ」という回答(53.9%)が「スーツ」(53.3%)を上回っていました。

■就活生の身だしなみについて、どんな点が気になりますか?(n=330、複数回答)

「就活生の身だしなみについて、どんな点が気になりますか?」アンケート結果、「ワイシャツ」と回答した人は53.9%

ワイシャツで具体的に気になるところは?

さらに、「具体的にワイシャツのどんなところが気になるか」を聞いてみると、「ちゃんとアイロンをかけているかは、人となりの評価につながるので気になる」(50代)というように、「しわ」「襟・袖の汚れ」「しみ」「臭い」など、“清潔感”を気にしているという回答が目立ちました。

続いて目立ったのが、「フィット感やサイズ」「色柄」「デザイン」などについて。「その時の流行があるので、気にしていない」(50代)という意見がある一方で、「派手なデザインや高価すぎるブランドは気になる」(20代)といった意見もありました。

さらに、「第一ボタンを留めていない」(50代)、「ワイシャツの下にTシャツを着ている」(50代)、「着慣れていない」(30代)など、着こなしについてのコメントもありました。

人事担当者のさまざまな声を踏まえて、「洋服の青山」のご担当者にワイシャツを着るときに気をつけるポイントをうかがいました。

ワイシャツをきちんと着こなすために気をつけることは?

しわや襟・袖の汚れ、臭いについては、防汚加工や制菌加工が施されているノーアイロンの高機能シャツを選ぶと、洗濯後のお手入れの負担が少なく、着用時のしわや汚れ、臭いの対策ができます。

しみについては、午前と午後に予定が入っているときなど、途中でランチを食べた際にしみをつけてしまうことがあるかもしれません。そういう事態に備えて、予備のシャツを持ち歩いていると安心でしょう。しみをつけていなくても、大切な面接の前に予備のシャツに着替えることで、シャキッとした気分で面接に臨むことができます。

 

そのほか、就活時のファッションについて知りたい人はこちら↓
社会人と接する最低限のマナー 服装編

 

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【調査概要】
調査期間:2018年12月6日
調査対象:過去5年以内に新卒採用選考に携わったことがある人事担当者330人
調査協力:ジャストシステム株式会社

 

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記事作成日:2019年2月4日 記事更新日:2024年2月1日
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