どのくらいのお金がかかる? 就活のお金事情

就活には、どのくらいのお金がかかるか知っていますか? 実は、スーツや靴代に加えて、交通費や飲食代などが想像以上にかかります。そこで今回は、就活を経験した先輩たちに、就活にかかるお金について聞いてみました。

(1)就活中のお金、どうやって捻出した?

●就活のための貯金はなかったので、月8万円程度のアルバイト代と、親からの補助でまかないました。「足りなくなった」と頼むたびに、約3万円をもらいました(男子学生/マスコミ業界内定)
●アルバイト代と、奨学金から。本来、学費に充てるべき奨学金を就活に使ってしまったので、後で大変でした(女子学生/広告業界内定)
●インターンシップで得たお金や、親に借りたお金を充てていた(男子学生/人材業界内定)

先輩たちの多くが、就活中も可能な限りアルバイトをして、就活資金を調達していたようです。その一方で、実家暮らし、一人暮らしのいずれの場合も、両親から経済的なサポートを受けた先輩が少なくありません。あらかじめ就活用に資金をためていたという先輩は少数派でしたが、就活中はアルバイトに割ける時間も限られるので、なるべく事前に貯蓄しておく方が、集中して就活に臨めるでしょう。

(2)就活中のお金の使い方で困ったことや、苦労したことは?

●金融業界はセミナーや説明会が多く、交通費や飲食費がかかりました。特に、物価の高いオフィス街での昼食は、1食約1500円×週4日で6000円近くにもなってしまいました(男子学生/金融業界内定)
●1日5社を回らなければならない日は、タクシーでないと移動が難しく、タクシー代がかさみました。父が「タクシーを使ってもいいぞ」と援助してくれましたが…(男子学生/マスコミ業界内定)
●ストレスを食にぶつけるタイプなので、移動中においしそうなお店の前を通ると、ついステーキなどをがっつり食べてしまい、出費を抑えることができませんでした(女子学生/広告業界内定)
●就活を始める際、スーツやきちんとした靴をまったく持っていなかった上、貯金もゼロだったので、すべて親に買ってもらうしかなくて、申し訳なかった(男子学生/人材業界内定)

先輩たちの多くが苦労していたのが、交通費と飲食費。交通費は、普段の学生生活と比べて外出が多くなることで、出費がかさむようです。交通費は、1日にいくつかの用事をまとめられるようにスケジュールを調整すると節約になりそうです。また、飲食費がかさんでしまう場合は、お弁当を持参して無料ラウンジなどで食べたり、水筒に詰めたお茶を持ち歩いたりすることで、ある程度は出費を抑えられるでしょう。

 

●書籍代が意外とかかった。特に筆記試験の問題集は、最初に買った入門編の1冊では足りなくて、結局3冊買うことに。1冊1500~2000円くらいするので、結構な額になった(男子学生/IT業界内定)
●はき慣れないせいかストッキングがすぐに伝線してしまい、どんどん買い足さなければならなくなったため、トータルで5000円ほどになった(女子学生/広告業界内定)
●コンタクトレンズにした方が印象が良いと友人から言われ、コンタクトレンズ代も2万円かかった(男子学生/人材業界内定)
●散髪代や整髪料といった、身だしなみを整える上での出費が予想外だった(男子学生/IT業界内定)

服装や髪形を整えるための費用が思った以上にかかっているようです。また、ストレス解消など、メンタルを健康に保つための出費も視野にいれておきましょう。加えて、履歴書に貼る証明写真の撮影代をはじめ、エントリーシート送付のための封筒代や切手代といった書類関連の費用も意外な盲点となっているようです。スーツなどや交通費、飲食代以外に、ある程度の予備費を見込んでおく必要があるでしょう。

(4)就活中のお金の使い方で工夫したことはありますか?

●靴は、社会人になってからもはけるようにと、丈夫でカッチリとしたデザインのものを買った(男子学生/IT業界内定)
●就活関連書籍を、先輩から譲ってもらった(女子学生/食品メーカー内定)
●長距離の移動は、新幹線よりも安い高速バスを利用。バッグは社会人の姉に借り、学生向けの無料ラウンジを利用して時間調整をするようにした(女子学生/地方自治体内定)
●面接や説明会に行くときには、多少、遠回りになっても、通学定期で行かれる経路を選ぶようにしました(男子学生/マスコミ業界内定)

スーツやバッグ、参考書や問題集のように就活スタート前にそろえなければならないものは、家族や先輩から借りたり譲ってもらったりなどして、買わずに済ませるのも一案。遠距離の移動は、手段によっては体力を消耗することもありますので、あくまでも体調を優先しましょう。就活生用に格安で泊まれるホテルや、宿泊プランがセットになっている航空券なども検討すると良さそうです。

(5)今だからこそ言える! 後輩へのアドバイスは?

●就活資金は、就活が本格化する前に用意しておいた方が良いと思います。面接などが始まると想像以上に忙しく、普段通りにはアルバイトができなくなるので、時間があるうちにバイトに入っておきましょう(女子学生/広告業界内定)
●首都圏での就活の場合、月に3~4万円は普段の生活よりも余分にかかると思う。お金が足りなくなって親に頼る事態も大いに考えられるため、日ごろから親との関係を良好にキープしておきたい(男子学生/人材業界内定)
●アルバイトを完全に辞めてしまうと、気分転換の場がなくなってしまう上に、就活後にまたバイトを探さなければならなくなるので、なるべく細々と続けるか、せめて籍だけでも残しておくと良いかも(男子学生/IT業界内定)
●親から援助を受ける場合は、事前にどのくらいの費用がかかるかを試算して根拠を示すと、親も納得がいくようです(男子学生/マスコミ業界内定)

できる限り就活スタート前に就活資金づくりをしておくことで、その後の就活に思う存分打ち込むことができるようです。その上で、アルバイトを続けるかどうか、あるいはアルバイトの時間を減らすかどうかといった調整を行うことも必要です。もちろん、学校の講義もおろそかにならないように、バランスよく取り組んでくださいね。そして、必要に応じては親から援助を受けることも想定しておきましょう。

(6)就活にはトータルでいくらかかりましたか?

●総額10万円【スーツ・バッグ・靴など6万円/交通費3万円/写真撮影代1万円】(男子学生/金融業界内定)
●総額12万9000円【スーツなど4万5000円/交通費5万円/飲食代2万円/証明写真1万3000円/履歴書と履歴書郵送代1000円】(女子学生/広告業界内定)
●総額20万円【スーツなど10万円/交通費5万円/飲食代5万円】(男子学生/マスコミ業界内定)
●総額20万5500円【スーツ2着6万円/靴2足5万円/バッグ4000円/交通費4万円/飲食代4万円/証明写真1万円/通信費1500円】(男子学生/IT業界内定)
※すべて首都圏で活動した学生の例。金額はすべておおよその額。

(7)最後に

就活にかかる費用は、遠距離の企業の選考を受けるかどうかといった事情によりさまざまですが、だいたい10万円以上かかるものと考えておいた方が良いようです。就活中にお金が足りなくなって、就活そのものに支障をきたしたりすることのないよう、本格的に就活をスタートする前に、必要な額を見積もっておくのが理想的。就活中は、お金の心配をせずに集中できるよう、準備を整えておきたいものですね。

 

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