面接で志望動機を伝える際のポイントとコツ

面接で聞かれることが多い「志望動機」。どんなポイントに注意して、何を伝えればいいのでしょうか。リクルートキャリアが運営する『リクナビ就職エージェント』で新卒学生の就職活動支援を行っているキャリアアドバイザーに、ポイントや伝え方のコツを聞きました。

(1)面接担当者が「志望動機」を聞いて知りたいことは?

面接担当者は、限られた面接時間で何を見ているのでしょうか。キャリアアドバイザーは“3つの軸”があると言います。
「面接担当者が主に評価しているのは、この人は何ができるのかという『能力軸』、何がしたいのかという『意欲軸』、そして、一緒に働きたいかという『人物軸、社風とのフィット感』の3点。面接の中で志望動機を聞くのは、『意欲軸』をしっかり判断したいからでしょう

志望動機とは、「自分の強みを生かして、やりがいを持って働くことができそう」「この企業でこんな事をしてみたい」など、数ある企業の中からその企業を選んだ理由のこと。企業のどこに興味を持ったのか、どんな仕事がしたいのか、自分の強みをどう生かせるのかを明確にする必要があります。

「面接前の企業研究が不十分だと、その企業を選んだ理由を他社と差別化ができず、『当社でなくてもいいのではないか』『業務内容が理解できていないのではないか』と思われてしまう可能性があります。会社説明会やOB・OG訪問などで、面接を受ける企業の仕事内容や事業が目指すもの、求める人物像を理解した上で、自分の今までの経験からできること、やりたいことを結び付けて、志望動機を伝えることが大切です」

(2)志望動機は何を伝えるといいのだろう?

では、具体的にどのように伝えれば良いのか、キャリアアドバイザーに聞いてみました。
志望動機で伝える上で大切なのは、『この業界の中でも、特にこの企業を選んだのはなぜか』という明確な理由です。具体的に、食品メーカーA社の志望動機を例に考えていきましょう」

例)
私は食べることが好きです。食品を通して、より多くの人を笑顔にしたいと考えています。

 

「この志望動機に対して、面接担当者はどんな印象を抱くでしょうか。どの食品メーカーに対しても言える内容であり、なぜA社でなくてはいけないのか、理由が伝わってきません。A社のどこにひかれ、どんな仕事を通じて何を実現したいのかがわからない志望動機では、相手に意欲は伝わりにくいでしょう」

業務内容を理解してその企業ならではの特徴をとらえ、自分の強みややりがいを感じた経験と結び付けて伝えることが大切なポイントだとキャリアアドバイザーは言います。

「A社の事業内容や社風について調べ、例えばA社に『社内をはじめ、協業者とのチームワークを重視している』といった特徴があった場合、次のように伝えてはどうでしょうか」

例)
社内外の方々とチームワークを発揮し、個人では残せない大きな成果を上げたいと考え、御社を志望しました。
私は、学生時代にサッカー部に所属し、目標設定に対する意見が異なるメンバー一人ひとりと、チーム作りを進めてきた経験があります。
御社の説明会やOB・OG訪問でお話を伺い、社内でのチームワークや、社外の生産者の方や飲食事業との積極的なコミュニケーションをほかの食品企業より重視されていると感じました。サッカー部でのチーム作りで学んだ“相手の立場になって考えること”を大事にしながら、社内外の方々とよりお客さまに喜んでいただける食品づくりに携わっていきたいと考えています。

 

「この志望動機からは、『なぜ食品メーカーの中でもA社なのか』と『自分の経験や強みと、A社の特徴との接点』が伝わってきます。この志望動機はあくまで例文ですが、紹介したポイントを意識して、あなたならではの志望動機を伝えてみてください」

面接で志望動機を伝える学生

(3)面接前に押さえておきたいポイント

続いて、面接の際に注意すべきポイントについてキャリアアドバイザーに聞きました。

1. 見た目の印象は大切に

「前提となるのは、相手に不快感を与えない身だしなみや姿勢。面接の部屋に入った時、あるいは面接担当者が部屋に入ってきた時に、すっと立ち、目を見てあいさつできるかで、第一印象が変わってきます。目が泳いだり目線を合わせなかったり、背中を丸めてだらしのない印象を与えてしまったりすると、それだけで、マイナス評価につながってしまうことも。自分の姿勢や態度が相手にどう伝わるのか、友人や家族にフィードバックしてもらう機会があるといいでしょう」

2. 質問の意図を理解し、コミュニケーションを意識

「面接担当者と話す際に気をつけたいのは、相手の話をしっかり聞くこと。会話の基本が、そのまま面接で生かされます。つい、自分のことをより多くアピールしようと考えがちですが、面接はあくまでもコミュニケーションの場。面接担当者の質問をよく聞き、聞かれたことに対して結論から話すことが大切です。『話が長くなり、質問が何だったのか忘れてしまう…』と言う声も聞きますが、相手が何を求めているのかをしっかり理解できていないまま、話し始めてしまうことに原因があるのではないでしょうか。聞かれたことにすぐ答えられなくても、質問の意図を聞き返したり、確認したりすることで、コミュニケーションをしっかり取っていきましょう」

3. 緊張したときの対処法をおさえておこう

「緊張して何も言えずに黙り込んでしまう、言いたかったことを忘れてしまう、という場合は、『すみません、10秒だけ考えてもいいですか』と伝えても良いでしょう。たくさんのことを伝えようとして緊張が高まってしまうのなら、『このキーワードだけ伝えればいい』と、自分へのハードルを低くして、リラックスできるような準備をするのもオススメです

 

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記事作成日: 2017年9月4日

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