どんな形式がある?インターンシップの選考方法を紹介!

インターンシップ実施企業の中には、参加者を選考する企業もあります。実際にはどれくらいの企業が選考を実施し、どんな選考が行われているのでしょうか。企業担当者のアンケートをもとに、インターンシップの選考の実施状況や選考方法を紹介します。

リクナビ2026では、インターンシップ等のキャリア形成支援プログラム4タイプの総称を「インターンシップ&キャリア」と呼びます。
この記事では、アンケート実施当時の「インターンシップ」について紹介します。

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(1)【企業担当者に聞きました】インターンシップ選考はどんなものがある?

インターンシップ選考にはどのような形式があるのでしょうか? リクルートキャリア 就職みらい研究所「就職白書2017」によると、2016年度にインターンシップを実施した(予定含む)企業の選考方法は、「書類」が41.8%と最も多く、「先着順や抽選」28.8%、「面接」16.4%、「適性試験」7.1%、「筆記試験」2.3%と続きました。一方で、「選考していない」が35.2%と、約3分の1は選考がないのが実態です。

 

●インターンシップ参加者の選考方法(インターンシップ実施企業[実施予定を含む]/複数回答)

インターンシップ参加者の選考方法のグラフ

【調査概要】
「就職白書2017」企業調査
調査期間:2016年12月18日~17年1月25日
調査対象:全国の新卒採用を実施している従業員規模5人以上の企業4501社に郵送調査。回答社数1229社(回収率27.3%) のうち「2016年度にインターンシップを実施した(予定含む)企業」のうち有効回答した687社。
調査実施:リクルートキャリア 就職みらい研究所

 

(2)インターンシップの選考形式を押さえよう!

代表的な選考方法である「書類」「適性試験」「筆記試験」「面接」について説明します。選考形式は、「書類」「面接」のみが実施されることもあれば、「適性試験と面接」など組み合わせて行われることも。それぞれの内容について、詳しく紹介します。

 

1. 書類

インターンシップの選考で多いのが、履歴書やエントリーシートといった書類での選考。先ほどのアンケート結果でも、41.8%と最も多い回答となっています。選考を行っていない企業を除くと、3社に2社程度が書類選考を実施していることに。なお、履歴書とエントリーシートでは記入する内容に違いがあります。

 

●履歴書

履歴書は、基本的な項目が決まっており、名前・年齢・住所・学歴・免許・資格・志望動機などを記入します。基本的な自分の情報や、学歴や取得資格といった、過去の自分の歩みを端的に伝えるためのものです。市販のものと大学で販売されているものがありますが、応募先企業が履歴書の書式を指定している場合、それに従って提出しましょう。

 

「履歴書」について詳しく知りたい人はこちらから↓
インターンシップで企業に提出する「履歴書」の書き方のマナーとポイント

 

●エントリーシート

「ES」とも表現されるエントリーシート。記入項目は企業が決めて作り、応募を希望する人に対して配布されます。企業によって質問項目は異なりますが、「自己PR」と「志望動機」が代表的な質問。自分の「能力」や「価値観」を伝えるのがエントリーシートとなります。

 

「自己PR」について詳しく知りたい人はこちらから↓
インターンシップの疑問解消! 自己PRの考え方・伝え方解説

「志望動機」について詳しく知りたい人はこちらから↓
どう考える? どう伝える? インターンシップの志望動機

 

履歴書やエントリーシートは、申し込み時に提出するケースや、面接時に持参、面接会場で記入するケースがあります。また、提出方法もWebや郵送、持参などさまざまです。企業によって提出のタイミング・方法が異なりますので、選考情報をしっかりと確認しましょう。

 

2. 適性試験・筆記試験

主な試験には、適性試験と筆記試験の2つがあります。受検形式もWebで受けたり、テストセンターや選考会場で受けたりとさまざまです。適性試験は、いずれのテストも限られた時間内で行います。慣れない試験にあわてないためには、どんな問題があるのか、事前に体験問題を解いておくのがオススメです。リクナビではオリジナル問題の「言語・非言語Webテスト」を解くことができるので、ぜひ活用してみてください。

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選考に向けて準備する学生

 

企業担当者のアンケートでは実施率が2.3%と少数ながらも、「対策をしておけばよかった」という声をよく聞くのが筆記試験。業界や職種・仕事、時事に関するテーマをもとに、小論文や英作文が出題される場合もあります。外資系企業では、問題文を英語で記載している場合もありますので、自分が受ける企業の筆記試験については、過去どのような出題形式や内容だったのか、情報を集めるようにしましょう。

 

3.面接

主な面接の形式としては、個人面接・グループ面接・グループディスカッションの3種類があります。応募者が多い場合などは、面接は1回だけでなく、1次面接・2次面接と複数回行われる場合もあります。

 

●個人面接

個人面接は、学生が1人で受ける形式の面接。面接担当者も1人のマンツーマン形式で行われることもありますが、面接担当者が複数のケースもあります。学生1人に対して、じっくり時間をかけて、深く掘り下げて聞いていく形式です。

 

●グループ面接

グループ面接とは、複数の学生を同時に質疑応答し、審査する形式。エントリーシートと同様に、志望動機や自己PRについて聞かれることが一般的。インターンシップの内容をしっかりと理解し、なぜこのインターンシップに取り組みたいのか、自分のどのような点をインターンシップで生かしたいのか、などを答えられるように準備しておきましょう。

 

●グループディスカッション

同じく複数で行う選考として実施されることが多いのが、グループディスカッション。こちらは複数の学生が与えられたテーマについて議論し、結論を発表。そのプロセスを人事担当者が審査する形式などがあります。議論するテーマは、企業の商品やサービスにかかわる内容で、「当社看板商品の売り上げを2倍にするにはどうしたらいいか」というものや、その時に話題となっている時事に関するものなどがあります。日ごろから身の回りのことに関心を持って「自分はどう思うのか」考えることを意識したり、ニュースをチェックしたりすることを心がけてみましょう。

 

「面接の準備」について詳しく知りたい人はこちらから↓
インターンシップ面接の準備で押さえておきたいポイントまとめ

「面接での質問」について詳しく知りたい人はこちらから↓
【インターンシップ面接の前に確認!】よく聞かれる質問と答え方のヒント

 

(3)最後に

インターンシップの主な選考には、「書類」「適性試験」「筆記試験」「面接」がありますが、いずれも大切なのは、しっかりとした事前準備をしておくこと。試験は出題形式に慣れるだけでも、問題を解くスピードに大きな違いが出てきますし、時事に詳しくなっておくと、筆記試験やグループディスカッションなどで慌てずに済みます。まずは、自分の参加したいインターンシップの選考を知り、それぞれの選考に向けてどんな準備が必要か確認することが大切です。

 

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記事作成日:2017年8月31日
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