英語の面接もある!? 先輩たちの”外資就活”経験談

外資系企業への就職を検討し始めたら、選考内容や、英語力などの言語スキルを問われるかどうかなどが、気になるのではないでしょうか。そこで、実際に外資就活をした2017年卒業の先輩たちに、志望動機や選考内容について聞きました。

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(1)外資系企業とは?

経済産業省の「外資系企業動向調査」では、資本の3分の1以上が外国法人・外国人による出資である企業を「外資系企業」と定義しており、その数は3,332社(前年度比5.7パーセント増)と増え続けています。(経済産業省「平成27年度 外資系企業動向調査」より)

外資系企業の特徴、日系企業との違いについては、こちらから↓
外資就活の参考に! 先輩社員が語る“外資系と日系企業の違い”

(2)外資系企業の魅力は?

外資系企業にはどんな魅力があるのでしょうか?外資就活をした先輩たちに魅力を感じた点を聞きました。

待遇や評価

・実力主義で成果を評価してもらえる環境に魅力を感じたからです(社会・環境情報系4年/インターネット業界内定)

・給料が高いし、日系企業に比べて、風通しや雰囲気が良いので(情報工学・情報処理系大学院2年/通信業界内定)

グローバルに働ける

・身につけた英語力を生かせるのと、海外で働くことで視野を広げられると考えたため(農業・農学系大学院2年/製薬業界内定)

 

その他には、「グローバル化に伴って、今後ますます外資系企業が日本に入ってくると思い、将来性を感じたから(デザイン・芸術・音楽系4年/ソフトウェア業界内定)」という声もありました。
外資就活をした先輩たちが外資系企業を志望した理由には、待遇や評価の仕方、企業としての将来性や語学力の活用、海外駐在の希望など、それぞれさまざまな外資系企業ならではの魅力があったようです。

日本語しか使わない、海外出張・駐在のない企業や部署も

外資系企業を志望する人のなかには、「海外で働きたい」「海外で活躍したい」といった海外志向が強い人もいるでしょう。
ただ、外資系企業の日本支社で働く場合、企業や部署によっては「日本語しか使わない」「海外出張や海外駐在の機会はゼロ」といったケースも。
企業によっては、日本支社は日本でビジネスを展開するための拠点に過ぎず、海外出張や海外駐在の可能性は日系企業の方が多い場合もあるからです。
説明会やOB・OG訪問などを利用して、選考を受ける前に自分の理想とする働き方ができるかどうかを事前にしっかり調べておきましょう。

外資就活での英語を使った選考のイメージ画像

(3)選考では、日本語以外の言語を使う?

外資就活をするにあたって、語学力がどれだけ問われるかが気になる人も多いのでは?先輩たちに実際の選考はどうだったのかを聞いてみました。

・Webテストを英語で受けました(人文系大学院2年/インターネット業界内定)

・グループディスカッションの場面で、ほかの学生たちと英語で議論した(情報工学・情報処理系4年/マスコミ業界内定)

・個人面接で、「英語で自己PRをした後、世界の金融情勢について自分なりに分析し、語りなさい」という指示があり、即興で金融情勢について英語で語らなければなりませんでした(医学・歯学系4年/金融業界内定)

・韓国系企業の面接では、韓国語で会話するように言われたことがあった(法学・政策系4年/総合商社内定)

企業ごとに語学力を問われる選考があるか事前に確認・準備しよう

先輩たちの声を見てみると、外資系企業の選考では、日系企業に比べて語学力を問われる機会は多くなるようです。外資就活を考えているのであれば、選考を受ける企業が英語やその他の言語での選考を行うかどうかを、チェックしておく必要があるでしょう。また、選考の場面で語学力が問われる場合、早い段階から準備をしておく方が望ましいと言えそうです。

とはいえ、企業によっては、さほど高い語学力を求めずに、熱意や意欲などを重視している企業も少なくありません。外資系企業に興味があるのであれば、語学力に多少自信がなくても、あきらめずにチャレンジする価値はあるでしょう。

外資系企業の選考を受ける就活生

(4)日系企業の選考との違いは?

外資就活を経験した先輩たちは、語学力以外にも、選考の場面で外資系企業と日系企業の違いを感じていたようです。選考時期や選考そのもののスピードといった採用システムの違いや、選考時の重視ポイントや面接の雰囲気など、日系企業との違いは、あらかじめ知っておくに越したことはありません。

選考スケジュール

・選考時期が日系企業と比べて外資系企業の方が早かった(法学・政策系4年/コンサルティング業界内定)

選考スピードが速かったり、日系企業と採用スケジュールが異なるという点を挙げる先輩もいました。

Webテスト

・Webテストの形式が違いました。外資系企業の方が、あらゆる状況に臨機応変に対応できる人を求めているように思いました(人文系4年/メーカー内定)

面接

・面接では、語学力についての質問が多かった(人文系4年/製薬業界内定)
・面接の雰囲気が、日本の企業よりもフランクに感じました。また、臨機応変な切り返しができると面接担当者の反応が良い気がしました(経済・経営・商学系4年/生命保険業界内定)

面接については、総じて「フランクな雰囲気」「面接担当者との距離が近い」といった印象を受けた先輩が多かったようです。

選考の観点

・国内の企業は「この学生は今後、伸びていくだけのポテンシャルを秘めているか」という点から選考を行うのに対して、外資系企業は「今現在、どれだけの実力があるか」を見極めているように感じました。エントリーシートでの質問も、「将来こうなりたい」といった夢や希望だけでなく、「学生時代にどれだけ成果を上げたか」「会社の利益にどれだけ貢献できるか」といった視点からの質問が多いと思いました(社会・環境情報系4年/インターネット業界内定)

(5)興味のある企業の選考スケジュール、選考方式は事前に調べよう

外資就活を経験した先輩たちの声から、外資系企業の選考ならではの点があることがわかりました。
外資系企業にせよ日系企業にせよ、就活では、あなたに合う企業を選ぶことが何より重要。より自分らしく働ける企業に巡り合おうという気持ちで、外資就活を視野に入れてみてもよいでしょう。

選考スケジュールや選考方式は、企業ごとだけでなく、年度によって異なる場合も。興味のある外資系企業があったら、いつ頃から選考を始めるのか、どのような選考方式を取っているのか、事前に調べておくようにしましょう。

 

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記事作成日:2016年11月9日 記事更新日:2022年1月27日

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