「面接」は、どの選考プロセスよりも緊張する場面ですが、緊張し過ぎて自分らしく答えられないようでは、悔いが残ってしまいそうです。なるべく自分らしく、落ち着いて面接に臨めるように、先輩たちからアドバイスをもらいました。
目次
[グループ面接]
イベントサークル活動をアピールしようとしたが、先に自己PRをした学生のエピソードが自分の「イベントサークルで数千人を動員」というエピソードと似ていた上、「数万人規模」と、自分よりもはるかにスケールが大きかったせいで、何を言ったらいいかわからなくなってしまったことが。それからは、自己PRのためにいくつかエピソードを用意することで、ほかの学生の答えにいちいち動揺せずに、落ち着いて受け答えができるようになりました(金融業界内定)
[個人面接]
「当社が第1志望ですか?」と聞かれて、「第1志望です」と回答。続いて「第2志望」を聞かれたので、企業名を答えたところ、第1志望との間にあまりに共通点が少なかったせいで、「どういう『軸』で企業を選んでいるの?」と突っ込まれた。この時、自分の企業選びの軸がブレていることを痛感した(人材業界内定)
[個人面接]
IT系企業の面接で、「当社はこれからどんなシステムを手がけたら良いと思いますか?」と提案を求められ、自分なりに企業研究してその企業の問題点を指摘したところ、見事に突っ込まれて答えはしどろもどろに。企業によっては、このような質問をされることもあるので、選考に臨む際は企業研究をしっかりやるべきだと思った(IT業界内定)
そもそも面接は、学生と企業とのマッチングの場。企業の方も、学生の「素」の部分を見たいと考え、面接でもなるべく、あなたらしく答えてもらうことを望んでいます。とはいえ、緊張したり動揺したりするといつものあなたを出し切れない可能性もありますので、ある程度の準備は必要でしょう。 しかし、覚えておいて欲しいのは、面接では練習した通りに「上手く答えようとする」のではなく、面接担当者が聞きたがっていること、知りたがっていることに対して真摯に答え、面接担当者との「会話」のキャッチボールを成立させることが大切だということ。先輩たちも、面接の場でひと通りの失敗は経験した中で、その経験を次の面接に生かしているようです。
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寝坊することも想定して、前日のうちに持ち物はすべてバッグに用意しておきました。面接が1日に5件あることもあったので、面接会場と会場への行き方は、携帯のメモ帳にまとめておくようにしました。(マスコミ業界内定)
面接は朝早いこともありますので、寝坊などのハプニングの可能性も…。当日の朝に慌てずに出発できるように、前日の夜に必要な書類などの持ち物、面接の場での受け答えに必要な準備、着る予定のスーツやシャツなどを用意しておくと安心です。 また、面接会場は、今まで一度も行ったことがない初めての場所も多いはず。交通機関の遅延などで、面接の時間に遅れないために、多少、早めに現場に着くようにスケジュールを組んでおくといいでしょう。
学生専用の掲示板に、企業別にまとまった「過去の面接で出た質問」のデータベースがあったので、面接がある企業の質問に対して、面接前日に自分なりの答えをまとめるようにしていた(IT業界内定)
代表的な質問例である「志望動機」「学生時代に頑張ったこと」「自己PR」の3つについては、自分なりの回答を用意しておくと安心です。
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また、想定外の質問がきたとしても、慌てずに落ち着いて答えるように心がけましょう。どうしても緊張してしまう場合は、「緊張しています」と面接担当者に伝えると、気持ちが楽になりますので試してみてください。
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「面接会場の最寄り駅に着いたら、駅のトイレで身だしなみを整える」など、家を出てから面接会場に入るまでの一連の行動を“ルーティン”化して、験を担ぐようにしていました。面接会場に向かいながら聴く音楽も、前に面接がうまくいったときに聴いていた、テンションが上がる曲を、歩く時間から逆算してすべて決めておき、気持ちを盛り上げました(IT業界内定)
いつもと同じように行動することは、気持ちを落ち着かせることができるようです。「今日は面接だから!」と気張らずに、普段と変わらずに過ごすように心がけましょう。
面接中は表情が明るく見えるよう、口角を上げて話すように気を付けました。もともと、表情を作るのが得意ではなかったので、日ごろから「笑顔の筋トレ」をするように心がけていました。面接前日、入浴中に鏡を見ながら1分間で100回くらい口角を上げるつもりで練習しておくと、翌日速く口角が上がるようになり、自然な笑顔が作れて、気持ちも落ち着くようになりました(人材業界内定)
緊張してしまうと、下を向いてしまったり、表情が固まってしまったりすることがあります。すると、面接担当者に良い印象を与えられないことも…。事前に表情筋を動かすようにしておくと、表情だけでなく、気持ちも落ち着いて面接に臨めるようです。
入室する時から、「お願いします!」と元気よく、自分が一番楽しく話せるテンションであいさつする。周りを自分のペースに巻き込むことで、緊張もほぐれ、部屋の中も一気に和やかな雰囲気になった(マスコミ業界内定)
第一声で元気な声を出せると、その後の面接もスムーズに進むようです。また、元気な声を出すのは表情も明るくなるので、オススメです。
面接担当者がちょっと怖そうな人だったときは、「この人、家では良いパパなんだろうな」といった具合に、その人のプライベートや日常を勝手にイメージ。ほどよくリラックスした状態で、のびのびと受け答えができました(広告業界内定)
年齢が離れている人とのコミュニケーションに慣れていないと、面接で緊張してしまうこともあると思います。面接中にリラックスできるような自分なりの方法を見つけておくと、落ち着いて臨むことができるでしょう。 また、先輩たちの中には、友人やOB・OG訪問で会ったOBやOGに面接担当者役になってもらい、面接の予行演習をしたという人もいます。友人やOB・OGに相手役を頼んだり、学校のキャリアセンターの模擬面接を申し込んだりなどして、一度、誰かを相手に受け答えを体験してみるだけでも、本番の面接に臨む際の緊張は和らぐようです。また、頭で流れを理解しただけでは気づかないポイントにも気づくことができるようです。
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面接は、企業にとっても学生にとっても、将来一緒に働くかもしれない仲間と出会う貴重な場。あなたが企業のことを知りたいと思っているのと同様に、企業の面接担当者も面接で「この人はどんな人なのか」「どんな思いを持っているのか」といった観点から、あなたのことを知りたいと思っています。 もちろん、最低限の礼儀やマナーは必要ですが、あまりに堅苦しかったり、型にはまった言い回しを繰り返したりするだけでは、あなたの人となりや思いは伝わりません。ありのままの自分を伝えるためにも、自分なりの緊張対策、あがり防止策を講じて、自分らしくふるまえる環境を整えた上で、自信を持って面接に臨みましょう。
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