【先輩に聞く】就活の選考が上手くいかない時の気持ちの切り替え方

就職活動を進めていく中では、自分が希望した通りの結果にならないこともあります。特に、興味のある会社に提出したエントリーシートや面接が選考に通過できないと、気分は落ち込んでしまいがちです。では、先輩たちは就活中にそんな沈んだ気持ちを、どのように切り替えてほかの企業の選考に臨んだのでしょうか? 先輩たちのお話を聞いてみました!

(1)エントリーシートの選考に通らなかった時、どのように気持ちを切り替えた?

  • エントリーシートが通らない企業は、仮に面接まで進んだとしても、その先どこかで縁がないことがわかったはずと考えて、気にしないようにしました。むしろ、この段階で結果が出たことで、時間を無駄にせずに済んだと前向きに捉えるようにしました(男子学生/金融業界内定)
  • 志望度が高かった企業にエントリーシートが通らなかった時は、かなり落ち込んだ。その後、その企業のOB・OG訪問を予定しており、一度はキャンセルしようと思ったが、思い直してその方に会ったところ、「君は、別の企業の方がやりたいことができると思うよ」などと指摘してくださり、おかげで自信を取り戻すことができた。ひきこもらずに、積極的に会いに行ったのが良かったと思う(男子学生/人材業界内定)
  • エントリーシートは、信頼できる社会人の知人にとことん添削してもらったものを提出していたので、それでも通らなければ、「この会社は自分とは相性が良くないんだ」と割り切るようにしていました(男子学生/IT業界内定)

志望する企業でその能力を存分に発揮できるかどうかは、仕事内容や風土などの相性次第です。ですから、たとえエントリーシートが選考を通らなくても、「エントリーシートに書いたことが否定されたわけじゃない。合わなかっただけなんだ」と考えた先輩たちは、割り切って前に進むことができたようです。また、家族、友人、キャリアセンターの担当者などに目を通してもらうなどして、納得がいくまでエントリーシートを仕上げておけば、後から「ああ書けば良かった」などと後悔を引きずることもなく、次の行動に移れるでしょう。

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(2)面接の選考に通らなかった時、どのようにして気持ちを切り替えた?

  • 言いたいことをすべて出し切れた時は悔いが残らなかったので、気分が沈むことはなかったが、「うまく答えられなかった」「面接担当者との会話がかみ合わなかった」と悔いが残った時は、用意した答えの構成を見直したり、言葉尻を捉えられないように言い回しを変えたりするなど、次に生かそうとすることで前向きな気持ちを取り戻した(男子学生/IT業界内定)
  • 第1志望の企業から2次面接以降、連絡がこなくなった時はとても落ち込んだが、ちょうどその時大学のキャリアセンターの面談で「旅に出てリセットしたら?」とアドバイスが。近郊の観光地に一人で出かけて、風景を眺めたり神社でおみくじを引いたりするうちに、その企業でなくても自分が大事にしている価値観を実現できることに気づき、吹っ切れた(男子学生/人材業界内定)
  • 友人に会って話すのが一番でした。うまくいかなくて不安になっているのは自分だけじゃないと気づいて、気持ちが和らいだし、お互いを面接担当者に見立てて面接の練習をしたり、面接の振り返りを一緒にしたりすることで、自分の強みや、「話しているときに目が泳ぐクセがある」という改善ポイントを指摘してもらえたのも収穫でした(女子学生/広告業界内定)
  • 自分のすべてをさらけ出せたという達成感が持てず、自分のことを十分に理解してもらえなかったと心が沈んだ時は、面接でのやりとりを振り返って、「早口すぎて、滑舌が悪かったから、次からはゆっくりしゃべろう」などと自分のウイークポイントを見つけることで、「この面接は自分のウイークポイントをあらためるチャンスだったんだ」とポジティブに考えるように努めた(男子学生/マスコミ業界内定)
  • 面接担当者との相性もあるので、通らなければ通らないで、縁がなかったのだと切り替えた。面接時に露呈した自分の知識不足や理解不足があれば勉強し直したり、答えられなかった質問については、あらためてじっくり自分の考えをまとめたりして、次につなげる意識を持つことで、むしろ良い機会が得られたと捉えることができた(男子学生/金融業界内定)

やはりここでも面接を自分と企業との相性を測るお見合いと考えて、選考に通らなかった時は「縁がなかった」と割り切った先輩が多いようです。また、友人や学校のキャリアアドバイザーなど、信頼できる人との会話や助言を通じて、視野が広がったり、新たな気づきを得たりして、気分が晴れることも少なくないもよう。勇気を出して、悔いの残った面接を振り返り、反省材料として次の面接に生かすことで、より前向きな気持ちにもなれそうです。

【参考記事】

就活の強い味方、大学のキャリアセンターってどんなところ?

 

(3)今だからこそ言える! 後輩へのアドバイス

  • エントリーシートも面接も、その企業との相性を見極めるためのもの。その見極めのために僕が試したのは、その企業のOB訪問をした時に、「私がこの会社で働くとしたら、どの職種でどんなふうに働いているイメージがありますか?」と尋ねることでした。複数のOBから「営業に向いていると思う」と言ってもらえたことで、「人と話すのが好き」という自分の強みに気づき、もやもやせずに就活に向き合えるようになりました(男子学生/金融業界内定)
  • 自分を出し切れれば、たとえ先の選考に進めなくても悔いを残さずに、次への切り替えができるから、エントリーシートでも面接でも、自分を偽らずにさらけ出すのが何よりだと思う(男子学生/IT業界内定)
  • なるべく人と会って話しましょう。一人で机に向かっていても、凝り固まった自分の考えに固執してしまったりして、気持ちは晴れません。友人と面接の練習をしたり、OB・OGなどの社会人に自分の思いをぶつけたりを繰り返すことで、あいまいだった感情がクリアになったり、考えが深まったりして、気持ちも晴れると思います(男子学生/マスコミ業界内定)
  • 選考が思ったように進まないと、自分がどんな業界や企業に入りたいのか、将来何がしたいのかがわからなくなることがありますが、そんな時は「自分の幸せって何だろう?」という原点に立ち返ってみては? 私も、「この領域なら誰にも負けない」という専門性を身につけたいという志向に気づいてから、迷いがなくなり、気持ちがラクになりました(女子学生/広告業界内定)
  • エントリーシートが通らなかったり面接後に連絡が来なかったりして、モチベーションが下がった時こそ、内にこもらずに、積極的に外に出たり、人に会ったりすること。自分では気づかない視点を教えてもらえたり、いつもと違う風景や環境に身を置くことで、それまでは言葉にできなかった思いがクリアになったりするから(男子学生/人材業界内定)

(4)最後に

多くの先輩たちが言うように、エントリーシートや面接が選考に通らなくても、それは、自分がその企業と合わなかったということがおおいに考えられます。就活を、より自分らしく働ける企業と出合うためのものと捉えることが、選考の進み具合から受ける気持ちのダメージを和らげ、よりポジティブな姿勢で就活に向き合うことにつながるようです。「別の角度から考える」「悔いの残る経験を反省材料と考えて次に生かす」「誰かと会って自分の思いを話す」…気持ちを切り替え、前を向くためにできることは、いろいろあるようです。ぜひ立ち止まらずに、これからの出会いを自分からつかみにいきましょう。

 

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記事作成日:2016年11月9日

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