就活の筆記試験にはどんなものがある?先輩たちは事前にどんな準備をした?

就活の選考では、筆記試験が実施される企業もあります。「具体的にはどんな問題が出るのだろう?」「試験に向けて何を準備しておくとよい?」と気になる人もいるのではないでしょうか。就活を経験した先輩たちに筆記試験に向けてどんな準備をしたか、当日の服装などアンケートをした結果を紹介します。

筆記試験とは?試験の内容は?

就活の選考では、どれくらいの企業が筆記試験を実施するのでしょうか?就活を経験した社会人1~2年目の先輩たちに「就活中、筆記試験による選考はありましたか?」と聞いたところ、75%の人が「筆記試験の選考があった」と回答しました。

就活中の筆記試験、どんな問題が出題された?

続いて、筆記試験の選考があったと回答した先輩たちに、具体的な試験内容を聞きました。

■筆記試験には、どんな内容が出題されましたか?(n=375、複数回答)

「筆記試験には、どんな内容が出題されましたか?」アンケート結果のグラフ

筆記試験の出題内容で最も多かったのは、「能力に関する問題(国語、数学的な問題など)」(88.8%)、次いで「性格検査」(76.8%)という結果になりました。
また、「時事問題」(29.6%)、「小論文」(26.4%)が出題されたと回答した人が約3割、同程度の割合で「英語やそのほかの外国語に関する問題」(24.3%)も出題されたようです。

では、具体的にはどのような問題が出るのでしょうか?
筆記試験にはさまざまな種類がありますが、この記事では能力と性格に関する問題が出題される適性検査のひとつ、SPIについて出題内容や準備方法について紹介していきます。

SPIではどんな問題が出題される?

SPIとは

SPIとは適性検査の一種で、Synthetic Personality Inventoryの略語のこと。企業が採用を行う過程で、応募者の能力や人となりを把握するために、SPIの結果を活用します。

企業は、具体的には以下のようにSPIの結果を活用します。
・面接で学生を理解するための参考情報
・入社後の配属先を決めるための人物情報
・入社後にその人を上司に理解してもらうための人物情報

SPIの出題内容

SPIの出題内容は、大きく2つに分類されます。1つは、働く上で必要となる基礎的な能力を測る「能力検査」。もう1つは、応募者の人となりを把握するための「性格検査」です。

能力検査

能力検査では、職種の違いを超えて共通に要求される知的能力を測定しています。具体的には「課題に対して合理的に思考し、目的を定めそれに沿って行動し、効果的、能率的に事態を処理していく能力」を測ります。

能力検査には、「言語分野」と「非言語分野」の2種類の問題があります。言語分野は、言葉の意味や話の要旨を的確に捉えて理解できる力を測る問題です。非言語分野は、数的な処理や、論理的思考力を測る問題です。企業によっては、能力検査に英語の問題が出題される場合もあります。

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性格検査

性格検査は、日ごろの行動や考え方などについて多角的に質問することで、その人がどんな人なのか、どのような仕事や組織に向いていそうかなどの、人となりを把握します。物事や人、目標などに対する考え方に関する設問が提示され、自分にどの程度当てはまるかを選択していきます。

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SPI受検のポイント

能力検査の結果は、得点が高いほど良いというものではなく、その企業が求める能力水準を満たしているかどうかがポイント。求める能力水準は企業によって異なります。性格検査についても、求める人材は企業によって異なりますし、1つのタイプの人材だけを必要としているわけでもありません。自分に合った仕事や企業に出会うためにも、正直に回答しましょう。

SPIの受検方法は?

SPIには4つの受検方法があります。どの受検方法になるかは、応募先企業によって異なります。

Webテスティング

インターネット環境に接続できるパソコンから受検する形式のWeb適性検査です。
指定された受検期間内で都合の良い時間に、自宅や学校などのパソコンから受検します。性格検査の受検は主にWebテスティングになります。
スマートフォンからの受検は、推奨されていません。

テストセンター

SPIを開発するリクルートマネジメントソリューションズが用意する会場のパソコンから受検する形式のWeb適性検査です。能力検査の受検方法として、指定されます。指定された受検期間の中から都合の良い日程・会場を予約し、受検します。

Webテスティングやテストセンター受検の場合、所要時間は能力検査が約35分、性格検査が約30分です。

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ペーパーテスティング

応募先の企業が用意した会場で、マークシートで受検する形式です。所要時間は、能力検査が70分、性格検査が約40分です。

インハウスCBT

応募先の企業に出向いて、企業内のパソコンで受検する形式のWeb適性検査です。所要時間は、能力検査が約35分、性格検査が約30分です。

SPIの受検方法について詳しく知りたい人は、こちら↓
適性検査「SPI」とは?テスト内容やポイントを解説【体験版あり】

筆記試験を受けに行く就活生のイメージ

【先輩たちにアンケート】筆記試験に向けて、どんな準備をした?いつから準備を始めた?

「筆記試験に向けて勉強しておいた方がいい?」「具体的には、どのように準備をしていくといい?」と気になっている人もいるのではないでしょうか。そこで、先輩たちに筆記試験に向けて準備をしたか、具体的にどんな準備をしたのかをアンケートで聞きました。

筆記試験に向けて、準備した?

■就活の際、筆記試験に向けて準備をしましたか?(n=500、単一回答)

「就活の際、筆記試験に向けて準備をしましたか?」アンケート結果のグラフ

まず、「筆記試験に向けて準備をしましたか?」と聞いたところ、54.4%の先輩たちが「はい」と回答し、半数以上の人が筆記試験の準備をしていたことがわかりました。

準備をした理由を尋ねたところ、以下のようなコメントがありました。

・どんな問題が出るか不安だったから(教育業界/女性)
・企業によって筆記試験があるところとないところがあるから、事前準備のため(広告業界/女性)
・SPIは出題形式が特殊だし、大学では数学などをほとんどやっていなかったから(通信業界/女性)
・まずは試験に通らないと、次の選考へ進めないから(食品業界/女性)
・忘れていることが多かったので、復習のために準備した(冠婚葬祭業界/女性)

ほかにも「最初に解いたときにわからない問題が多かったため」(SI業界/男性)のように、筆記試験の問題を実際に解いてみて、準備の必要性を感じた先輩もいたようです。

一方で、筆記試験の準備をしなかった先輩の理由は、以下のようなものでした。

・学業と就活を両立させることが大変で、筆記試験対策をする時間を取ることができなかった(食品業界/男性)
・どんな問題が出るか想像がつかなかった(レジャー・アミューズメント業界/女性)
・何を準備したらよいかわからなかった(総合商社/女性)

そのほかには、「筆記試験のない企業を選んでいたから」(新聞業界/女性)、「問題の幅が広過ぎて勉強のしようがなかった」(総合商社/女性)のように、実際には準備をしなかったものの、自分が応募したい企業が筆記試験による選考を実施しているか、筆記試験の問題内容はどんなものか、事前に確認している人もいるようでした。

筆記試験に向けて、どんな準備をした?

筆記試験の準備をした先輩に、具体的にどのような準備をしたのか聞いたところ、以下のような回答がありました。

・参考書を買った(SI業界/男性)
・昔の教科書を読み返した(ファッション・アパレル業界/女性)
・大学の対策講座を受講した(SI業界/女性)
・筆記試験用のアプリを活用した(生命保険業界/男性)

加えて、「時間内に解く練習をした」(自動車業界/男性)という回答もありました。

SPIは、出てきた問題を正しく理解し、処理することが求められるテストであるため付け焼き刃で対策をしても、得点結果はさほど変わらないことが実証されています。時間内で解く以外にも、本番で自分の実力をきちんと出せるように受検方法や形式に慣れておくとよいでしょう。

先輩たちは、いつから筆記試験の準備を始めた?

筆記試験の準備をした先輩たちに、「いつから準備を始めましたか?」と準備の時期についてもアンケートしたところ、4月(23.2%)、12月(17.3%)、10月(11.4%)が多いという結果になりました。

【筆記試験の当日】持ち物、服装で気をつけることは?遅刻・欠席の場合はどうする?

最後に、筆記試験当日に気をつけておきたい服装や持ち物、遅刻・欠席の際の連絡について紹介します。会場に向かう前、確認してみてください。

持ち物は、試験によって指定がある場合も。事前に確認しておこう

筆記試験を受ける際、「筆記用具」や時間確認用の「スマートフォン」「時計」が手元にあると安心です。ただ、会場によっては、試験会場に準備してあるものを使うよう指定があったり、机の上に置いておくと不正と見なされたりする場合も。

また、テストセンターでSPIを受検する場合は、「顔写真つき身分証明書」と「受検票」が必要になります。試験の案内に、持ち物に関する注意事項が書いてあるか、確認してみましょう。

どんな服装で行くとよい?

試験会場に出向いて受検する場合、どんな服装で行くとよいか気になる人もいるでしょう。
テストセンターの場合、テスト受検が目的となるので服装の指定はありません。そのため、前後の予定に合わせてスーツ、オフィスカジュアル、それ以外の服装から選んで構いません。

ちなみに筆記試験当日の服装について、筆記試験を受けた先輩たちに聞いたところ、スーツを着ていった人が85.6%と最も多い結果になりました。

■筆記試験には、どんな服装で参加しましたか?(n=375、複数回答)

「筆記試験には、どんな服装で参加しましたか?」アンケート結果のグラフ

当日の遅刻・欠席連絡はどうするとよい?

試験会場に行く場合は、試験開始時刻の15分前までに到着していると、落ち着いて試験に臨むことができるでしょう。しかし、電車の遅延や体調不良、寝坊、道に迷ったなどの理由で開始時刻に遅れたり、欠席したりする場合は、わかった時点で連絡を入れましょう。

筆記試験の案内メールなどに記載されている担当者や部署宛てに電話をして、名前と受検予定の試験の開始時刻や会場、遅刻・欠席の理由を端的に伝えましょう。会場に到着したら、遅れてしまったことをおわびするようにしましょう。

電話するのが難しい場合は、メールをしておくと事前に連絡したことが相手に伝わります。

【調査概要】
調査期間:2019年4月23日~5月7日
調査サンプル:就活を経験した社会人1~2年目の男女500人
調査協力:株式会社クロス・マーケティング

 

記事作成日:2019年6月10日

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