企業から内々定をもらい、就活を終えた後、「内定式」の案内が届く人も多いのでは?内定式ではどんなことをするのか、出席に当たって、参加前に準備しておいた方が良いこと、持っていって良かった物について、内定式に参加したことがある先輩たちに聞きました。
「内定式」とは、企業が“内々定”を出した学生に対して、正式に内定を通知するために実施する式典のこと。
経団連の「採用選考に関する指針」では、「正式な内定日は、卒業・修了年度の10月1日以降とする」と規定されているため、多くの企業が10月に内定式を実施します。
内定とは、一般的に、学生が企業から「採用通知」を受け取り、「入社承諾書」を提出することによって相互に意思確認をし、労働契約が成立した状態のことを指します。
「採用通知」には労働条件や内定を取り消す場合の取り消し事由などが書かれており、多くの企業では、内定式で学生に交付します。
10月以前に企業から「内定を出す」と言われた場合、正式には労働契約が成立していない「内々定」になります。
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【専門家に聞く】「内定」と「内々定」の違い、内定取り消しの対処法
では、内定式では具体的にどんなことが行われるのでしょうか?内定式に参加したことがある317人の先輩たちにアンケートを実施しました。
■内定式では、どんなことが行われましたか?(n=317、複数回答)
アンケートの結果、半数以上の先輩が「社長や役員からのあいさつ」(70.0%)、「入社までのスケジュール案内」(56.5%)が行われたと回答しています。
そのほか、「内定証書授与」(44.5%)、「先輩社員との交流」(39.4%)、「事務手続き」(32.2%)がそれぞれ3割以上で続きます。
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内定者懇親会ではどんなことをした?参加のメリット、参加時の服装を知りたい!
内定式に参加するに当たって、準備しておいた方いいことはあるのでしょうか?内定式に参加したことがある先輩たちに併せて聞いてみました。
■内定式に参加する前、準備しておいて良かったこと、準備した方が良かったと思ったことはありますか?(n=317、単一回答)
アンケート結果は、準備して良かった・準備した方が良かったことが「あった」との回答が12.6%だったのに対し、「なかった」は76.3%にも上りました。内定式に向けての特別な準備は必要ないケースが多いようです。
ただ、内定式は、内定先企業が実施する式典です。確認不足で開始時刻に遅れることがないように、集合場所や時間については前日までにしっかり確認したいものです。
事前に準備をした方が良いことについては、以下のような意見が挙げられました。
続いて内定式に参加したことがある先輩に、持っていって良かったものを聞きました。
■内定式に参加するとき、持っていって良かったものはありますか?(n=317、複数回答)
多くの先輩が回答したのが「筆記用具」(79.2%)と「メモ帳」(65.6%)。持っていって良かった理由として、以下のような声がありました。
そのほかに、「ファイル」(42.6%)、「印鑑」(37.5%)といった回答も、以下のような理由とともに挙げられました。
内定式の案内に持ち物が記載されている場合もあります。持ち物を準備する際には、持っていかないといけないものはないか確認した上で、先輩たちの声も参考にしてみてください。
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【調査概要】
調査期間:2023年3月15日~3月22日
調査サンプル:2023年3月卒業の、内定式・内定者懇親会に参加した317人
調査協力:株式会社クロス・マーケティング
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