プロが教える就活メイクのポイント

就活が始まると、説明会や面接などで社会人と接する機会が多くなります。
その際、メイクで気をつけたいポイントはなんでしょうか?

大学などで就活時のメイクについて講演を行っている日本ビジュアル支援協会の講師・坂井ナオミ先生に聞きました。

就活でメイクは必要?

「そもそもメイクは必要?」「自信がないし、すっぴんではダメ?」と思う人もいるかもしれません。

就活時にメイクをするのは社会人としてのマナーや身だしなみの一つです。
メイクに限らず、ビジネスシーンにふさわしい服装や髪型などを考えて臨みましょう。

身だしなみとして清潔感のあるメイクをしましょう

OB・OG訪問や会社説明会、面接などで社会人と会うときには、TPO(Time:時、Place:場所、Occasion:場合)を意識してみてください。

メイクは、テクニックよりも清潔感など、身だしなみとしてのポイントを押さえておきましょう。

清潔感のある身だしなみメイクの方法

清潔感を演出する身だしなみメイクの5つのポイントをご紹介します。

ポイント1. 丁寧なスキンケアでベースを作る

スキンケアで化粧の持ちがアップ

メイクというとファンデーションや口紅などを塗ることに意識が向きがちですが、実はその一歩手前の“スキンケア”が重要です。

肌の手入れがおろそかになっていると、化粧崩れもしやすくなってしまいます。

化粧崩れは完全に防ぐことはできませんが、手入れが行き届いた肌なら、化粧の持ちもぐっと良くなることを覚えておきたいところです。

メイクの下準備をする女性

洗顔後は化粧水と乳液でスキンケアを

日々のスキンケアは、洗顔後に化粧水と乳液を丁寧に塗りましょう。

夏は肌がベタつくと感じる人が多いと思いますが、エアコンの風などによって夏の肌は乾燥しがちなもの。

適度な水分や油分を与えることで肌が落ち着くので、テカリやベタつきを抑える効果が期待できます。

ポイント2. ファンデーションは肌質に合わせて選ぶ

ファンデーションは自分の肌質に合ったものを選びましょう。

肌が乾燥気味の人はリキッドやクリームファンデーションが合いやすいと言えますが、これらはつけすぎると化粧崩れしやすくなる点に注意が必要です。

軽く化粧をしている印象にしたいなら、パウダーファンデーションがオススメ。
リキッドやクリームファンデーションよりメイク落としがスムーズなのもメリットです。

ポイント3. 口紅は肌の色味に合ったものを選ぶ

メイクをする際、大切なパーツと言えるのが「唇」です。 一般に、人と会話するときは相手の口元の動きには目が向くもの。

口紅できちんと形を取っておくと、口角を上げたときに笑顔がより伝わりやすくなります。

また、唇に赤みを加えることで、健康的に見える効果もあります。

メイクをする女性の口元

購入の際は試し塗りをして発色を確認する

口紅を買うときは、手の甲など自分の肌に試し塗りをして発色を確認しましょう。

人によって肌の色は異なるため、塗ったときに見た目通りの色が出るとは限らないからです。

店頭で試すことが可能な場合は実際に唇に塗ってみるのがオススメ。
自分の肌に同化してしまわず、健康的な赤みが出るものを選びましょう。

マットな質感のものを

口紅には塗ったときの質感のタイプがいくつかあります。

スーツは落ち着いた色味のものが多く、きちんとした印象を生み出すため、華やかな印象のメイクとはあまり相性が良くありません。

このため、ぬれたようなツヤ感が出るものではなく、マットな質感のものを選ぶ方がよいでしょう。

リップライナーや紅筆で土台を作る

口紅を塗るときは、まずは“土台”作りが大切です。

ファンデーションで軽く唇を押さえて“土台”を作ります。その上に、リップライナーや紅筆を使って輪郭をきちんと取ると、凛(りん)とした印象の唇になるでしょう。

ポイント4. 自然な形の眉毛を描く

顔の印象を大きく左右するのが、眉毛です。

眉尻を下げると困ったような顔に見えたり、眉頭を寄せると「思慮深そう」「気難しそう」といった印象を与えたりというように、眉の形によって相手が抱くイメージが変わることを覚えておきましょう。

パウダータイプとペンシルタイプのアイブロウの併用がオススメ

眉を描くときには、パウダータイプとペンシルタイプのアイブロウを用意するのがオススメです。

パウダータイプは、イメージしている眉の形に足りていない部分を塗り足すために使います。

パウダータイプで全体の形を整えたら、ペンシルタイプで眉尻など細かい部分を仕上げるようにするとスムーズです。

自然な眉の形を作るポイント

自然な眉の形を作るには、以下の3つのポイントがあります。

眉毛メイクのポイント

太さも印象を左右する

このほかに眉の太さも印象を左右するポイントです。 自分の生まれ持った眉毛の形を生かしながら、5ミリ以上の太さを一つの目安にしましょう。

眉毛を細くしすぎると疲れた印象を与えやすくなるので、注意が必要です。

描き終えたら横顔もしっかり確認

描き終えたら、できれば三面鏡を使って横顔も見てみるのもオススメです。
相手からどう見えるかを客観的にチェックできます。

ポイント5. チークやアイシャドウは必要に応じて使用する

身だしなみとしてメイクをする場合、ポイントメイクは眉と口紅だけで十分です。

チークも、“必ず塗らなければいけない”と思っている人が少なくありませんが、必須ではありません。 口紅を塗れば顔色は血色良く見えますから、無理に塗る必要はありません。

濃く塗ってしまうと、かえって不自然な印象になることもありますから、注意が必要です。

アイメイクをする場合

もう少しアイメイクをして眼力を出したい場合は、まつ毛をビューラーで巻いて少量のマスカラをつけてもよいでしょう。

アイシャドウをつけたい場合は、肌なじみの良いブラウン系のカラーがオススメです。

ただし、つけまつげやまつげエクステンションは、スーツの落ち着いた雰囲気にはそぐわないので避けた方がよいでしょう。

人に会う前にメイクの確認を

メイクしたてはきれいでも、時間がたつにつれて徐々に崩れていくものです。

就活中は、人に会う前に鏡で自分の顔を確認し、必要に応じてメイク直しをしましょう。

メイク直しに便利なグッズとメイク直しのコツ

ティッシュ、ファンデーションのパフ、清潔な綿棒の3つをメイクポーチに入れておくと、メイク直しに便利です。

直すときは、肌に脂が浮いていたらティッシュで軽く押さえてテカリを取り、薄くファンデーションを塗り直しましょう。

あとは口紅を塗り直す、アイメイクなどの崩れた部分を綿棒で拭き取ればOKです。

見せるメイクではなく身だしなみとしてのメイクを

身だしなみとしてのメイクは、一般的にメイク方法として紹介されている工程をすべて実践する必要はありません。化粧品や化粧道具も、最低限のものだけ用意すればOKです。

「かわいく」「きれいに」見せるメイクは普段楽しんで、就活の際は「身だしなみ」を意識してみましょう。「メイクは苦手」という人も、少しずつチャレンジしていきましょう。

 

【監修】一般社団法人日本ビジュアル支援協会(https://visualcommittee.jimdo.com/
大学やハローワークなどで就職活動をする方々へ「身だしなみヘア&メイク講座」「見た目のビジネスマナー講座」「外見術講座」など数々の研修や講演を実施。プライベートレッスンも行っている。また、「渋谷フォトスタジオなつ」を運営しており、就職活動用の証明写真の撮影を手がけている。

 

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