【就活の一般常識問題】出題例、オススメの勉強方法などを紹介!

就活の選考で一般常識問題を出題する際、企業がどんな問題を出題するのか、時事問題や国語、算数などのジャンルごとに具体的に聞いたアンケート結果を紹介します。また、SPIとの違いや一般常識問題の勉強法、選考のいつの段階で出題されるかについても紹介します。

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【一般常識問題】時事問題、国語、算数に関する問題が出題される傾向

就活の選考では、「一般常識」が筆記試験で出題されたり、面接の際に問われたりします。しかし常識とされる範囲は幅広く、どんなことが問われるのか、不安を感じる人もいるのではないでしょうか。

どんなジャンルの一般常識の問題が出題されたのか、人事担当者へのアンケート結果を見てみましょう。最も多いのは時事問題(69.5%)でしたが、国語に関する問題(54.7%)、算数に関する問題(50.6%)もそれぞれ半数以上の回答がありました。

※アンケートは2019年7月に実施しました。

■どんなジャンルの一般常識の問題を出題しましたか?(n=243、複数回答)

「どんなジャンルの一般常識の問題を出題しましたか?」アンケート結果のグラフ

一般常識問題で出題された問題例を紹介

具体的にどんな出題がされたのかを聞いたところ、以下のようなものがありました。

時事問題

  • 米中貿易摩擦について(不動産業界)
  • 環境問題(鉄道業界)
  • 働き方改革の趣旨について(食品業界)

このほか、「コンプライアンスとは何か」(コンサルティング業界)、「将来のエネルギー政策について述べよ」(総合商社)、「LCC(Low-cost carrier)の動向について」(航空業界)など、業界と関係のある時事問題を出題したケースも見られました。

時事問題について詳しく知りたい人はこちら↓

【就活の時事問題】企業の出題意図、試験に向けたオススメの情報収集法は?人事アンケートの結果を紹介!

国語に関する問題

  • 文章読解・小説から抜粋した文章の作者の意図を述べる(フードビジネス業界)
  • 漢字・ことわざに関する問題(ガス業界)
  • 古典からの出題(専門商社)
  • 四字熟語の意味(介護・福祉業界)
  • 800字の小論文(鉄鋼業界)

また、多くの企業が漢字の問題は出しており、同義語や反対語、漢字の読み書き、穴埋め問題などさまざまな形で出題されています。

算数に関する問題

  • 分数の計算(不動産業界)
  • 因数分解(教育業界)
  • 距離や濃度についての計算(レジャー・アミューズメント業界)

加減乗除の四則計算を出題していると回答した人事担当者は多くいましたが、中には「ニュートン算、旅人算、仕事算などの問題を短時間で数多くを回答する問題」(化学業界)や、「三角関数」(建設業界)を出題したという回答もありました。

社会に関する問題

  • 環境問題、インフラ問題(鉄道業界)
  • 社会問題の中から一つのテーマで小論文(建設業界)

地理・歴史・経済などの基礎的な問題も多く、国と首都、都道府県庁の所在地などを出題したという回答もありました。

また、「中国の人権問題」(総合商社)、「SDGsの取り組みついて」(美容業界)などの世界情勢や時事問題とかさなる出題も見られました。「直近の選挙に行った理由、行かなかった理由」(鉄鋼業界)など、記述を求めた出題もありました。

ビジネスマナー

  • 謙譲語と丁寧語の使い方(陸運業界)
  • 名刺の受け渡し、電話応対(レジャー・アミューズメント業界)
  • 案内状や手紙の書き方、SNSで注意することについて(建設業界)

ビジネスマナーでは、特に敬語や電話応対についての出題が多く、ほかには「上司や顧客の座る位置」(公務員)、「エレベーターの乗り方」(鉄道業界)などを問うものもありました。

理科に関する問題

  • 人体構造(製薬業界)
  • 元素記号(建設業界)
  • 化学の基本的な問題(銀行業界)

理科に関する出題を実施したのは、25.5%と全体の約4分の1ですが、「振り子の周期について」(コンサルティング業界)、「ブレーキについて」(鉄道業界)など物理に関する問題もありました。

各教科とも中学までの知識で解ける問題がある一方で、高校レベルの問題を出題している企業もあるようです。

その他

  • 金利計算(製薬業界)
  • 英語(電機業界)
  • スポーツについて(専門商社)

また、「業界の専門用語」(建設業界)、「幼児教育に必要な設問」(教育業界)など、業界と関係のある問題を出した例もありました。

一般常識問題とSPIの違い

就活の採用選考の中で実施される試験の一つとして、「SPI」を聞いたことがある人もいるでしょう。一般常識とSPIの問題にはどのような違いがあるのでしょうか?

一般常識

一般常識の問題は、語彙・文章読解の問題や計算問題などの社会人として一般常識とされる知識や、時事問題、業界に特化した内容など多岐にわたります。入社後に働いていく上で最低限求められる知識が身についているかの確認で出題されます。日々ニュースをチェックしたり、過去問題を解いたりするなどの事前準備ができる問題になります。

SPI

 SPIはリクルートマネジメントソリューションズが開発した適性検査です。企業は、SPIの受検結果を通して応募者の汎用的な知的能力や性格特性、それらを踏まえた仕事や組織の適性を把握することができます。出題内容は以下になります。

能力検査(言語分野・非言語分野)

働く上で必要となる基礎的な能力を測る検査。「言語分野」と「非言語分野」の2種類の問題から、「問われていることが何かを正しく理解し、どういったプロセスで考えれば答えが出そうかを合理的に考え、効果的・効率的に処理していく能力」を測ります。

SPIは出題された問題を正しく理解し、処理する力を測るテストなので、付け焼刃で対策をしても、得点結果はさほど変わらないことが実証されています。

なお、検査の結果は、得点が高ければ高いほど良いというものではなく、その企業が求める能力水準を満たしているかどうかという観点で見られています(求める能力水準は、企業によって異なります)。

性格検査

日常の行動や考え方などについての多角的な質問を通じて、その人がどんな人なのか、どのような仕事や組織に向いていそうかなど、人となりを把握します。

性格検査について、準備の必要は特にありません。ただし、回答する際は正直に答えるように心がけることが大切です。

SPIの問題について詳しく知りたい人はこちら↓

SPIはどんな問題が出る?能力検査・性格検査の問題例を紹介

一般常識の筆記試験を受ける就活生のイメージ

一般常識問題に強くなるためのオススメの勉強法

一般常識のように出題内容が多岐にわたる場合、どのような準備をしておくとよいのでしょう。また、どう情報収集すればいいのでしょうか。

先輩たちはどう備えたのかを500人にアンケートしたところ、特に多かった回答が「新聞を読み、日ごろからニュースに触れておく」ことでした。「記事を読むことが日本語力の向上に役立つ」(電力業界)というアドバイスも見られました。

また、公務員試験用の一般常識や秘書検定など「資格試験の問題集や対策本を利用した」人も。具体的な準備方法について、以下で紹介します。

新聞を読む・ニュースに触れる

  • 新聞を読む。いろいろな常識や世の中のことがわかり、自分の関心がないジャンルも幅広い情報が網羅されている(製薬業界)
  • 通学時間帯にネットニュースやまとめサイトを見るだけでもいいので、普段からニュースに接しておくこと(損害保険業界)
  • 新聞で気になる用語があれば辞書で調べる。言葉の解説記事にも注目(ソフトウエア業界)

過去問題を解く

  • 問題集を1冊やりきる(化学業界)
  • とにかく過去問を解いて出る傾向や自分の苦手分野・得意分野を知っておくといい(通信業界)
  • 中学受験生向けの時事問題対策本は非常にわかりやすいのでオススメ(SI業界)
  • 無料の過去問題アプリもあるので、移動の電車内など少しずつスキマ時間を使ってコツコツ続ける(ソフトウエア業界)

人と話す

  • ニュースを見て人と会話をする。考えたり、考えをまとめて表現したりする練習になる(インターネット業界)
  • 年上の人と積極的に話す。一般常識は年上の人との会話で身につくこともある(動物関連業界)
  • 日ごろから保護者や年上の方と経済の話や世の中で起きていることを話す(食品業界)

アンケートの中には「一般常識は社会人になってからも絶対必要な知識なので、勉強して損はないと思う」(不動産業界)という先輩のコメントもありました。

「何からやればいいかわからない…」と悩んでしまう人もいるかもしれませんが、日ごろから身の回りのことに興味や疑問を持ち、分からないことを調べたり、人と話して考えを深めたりすることを心がけ、知識の引き出しを増やしてはいかがでしょうか。

一般常識問題は筆記試験で出題されることが多い

一般常識は、書類選考・筆記試験・面接でも出題されることがあります。それぞれ選考のどのタイミングでどれくらいの企業が実施しているのでしょう。

■一般常識は選考のどの段階で聞きますか?(n=243、単一回答)

「一般常識は選考のどの段階で聞きますか?」アンケート結果のグラフ

最も多かったのは、筆記試験での実施(77.0%)で、次いで、面接(49.0%)で質問しているというものでした。

また、面接と答えた企業のうち、1次面接で「一般常識」を尋ねた企業は71.4%、2次面接63.0%、3次面接31.9%でした。最終面接でも26.1%が一般常識を問う質問をしていることがわかりました。

筆記試験や面接の前に、記事を参考に新聞やニュースで一般常識に触れるなど意識してみてください。

 

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【調査概要】
人事担当者向け
調査期間:2019年7月10日~7月11日
調査サンプル:「一般常識」を出題したことがある企業で、過去1年以内に新卒採用の選考に携わったことがある人事担当者243人
調査協力:ジャストシステム株式会社

先輩社会人向け
調査期間:2019年6月26日~6月28日
調査サンプル:就活を経験したことがある1~2年目の社会人500人
調査協力:楽天インサイト株式会社

記事作成日:2019年7月31日 記事更新日:2022年9月6日

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