内々定・内定をもらった後、企業から「内定者懇親会」の参加案内が届いた人もいるのでは?何が行われるのか、事前の準備が必要か、など就活をした先輩たちにアンケート。参加してみて感じたメリットや参加時の服装についても聞きました。
内定者懇親会では、どんなことをするの?事前準備は必要?
内定者懇親会とは、内定者同士や内定者と企業の社員との親睦を深めるために開かれる会のことです。具体的にどんなことが行われるのか、内定者懇親会に参加したことがある社会人1~5年目の先輩たちに聞きました。
「食事会」と「内定者同士の自己紹介」と回答した人が約6割
■内定者懇親会では、どんなことが行われましたか?(n=164、複数回答)

約6割の人が回答したのが、「食事会」(61.6%)と「内定者同士の自己紹介」(61.0%)。次に「先輩社員との交流」(42.7%)が続きました。内定者同士、先輩社員とのコミュニケーションの場として、内定者懇親会が開催されているようです。 「グループワーク」(41.5%)と回答した人にどのような内容だったのか聞いたところ、以下のような声がありました。
- おのおのの企画を当日までに考え、発表し、評価し合う(放送局内定)
- 2人組でインタビュー記事を作り他己紹介(自動車関連業界内定)
- 次年度の新卒採用活動の準備(損害保険業界内定)
- 内定先のサービスに関するディスカッション(専門サービス業界内定)
そのほかには、「職場見学」(33.5%)、「事務連絡」(28.7%)などと回答した人もいました。
約半数が内定者懇親会に向けて、事前に準備することがあったと回答
内定者懇親会に参加するに当たって、事前に準備することはあるのでしょうか。内定者懇親会に参加した先輩たちに聞きました。
■内定者懇親会に参加するに当たって、事前に準備することはありましたか?(n=164、単一回答)

アンケートの結果、51.2%の人が事前に準備することがあったと回答しています。 具体的には、以下のような事前課題が出されたという回答がありました。
- 企画書作成のノウハウを自分で考えること(放送局内定)
- 自己紹介用にパワーポイントでデータを作成した(通信業界内定)
- 自己紹介シートの作成課題があった(銀行内定)
- 自分が入社したらというテーマでレポートを書いた(SI業界内定)
内定者懇親会に参加するメリットは?欠席した人はいる?
内定者懇親会に参加するメリットはなんでしょうか?実際に参加した先輩たちに聞いてみたところ、以下のような回答になりました。具体的にどんなメリットを感じたか、先輩たちの声も併せて紹介します。
■内定者懇親会に参加するメリットを教えてください(n=164、複数回答)

入社後に同期になる人と知り合うことができた(69.5%)
- 知り合いがいるのといないのでは、新生活に向けてのストレスが違う(医薬品業界内定)
- 入社式ですぐ話せる存在になったから(鉄鋼業界内定)
- 同じ目標を立てている年の近い人たちと目標などを共感し合えることができた(建設業界内定)
- 入社まで不安ばかりだったが、内定者と連絡を取り合い疑問など解消できた(SI業界内定)
- 同じ境遇の人がいることで、安心感があった(教育業界内定)
- 悩み相談などをお互いにして、離れていても元気づけられた(アパレル業界内定)
入社後に先輩となる社員と知り合うことができた(43.9%)
- 早くからアドバイスをもらえる(建設業界内定)
- どのような人が働いているのか不安だったが話せて安心できた(ホテル業界内定)
- 先輩との会話に慣れることができる(専門サービス業界内定)
- 内線を受けたときなど、顔を知っているから安心できた(アパレル業界内定)
入社までに入社企業について理解が深まった(33.5%)
- 具体的にどういった製品を扱うのか、どんな働き方をしているのかがわかった(建設業界内定)
- オリエンテーションがあり、どのような働きをしなければならないのか知ることができた(病院内定)
- 入社企業の雰囲気や社風が伝わった(専門サービス業界内定)
社会人になる上で必要な知識を知ることができた(23.2%)
- 接遇マナーなどの研修があった(病院内定)
- 一般常識や専門的な知識を得ることができた(旅行業界内定)
- 学生と社会人の境目をはっきりさせられた(放送局内定)
内定式に欠席した理由は?デメリットを感じた人はいる?
アンケートの結果を見ると、「内定者懇親会に参加していない」人も3.3%いました。参加しなかった理由を尋ねたところ、「遠くて行けなかった」「卒業旅行と重なってしまった」「懇親会があったときはまだ内々定をいただけていなかった」など、さまざまな回答がありました。
「欠席したことでデメリットはあったか」については、「なかった」と回答した人が多かったものの、「内定者懇親会の出席者同士で仲良くなっていた」(介護・福祉業界内定)という声もありました。
内定者懇親会にはどんな服装で参加した?身だしなみで気をつけたことはあった?
内定者懇親会に参加する場合、どんな服装がいいのかも気になるところ。先輩たちにどんな服装で参加したのかを聞いてみました。
■内定者懇親会には、どんな服装で参加しましたか?(n=164、複数回答)

「スーツ」で参加した人が65.9%と6割以上を占める結果に。そのほか「オフィスカジュアル」(37.2%)、「普段着に近いカジュアルな格好」(18.9%)で参加した人もいました。 併せて身だしなみで気をつけた点を聞いたところ、以下のような声がありました。
- 髪の色が明るかったので、黒く染め直した(ソフトウェア業界内定)
- ネイルを落とした(銀行内定)
- 派手なメイクはせず、清潔感があるようにナチュラルメイクにした。髪も整えて香水などもつけないようにした(建設業界内定)
内定者懇親会では、内定先の企業の社員の人と接する機会もあります。就活を終えて明るくした髪の色を戻したり、普段より社会人に会うときに適したメイク、身だしなみを心がけたりしたようです。
社会人と接するときに気をつけたい服装のマナーについて、詳しくはこちら↓
社会人と接する最低限のマナー 服装編
内々定または内定を得た企業について、業界の情報をチェックしてみよう。
【調査概要】
調査期間:2018年8月1日
調査サンプル:就職活動を経験したことがある1~5年目の社会人210人
調査協力:株式会社ジャストシステム
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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。