インターンで交通費は出る?交通費支給のインターンを探すには?

「インターン(インターンシップ)に行きたいけれど、出費はできるだけ抑えたい…」。そんなときに選択肢に考えたいのが、交通費が支給されるインターンです。実際のところ、どのくらいの割合・条件で交通費支給のプログラムが実施されているのでしょうか?人事500人へのアンケート結果をご紹介します。

リクナビ2026では、インターンシップ等のキャリア形成支援プログラム4タイプの総称を「インターンシップ&キャリア」と呼びます。
この記事では、アンケート実施当時の「インターンシップ」について紹介します。

▼2026年卒向けの情報が満載▼

リクナビ2026に登録する

交通費が支給されるインターンは何割?その条件は?

まず、インターン参加者に対して交通費を支給しているかどうかを尋ねたところ、「支給している」と答えた人事は65.8%と、6割を超える結果となりました。

■インターン参加者に交通費支給はありますか?(n=500、単一回答)

「インターン参加者に交通費支給はありますか?」アンケート結果のグラフ

一方、「支給していない」と答えた人事は33.0%。また、「ケースによる」という回答も1.2%とわずかですがありました。
「ケースによる」と回答した人事に対して、どのような場合に交通費を支給するか尋ねたところ、次のような回答を得ました。

  • 参加者を選抜した上で実施する場合に支給(製薬)
  • 県外から来る学生にのみ支給(食品)
  • 特急利用者にのみ支給(総合商社)

このように、会場からの距離に応じて支給の有無が決められる場合もあるようです。

「交通費あり」のうち、約7割は上限額が決められていると回答

それでは、交通費の支給条件について詳しく見てみましょう。まず、金額について。交通費を「支給している」「ケースによる」と回答した人事に対して、支給できる交通費の「上限額」について尋ねたところ、「上限額はない」と答えた人事は29.6%で、70.4%は上限額を設定していることがわかりました。具体的な金額は「1001円〜3000円」が最も多く、24.5%でした。

■交通費の上限額(往復の合計)を教えてください(n=335、単一回答)

「交通費の上限額(往復の合計)を教えてください」アンケート結果のグラフ

このほかに、「実費に関係なく一定額を支給」(不動産)という声もありました。また、交通費支給は「ケースによる」と回答した人事の中には「往復の金額が2000円未満の場合、支給しない」(製薬)といった声もあり、下限額が決まっている場合もあるようです。

新幹線代や飛行機代が支払われるケースは2〜3割程度

次に、交通費を「支給している」「ケースによる」と回答した人事に対して、支給される交通費(交通手段)の種類を尋ねたところ、「在来線」の場合86.9%、「バス」の場合78.8%が「支給する」と回答。一方、「新幹線」「飛行機」といった遠距離の移動手段の場合、「支給する」という回答は、それぞれ35.2%と23.6%にとどまりました。

■支給する交通費(交通手段)の種類を教えてください(n=335、複数回答)

「支給する交通費(交通手段)の種類を教えてください」アンケート結果のグラフ

マイカーないし原動機付自転車などのガソリン代・高速道路利用料、あるいは、タクシー代といった、公共交通機関以外の交通費について「支給する」と回答した人事は、2割に満たない結果となっています。

実際、交通費支給の条件として、「公共交通機関に限る」(生命保険)、「自家用車やタクシー代は不支給」(電機)などの基準を用いている企業もあるようです。

インターンの内容・期間で支給の有無が変わるケースはまれ

次に、インターンの内容や期間によって交通費支給の有無が変わるかどうか尋ねたところ、「変わる」と答えた人事は3.0%。97.0%が「変わらない」という結果になりました。

■プログラム内容や期間によって、交通費支給の有無が変わることはありますか?(n=335、単一回答)

「プログラム内容や期間によって、交通費支給の有無が変わることはありますか?」アンケート結果のグラフ

「変わる」と答えた人事にどのような条件で支給・不支給が決められるか尋ねたところ、「3日未満のプログラムの場合には支給されない規定」(法律事務所)など、プログラムの期間に応じて決定しているという回答が複数見られました。

さらに細かな条件がある場合も

最後に、「上限額」「交通手段」「プログラム内容」以外の条件を設定している場合、どのような条件か尋ねたところ、挙がったのが次の条件です。

  • 領収書の提示(鉄道)
  • 定期券区間(自宅~学校)の金額を除いて支給(通信)
  • 経路の選択肢が複数ある場合、最も安い経路の交通費を支給(旅行)
  • 新幹線、特急列車利用の場合は、全席指定車両を除き自由席の金額を支給(教育)
  • 所属大学のキャンパス所在地からの公共交通機関の交通費を自社で計算して支給(化学)
  • 現住所がインターン実施場所と同じ、または、隣の都道府県である場合に支給(専門商社)

このように、企業によって交通費の支給条件は異なるため、交通費ありのインターンを探す際には、どのような条件で支給されるのか注意して見てみましょう。

加えて、交通費支給の条件として「領収書の提示(ないし提出)」としている企業は多いため、注意したいところです。

インターンシップに参加している学生たち

交通費が出るインターンを探すには

交通費支給のインターンはリクナビで検索することができます。なお、プログラムごとの具体的な支給条件は、各プログラムの内容が書かれているページに記載されています。企業やプログラムによって条件が異なるため、必ず確認しましょう。

▼2026年卒向け詳細情報▼

また、リクナビに掲載されているインターンプログラムの中には報酬が支払われるものもあります。興味のある人はチェックしてみましょう。

リクナビに掲載されているインターンプログラムの中には報酬が支払われるものもあります。興味のある人はチェックしてみましょう。

▼2026年卒向け詳細情報▼

 

リクナビを活用して、自分に合ったインターン探しを

人事に対するアンケート結果では、6割を超える企業が交通費支給のインターンを実施していることがわかりました。

このように、「交通費あり」のインターンを実施している企業も一定数あるので、出費が気になる人は、ぜひリクナビを活用して「交通費あり」のインターンを探してみましょう。もちろん、充実したインターンにするためにプログラム内容も要チェックです。

▼2026年卒向け詳細情報▼

リクナビ2026TOPへ

 

【調査概要】
調査期間:2019年7月30日~8月1日
調査サンプル:過去1年以内にインターンの選考に携わったことがある人事担当者500人
調査協力:株式会社クロス・マーケティング

 

インターンシップ&キャリアや就活準備に役立つ情報をX(旧Twitter)でも発信中!

「リクナビ就活準備ガイド」X公式アカウントはこちら

記事作成日:2019年9月20日
この記事をシェアしよう

合わせて読みたい記事