インターンシップの面接にどんな服装で行けば良いか悩む人もいるのではないでしょうか。 面接時の服装のパターンや、社会人と接する際の身だしなみとして意識しておきたいことを紹介します。
この記事で紹介する「インターンシップ」は、リクナビの名称に基づいた、就業体験のある5日以上のプログラムのことを指します。
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目次
(1)インターンシップの面接はどんな服装で行けば良い?
インターンシップの面接の服装は、主に「スーツ着用指定」「私服指定」「服装の指定なし」の3つのパターンがあります。 企業からの指定に合わせた服装で面接に臨みましょう。
(2)「スーツ着用指定」の場合の服装
スーツ着用の指定があれば、上下そろいの黒か濃紺あるいは濃いグレーのスーツで行くのが一般的です。シャツの色は白が基本になります。好みの色・デザインのものを着ても問題ありませんが、派手な色や変わったデザインは避けた方が無難でしょう。
スーツ着用時に気を付けるポイント
スーツを着用する際に気を付けておきたいのが靴下。足元は面接で座ったときなど、意外に目立つ場所です。 靴下の色はスーツの色に近い濃い色を選ぶようにしましょう。また、着席すると地肌が見えるようなくるぶしまでの短い靴下は控えるようにしましょう。
ボトムがスカートの場合には、丈に注意しましょう。 立って試着したときは、ちょうどよい長さに見えても、タイトスカートの場合、座ると上がってきてしまうことも。 面接のときに脚が気になって集中できなかったら、本来の自分を発揮できないかもしれません。立ったときにひざが隠れるくらいの丈を目安にすると安心でしょう。
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夏に活動している場合、暑い中スーツで過ごすのはつらいもの。 移動中はジャケットを脱いでいても問題ありませんが、会場施設に入る時に羽織るようにしましょう。 クールビズを推奨している会社では、ノーネクタイでの参加やジャケットを脱ぐように促してもらえることもあります。 なお、汗でシャツが透けてしまうこともあるので、肌着を着用しておくとよいでしょう。
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(3)「私服指定」の場合の服装
「私服でお越しください」と書いてある場合は、それに従って問題ありません。 ただし、あくまでも「スーツでなくてよい」という意味。 社会人が会社など公の場で着用する「オフィスカジュアル」の範囲と考えましょう。
私服の場合に気を付けるポイント
「オフィスカジュアル」であっても、面接など公の場では、ジャケットを着用するのが社会人と接する上でのマナーです。ジャケットの中には、襟付きのシャツやポロシャツ、ブラウスなど。カーキやベージュなどベーシックな色なら、黒や紺以外でも構いません。
私服の場合でも、夏場にジャケットは暑いものです。移動中はジャケット脱いで過ごしてもちろん問題ありません。ただ、会場施設に入る前には羽織ると良いでしょう。
(4)「指定がない」場合の服装
悩ましいのは「スーツ」とも「私服」とも指定されていない場合ですが、指定がなければ「スーツ」で行く方が無難でしょう。 「おしゃれ」は自分が楽しむためにするものですが、「身だしなみ」は相手や周囲の人のために意識するもの。 企業には、その企業の取引先のお客さまなどさまざまな人がいます。「周りの人が不快にならないか」を判断基準に、一歩引いた目線で考えるようにしましょう。
(5)インターンシップの面接時の持ち物の注意点
次に、インターンシップの面接時の持ち物について、気を付けておきたいポイントを解説します。
鞄
鞄は、派手な色のものやリュックサックは避け、手持ちの鞄の中でも、書類やペンが出し入れしやすい形のものを持っていきましょう。
時計
腕時計も装飾の少ないシンプルなものを選んで着用するとよいでしょう。 最近は時計をしていない人も少なくありませんが、仕事のシーンでスマホを出して時間を確認するのは業務外の所作をしていると受け取られかねません。時間は、腕時計で確認するようにしましょう。
アクセサリー
アクセサリーは控えめにしましょう。 スーツ着用が指定の場合は、ネックレスや指輪などアクセサリーはつけていかないのが一般的です。 私服の場合も、派手なものやおじぎをしたときにジャラジャラと揺れるタイプのものは避けましょう。
(6)インターンシップの面接時の髪型・メイク
髪型・メイクについても気になるところ。それぞれポイントをご紹介します。
髪型
髪型はおじぎをしたときに、髪が顔にかからないようにしておきましょう。 長い髪の人は、両サイドを後ろでまとめたハーフアップにするか、一つに束ねてあると安心です。
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メイク
ノーメイクだと「身だしなみを意識していない」という印象を与えてしまうこともあります。 会う相手の方に気をつかい、身だしなみに気をつけていますというサインとして薄くでも化粧をした方が、顔も明るく見えるはずです。
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(7)最後に
服装や髪型は、面接の際の副次的なものでしかありません。 ただし、座ったときにスカートの長さを気にしていたり、落ちてくる髪を気にしていたりすると、面接担当者も集中できません。第一印象で損をしないためにも、そして、限られた時間内での面接に集中するためにも、身だしなみを整えて面接に臨みましょう。
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【監修】峯 陽子さん
約20年の専業主婦の後、人材育成会社で企業の社内研修講師などを経て、独立。企業の会社研修の講師のほか、女性の社会復帰支援、学生へのキャリア育成セミナー・マナー講座なども担当。
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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。