就活の選考の中で、SPIの受検を求められることがあります。「どんな問題が出るの?」「回答の仕方は?」など不安に感じている人もいることでしょう。SPIには公式の模擬試験はありませんが、パソコンでの受検に慣れておくために、リクナビでできる準備をご紹介します。
リクナビオリジナルの「言語・非言語Webテスト」で、適性検査の回答形式に慣れておこう
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「言語・非言語Webテスト」を受検する
企業が採用を行う際、応募者の能力や人となりを把握するために「適性検査」と呼ばれるテストが行われることがあります。その適性検査の一つが「SPI」。リクルートマネジメントソリューションズが開発したもので、約60年にわたって多くの企業で利用されてきました。
SPIの受検結果からは、応募者の人柄や仕事への適性、どんな組織になじみやすいのかなどがわかります。
適性検査SPIの内容は大きく2つに分類されます。
1つは働く上で必要となる基礎的な能力を測る「能力検査」、もう1つは、応募者の人となりを把握するための「性格検査」です。
能力検査は、働く上で必要となる基礎的な知的能力を測る検査です。
具体的には、「言語分野」と「非言語分野」の2種類の問題を通して、「問われていることが何かを正しく理解し、答えを出すためのプロセスを合理的に考え、効果的・効率的に処理していく能力」を測ります。
そのため、言語分野では、語彙(ごい)力や読解力を測る問題、非言語分野では、数的処理や論理的思考力を測る問題が出題されます。
パソコンによる受検では、次の問題に画面が移ってからは前の問題に戻れない、制限時間になると自動的に次の問題に変わるなどWeb受検ならではの特性があります。
SPIの模擬試験ではありませんが、リクナビオリジナルのWebテストを受けてみることで、適性検査の回答形式に慣れておくのは一つの方法です。
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性格検査は、日ごろの行動や考え方に関する約300問の回答を統計的に処理することで、人との接し方や仕事への取り組み方などを把握し、人となりや、どのような仕事や組織に向いていそうかなどを知るための検査です。
具体的には、日常の行動や物事や人との関係、目標などに対する考え方について選択肢が提示され、「はい」「いいえ」または、「あてはまる」「どちらかというとあてはまる」「どちらかというとあてはまらない」「あてはまらない」などの選択肢から、より自分の気持ちに近いものを選択していきます。
性格検査の模擬試験を受けてみることで、自分の思考や行動の傾向、強みを知り、自己分析や自分が向いている業界や職種を研究するために役立てることができます。
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SPIの受検前に準備しておくとよいことや、企業がSPIの結果を通して知りたいことなどを紹介します。
本などでSPI対策の勉強をしても、結果はあまり変わらないことが実証されていますので、特別な対策は必要ありません。ただし、慣れない受検スタイルは戸惑いもあるものです。手元で計算して画面上で答えを選ぶ、次の画面に進むと前の画面には戻れないなど、パソコンでの受検には独特の回答方法や形式があります。戸惑うことなくスムーズに本番で受検できるよう、能力検査については次の2点について、経験しておくと安心です。
なお、性格検査は、本番で正直に回答することが重要で、特別な準備は必要ありません。
SPIは、採用の初期段階で選抜のために利用されるものとして知られていますが、そのほかにも、検査結果による客観的な評価を参考情報にすることで、学歴などではわからないその人が持っている知的能力を知ったり、短時間の面接だけでは把握することが難しい人柄や持ち味を理解したりするために活用されています。また、入社後の配属先の検討や育成プランの参考資料にも活用されています。
公式の対策本はありません。書店などで数多くのSPI対策の書籍が販売されていますが、いずれも開発元のリクルートマネジメントソリューションズが公認しているものではありません。
必要とされる合格点は企業によってそれぞれ異なり、○○点以上というような基準はありません。すべての問題を正解しなければならないわけではありませんので、落ち着いて解ける問題をミスなく回答しましょう。
Webテストやテストセンターで出題されるSPIの問題は、「問題ごとの制限時間」と「全体の制限時間」が設けられています。「問題ごとの制限時間」がくると、自動的に次の問題に進みます。時間内に解けない問題があっても、気持ちを切り替えて次の問題に集中しましょう。「全体の制限時間」内に出題される問題数は人によって異なります。焦ってすべて解こうとせず、解けるものを着実に回答しましょう。
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