インターンシップの疑問を解決!インターンシップQ&A

「どんなプログラムに参加するといい?」「参加するときに気をつけることは?」など、よくある疑問をQ&Aにまとめました!  

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インターンシップとは

インターンシップとは、ひと言で言うと「社会に出る前に仕事の場を体験してみること」。実際に仕事をしている人から直接話を聞いたり、仕事を体験してみたりすることで、自分のキャリアを考える機会となります。
また、会社説明会やOB・OG訪問などで話を聞く場合よりも、自分で現場の空気を感じることができるので、業種や職種、企業による仕事内容の違いや働いている人たちの雰囲気、企業風土の違いを知ることができます。

Q.  どんなプログラムがある?

A.  時間をかけて社員指導の下で就業体験ができる

具体的な内容は企業によっても異なりますが、社員指導の下で就業体験ができます。
2023年度に産学協議会(※)は従来のインターンシップ等のキャリア形成支援プログラムを4つのタイプに分けました。これにより、特定の要件(就業体験、実施日程等)を満たしたプログラムのみを「インターンシップ」と呼び、就業体験がないなど要件を満たさないプログラムは、「オープン・カンパニー」や「キャリア教育」などの別名称になりました。

リクナビ2026では、インターンシップ等のキャリア形成支援プログラム4タイプの総称を「インターンシップ&キャリア」と呼びます。その中で就業体験が必須かどうかと、実施日程で「インターンシップ」と「オープン・カンパニー&キャリア教育等」の2つに分類しています。この記事でも、「インターンシップ&キャリア」について解説していきます。

インターンシップ&キャリアについて

産学協議会が定めるキャリア形成支援プログラムについて、4タイプごとの参加対象、就業経験の有無、所要日数などの違いを詳しく知りたい人はこちら↓

新しいインターンシップの定義とリクナビ2026の「インターンシップ&キャリア」について

※産学協議会は、経団連と大学が直接対話する枠組みとして発足した「採用と大学教育の未来に関する産学協議会」の略称

Q.  アルバイトとの違いは?

A.  社員と同じ視点で企業を見ることができる

仕事を経験するという点では、アルバイトもインターンシップ&キャリアも同じように感じる人もいるでしょう。しかし、その目的や体験できる内容は大きく異なります。
アルバイトでは、企業は学生を労働力として見ているため、仕事の現場でも「販売」や「サービス」など、企業の一部の機能を見るにとどまる場合がほとんどでしょう。

一方で、インターンシップ&キャリアの主な目的は、学生が仕事や業界を理解することにあります。そのため、業界や仕事の全体像がわかるように、また、社員と同じような視点で企業を見ることができるようにプログラムが設計されているのが特徴です。アルバイトよりも、自分に合った働き方や仕事など、将来の可能性を幅広く探ることができるでしょう。

取り組み方によっては、アルバイトでもインターンシップ&キャリアと同様の効果を得られることもあります。担当の仕事の領域だけでなく、会社全体を知ろうとする努力をしたり、先輩社員の仕事をじっくり観察したり、社風を肌で感じたりすることで、仕事研究や自己分析のチャンスにできるはずです。

Q.  インターンシップ&キャリアはお金が出る?

A.  企業・プログラムによってさまざま

企業・プログラムによって、有償のものや無償のものがあるため、さまざまです。また、交通費のみ支給、交通費プラス昼食代支給のものもあります。
リクナビでは「報酬あり」のインターンシップ&キャリアを探すこともできるので、気になる人はチェックしてみましょう。

Q.  興味だけでインターンシップ&キャリアに参加してもいいの?

A.  真剣に取り組めば、動機は興味だけでも十分!

もちろん問題ありません。「興味がある」というだけでも動機は十分です。きっかけはちょっとした興味でも、企業は学生により有効な時間を過ごしてもらうために、さまざまな工夫を凝らし、入念に準備をしています。参加するからには、それぞれのプログラムに真剣に取り組みましょう。

Q.  インターンシップ&キャリアに参加するために、本格的な自己分析や仕事研究は必要?

A.  参加までに仕事内容を知っておくと、有意義な機会になる

本格的に自己分析や仕事研究をする必要はありません。しかし、参加までに大まかに企業や業界の仕事内容を知っておくとよいでしょう。例えば先輩と話したり、仕事を体験したりするときに、ある程度知識がある方が理解度は高くなり、有意義な時間を過ごすことができるからです。

エントリーシートや面接での選考がある場合は、「なぜ応募したか」を問われることもあります。「なぜ自分はこのインターンシップ&キャリアに興味を持ったのか」「参加して何を得たいか」を伝えられるように、考えておくとよいでしょう。

Q.  興味のある企業・業界以外のインターンシップ&キャリアは参加しても意味がない?

A.  数多く参加することで、自己分析や興味の幅を広げるきっかけに!

興味のある企業・業界が決まっている人も、ぜひほかのインターンシップ&キャリアに参加してみましょう。それによって、なぜ自分が興味を持っているか明確になるはずです。ほかの企業・業界を実際に知ることで、興味の幅が広がることもあるでしょう。

また、興味のある企業や業界だけに限定すると、参加できる機会が限られてしまうデメリットもあります。「私はこういうことを面白いと感じるんだな」「こんな社風が居心地いいんだな」など、自己分析を深める機会にもなるので、複数の企業に、幅広く参加してみましょう。

Q.  インターンシップ&キャリアに参加したいけれど、できそうにない

A.  短期間でも参加できる、オープン・カンパニーやキャリア教育などのプログラムを探し、どうしても参加できない場合は、Webセミナーなどを活用してみよう

専攻やゼミなどで忙しくてインターンシップに参加できない人や、学業は優先しなければならない人も、まずは参加できそうなプログラムを探してみましょう。インターンシップの実施日数は5日間以上とされていますが、オープン・カンパニーやキャリア教育は1日から参加できるプログラムがあります。

たとえ期間が短くても、将来のキャリアについて考えを深められる貴重な体験であることは同じです。これまでの社会人や仕事のイメージがガラリと変わることもあるかもしれません。「働くリアル」に触れることで、卒業後の自分の働き方を考えるベースになるだけではなく、そこで出会う社会人・学生といった人脈も大きな収穫になるでしょう。

また、学校や居住エリアの近くでインターンシップ&キャリアを実施しておらず、参加できないというケースもあるでしょう。そんなときに活用したいのが、Webセミナーです。自宅や学校にいながら、実際に活躍中の社会人が仕事の醍醐味(だいごみ)、苦労話などを本音でトークする動画などを見ることができます。LIVE配信では、チャット機能を使って質問できる場合もあります。

Q.  就活本番の採用選考と関係あるの?

A.  インターンシップは採用選考や、6月以前の早期採用選考プロセスに関係する

産学協議会が定めたキャリア形成支援プログラムのうち、リクナビ2026で「インターンシップ」と表記している、「タイプ3汎用的能力・専門活用型インターンシップ」と「タイプ4高度専門型インターンシップ」は、就活本番の採用選考にも関係があります。

2023年度より、企業はインターンシップ時の評価を含む参加学生の情報を、卒業・修了前年次の3月1日以降は広報活動に、卒業・修了年次の6月1日以降は選考活動に生かしてもよいとされました(※)。また、2026年卒(26卒)採用からは、タイプ3の中でも、春休み以降に実施される2週間以上の「専門活用型インターンシップ」に参加し、高い専門的知識や能力があると判断された学生は、6月以前のタイミングから採用選考プロセスに移行できるようにもなります。

ただし、インターンシップへの参加経験は、採用選考に必須ではありません。インターンシップへの応募や参加をしていない企業に対しても、採用選考にエントリーが可能です。
なお、就業体験を伴わず、インターンシップとは呼ばれない「オープン・カンパニー」や「キャリア教育」などで得た学生情報は、採用選考活動に生かすことはできないとされています。

※卒業・修了前年次とは、大学3年生、大学院1年生、短大1年生など。卒業・修了年次とは、大学4年生、大学院2年生、短大2年生などを指します。

2026年卒(26卒)採用のスケジュールを詳しく知りたい人はこちら↓

【2026年卒】就活スケジュールを解説!26卒はいつから何を始める?

参加するためには選考がある?選考のために準備しておくことは?

Q.  インターンシップ&キャリアは選考はある?

A.  プログラムによるので、募集要項をチェックしよう

選考があるかどうかは、実施する企業やプログラムによって異なります。インターンシップは、企業が就業体験を指導できる人数に限りがあるため、エントリーシートや面接、適性検査などで参加人数を絞るケースがあります。一方、オープン・カンパニー&キャリア教育等は就業体験必須ではないので、インターンシップに比べると間口が広い可能性があるでしょう。

同じ企業であっても、インターンシップには選考があり、オープン・カンパニーなどのキャリア教育では選考がないといったケースも考えられるため、詳細は募集要項をチェックしましょう。

Q.  どんな選考がある?何を見られている?

A.  エントリーシートのほか、面接やグループディスカッションも

選考プロセスは、企業によって異なるので、募集要項で確認しましょう。エントリーシートなどの書類提出だけの場合もあれば、面接やグループディスカッションも行う企業もあります。

選考を行う場合、「せっかくなら意欲のある学生に参加してもらい、多くのものを持ち帰ってほしい」と考える企業もあるようです。特別なスキルや経験というよりは、応募の動機や学生時代の過ごし方などの質問を通じて、意欲や物事への取り組み姿勢を見られていると考えればよいでしょう。

Q.  エントリーシートにはどんな項目がある?

A.  問われるのは意欲や物事への取り組み姿勢

  • 応募の動機
  • 学生時代に頑張ったこと
  • 自己PR

などの質問を通して、企業が特に見たいと考えている、意欲や物事への取り組み姿勢を探ることが多いようです。

これらは、飾った言葉できれいにまとめようとするよりも、自分なりの表現で一生懸命さを伝えることが大切です。
文章を書くのは苦手だという人もいると思いますが、社会人になると、ビジネスメール、資料作成などで文章を書くことは避けて通ることができません。社会人になった際の練習も兼ねて、学生生活を振り返って文章にしてみるとよいでしょう。

Q.  面接ではどんなことを聞かれる?

A.  応募の動機や自己PR。等身大の回答が大事

面接でも、応募の動機や学生時代に頑張ったこと、自己PRなどが聞かれることが多いようです。これらの質問には答えられるように準備をしておきましょう。
企業は参加意欲を見ているので、意欲を明確に示すためには、その企業や業種の仕事内容について調べた上でどう感じたのか、何を学びたいのかなどを回答に交えるのもよいでしょう。

Q.  面接はどんな服装で行くとよい?

A.  私服でもいいが、カジュアルすぎに注意!

スーツと限定されていない限り、私服で行ってよいでしょう。ただ、スーツやジャケット着用の人が多い業界・企業などもあり、場違いな雰囲気を感じて気後れしまった人もいます。襟のあるトップスやシンプルな色みを選ぶなど、ビジネスカジュアルを意識して服を選んだり、清潔感のある服装を心がけたりするとよいでしょう。服装選びが不安な場合は、スーツで行っても問題ありません。

Q.  同じ時期に2社のプログラムに合格。断れるもの?

A.  すぐに連絡し、誠意を持って謝ること

開催時期が重なる2社のプログラムに合格した場合は、どちらかを断るしかないので、すぐに辞退する企業には連絡をしましょう。企業は選考そのものにも大きな労力をかけている上、ほかの参加したかった学生のことも考えれば、何も連絡せずにそのまま欠席してしまうのはよくありません。

「断ったら就活に不利になりそう」という心配はあまりしなくても大丈夫です。とはいえ断ることに気後れするようであれば、開催時期が重なるプログラムは自分の中での優先度を検討して、1社に絞ってから応募するとよいでしょう。

参加中に気をつけることは?

Q.  参加してよかったと思えるような取り組み方は?

A.  意欲や積極性によって、得られる情報や経験の量が変わる

企業は、できるだけ学生が得るものが大きいようにプログラムを組んでいます。しかし、それを貴重な体験にできるかどうかは、本人の意欲と積極性、目的意識の有無によって変わります。

より有意義な時間にするためには、参加前にその業界のことをある程度勉強し、確認したいことを考えておくことが大切です。発言の機会があれば積極的に手を挙げて、発言してみるのもよいでしょう。こういった意欲や積極性は、より多くの情報を得たり、経験の幅を広げたりすることにつながります。

また、「今回はこんなことを学ぼう」と目的やテーマをいくつか決めておくのも、オススメです。

  • 仕事のリアルを理解するために、先輩社員の本音の話をできるだけ聞くようにしよう
  • 就活で自信をつけるために、積極的に発言してみよう
  • 前に参加した会社と社風を比べてみよう

など、自分なりの目的やテーマを設定することで、何となく過ごすことはなくなるからです。ちょっとした意識の持ち方で、インターンシップ&キャリアを通して吸収できる量は大きく変わるでしょう。

Q.  参加中にミスをしてしまったけれど、大丈夫?

A.  失敗を恐れず、果敢にチャレンジしよう!

ミスは誰にでも起こりうるものです。ミスをしたらきちんと謝り、同じミスを繰り返さないような方法を考えることができていれば大丈夫でしょう。そもそも、インターンシップ&キャリアのプログラムでは、失敗したら取り返しがつかなくなるような仕事は、任されないはずです。

限られた時間の中で多くの経験と学びを得るためには、失敗を恐れずに積極的に取り組むことが大切です。失敗を恐れて自分の意見を言えなくなったり、課題に果敢にチャレンジできなくなったりする方が、もったいないでしょう。
とはいえ、先輩社員の仕事を手伝うときには、先輩社員の仕事を滞らせることにつながるケースもあるので、細心の注意を払って取り組むようにしましょう。

Q.  参加中の服装は?

A.  「仕事をする場」だという常識を踏まえる

面接の服装と同じように、スーツと指定がなければ私服でもよいでしょう。ただし、これもラフすぎないように注意は必要です。企業は「仕事をする場所」であることを忘れないようにしましょう。スーツで参加したとしても、必要がなければ、「明日から私服でいいよ」などと先輩社員が指示をしてくれるはずです。
もし、どうしても迷う場合は、参加する企業の担当者に事前に質問してみるのも一つの手です。

Q.  どうしても体調が悪い場合は?

A.  担当者に電話で連絡。マナーを守ろう

参加日に、どうしても体調が悪いということもあるでしょう。そういった場合は、当日欠席になっても仕方がありません。担当者に連絡を入れるなど、マナーを守れば印象は悪くならないので、無理をしすぎないようにしましょう。

当日休む場合、連絡は「すべてメールで」と指示されている以外は、電話を入れた方が確実です。朝からのプログラムであれば、担当者は準備に追われてメールをチェックできない可能性もあるからです。担当者が不在ならば、電話に出た人に休む旨を伝え、同時にメールも出しておくとよいでしょう。

Q.  先輩社員と飲みに行った。おごってもらってもいい?

A.  ごちそうしてもらったら、お礼のメールを出そう

参加期間中は、先輩社員とランチに一緒に行ったり、プログラム終了後に飲みに誘われたりすることもあるでしょう。この場合、会計に向かうときには、自分の財布を出して支払う準備をしておくなど、「自分の分は自分で支払うものだ」と考えておきましょう。

ただし、先輩がごちそうしてくれるというなら、固辞するのも印象はよくありません。「ありがとうございます」とお礼を言って、好意に甘えて大丈夫です。そして、インターンシップ&キャリア終了後には、指導への感謝も含めてメールでお礼の気持ちを伝えることを忘れずにしましょう。20歳未満は、たとえ誘われても、もちろん飲酒厳禁です。

Q.  参加中にお世話になった社員にメールしてもいいの?

A.  相手は目上。カジュアルすぎるメールはNG

メールアドレスを教えてもらった人事や先輩社員であれば、メールを出しても問題ありません。ただし、相手が目上であることを忘れず、絵文字やくだけた言葉遣い、「(笑)」など、度を越した気軽なメールは避けた方がよいでしょう。「社会人は忙しい」ことを念頭に置き、すぐに返事が来ないからといって、催促したりしないことも大切です。

特に注意したいのは、人事に対するメールです。採用に関する情報を質問しても、答えられないケースがほとんどなので、それらを理解した上でメールを書くようにしましょう。

参加後にやっておくとよいことは?

Q.  インターンシップ&キャリア参加の経験を仕事選びに生かすには?

A.  「なぜそう感じたか」をしっかり振り返ること

インターンシップ&キャリアを終えると、「この業界に入りたい」「○○の職種は面白そうだ」などポジティブな感想を持つ場合と、逆に「自分には合いそうもない」「面白くなさそうだ」などネガティブに感じる場合が出てくるでしょう。いずれにしてもインターンシップ&キャリアを仕事選びに役立てるには、参加後の「振り返り」が大事です。

例えば、「面白い」と感じるにしても、そのポイントは事業内容、商品、仕事内容、仕事の任され方、社長の考え方、社風など、たくさんあって、人によって感じ方は異なるはずです。
なぜ興味を持ったのか、持てなかったのか。面白い、面白くないと感じたのはどこか。自分に合う、合わないと思ったのはなぜか。このように、単に「よかった、よくなかった」だけではなく、自分の感じたことを分析してみましょう。

インターンシップ&キャリアの経験を通じて、「この企業や業界に入りたい」と思って就活をしても、思いがかなわないこともあります。そうしたとき、自分の「面白い、面白くない」「合う、合わない」というポイントを理解しておけば、ほかの企業や業種を検討するときにも役立つでしょう。

Q.  興味が持てなかったら無駄?

A.  社会人のものの考え方など、学べることはたくさんあるはず

前の項目で書いたように、参加した企業に興味が持てなくても、きちんと振り返りをすれば、自身の適性や志向を知る機会になるので、決して無駄ではありません。

たとえ、その業種そのものに興味が持てなかったとしても、社会や仕事の現場を経験し、先輩社員など社会人と話すことで、社会人のものの考え方、仕事のやりがいや厳しさ、ビジネスマナーなど、インターンシップ&キャリアで学べたことは多いはずです。「つまらなかった」と片付けてしまわず、学んだことを再確認してみましょう。自身の適性や志向を探るヒントもたくさん得ているはずです。

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