インターンシップ面接の準備で押さえておきたいポイントまとめ

インターンシップ実施企業の中には、参加者を選考するために面接を行う企業もあります。では、そうした面接を受けるにあたって、どのような準備が必要なのでしょうか。面接で聞かれることや、面接を受ける上での心構え、準備などについて紹介します。

この記事で紹介する「インターンシップ」は、リクナビ2026の名称に基づいた、就業体験のある5日以上のプログラムのことを指します。
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(1)面接に臨む前にどんなことを押さえておくべき?

1. 業界・企業研究

なぜその企業に興味を持ったのか、どんな所に魅力を感じているのか、などを改めて明確にするため、応募先企業の業界・企業研究を中心に行うと良いでしょう。その際には、同業他社との違いその企業ならではの独自性などについても調べておくのがお勧めです。

業界・企業研究について、方法やポイントはこちらから↓
「業界研究の方法・ポイントを徹底解説!」
「このポイントを押さえよう! 就活に役立つ企業研究のやり方」

2. 自己分析

業界・企業研究を進めると共に、自己分析をすることも忘れずに。その企業のインターンシップに応募した動機を、自分の経験を踏まえて話せると、より企業への熱意も伝えることができるでしょう。

自己分析の目的や方法はこちらから↓
「“自己分析“は就活でどうして必要なの? 方法は?」

3. エントリーシート、履歴書など

応募先企業から「面接時に持参するように」と事前に指示がある可能性も。その際は、適宜対応できるようにしておきましょう。手書きの場合に注意したいのが、使用するペンについて。「消せるボールペン」は、公的文書での使用を禁止されている場合が多いです。企業に提出する書類などでの使用は避けるようにしましょう。

4.就活準備品

スーツや靴、カバンなどのグッズは、就活準備期間に用意しておきましょう。インターンシップ参加時の服装は、特に私服を指定されない限りは、スーツが無難です。

その他、準備しておきたい就活準備グッズについてはこちらから↓
「準備できてる? 定番の就活グッズ15選」

(2)インターンシップの「目的」を改めて確認しておこう

そもそもインターンシップは、文部科学省によると「学生が在学中に自らの専攻、将来のキャリアに関連した就業体験を行うこと」と定義されているように、就業体験の“制度”のことを指しています。参加することで、その企業・業界への理解が深まるだけでなく、「自分が何を面白いと感じ、何にやりがいを感じるのかを体感すること」にもつながります。インターンシップの多くは、採用活動のように内定に直結するわけではありませんが、自分の価値観や、今後の方向性に気づくには、またとない機会になります。この経験が、その後の就活に生きてくるのです。

インターンシップのディスカッションをしている人々

(3)インターンシップ面接では、どんなことを聞かれる?

1.「参加する目的」「自分(学生)自身のこと」の2つを主に問われる

インターンシップの面接で聞かれる内容は、一般的に、「参加する目的」「自分(学生)自身のこと」の2つに分類されます。

2.「参加目的」を問う質問例と答え方のヒント

・「なぜ当社のインターンシップに応募したのですか?」
「実際に働いている仕事風景を間近で見てみたい」「仕事内容に興味があった」など応募動機を自分の言葉で率直に答えましょう。その際は、自己分析で明確になった「自分の企業選びの軸」、業界・企業研究で感じた「自分がその企業に魅かれた理由」を踏まえて具体的に答えられると、企業の担当者にも伝わりやすくなります。

・「当社のインターンシップを通じてどんなことを学びたいのですか?」
「この仕事が自分に向いているかどうかを確かめたい」など、インターンシップに期待していることを答えましょう。そのためにも、プログラムの概要はきちんと理解しておきたいものです。
自己分析で見えてきた自分の価値観や興味・関心などとも関連づけて説明すると、より伝わりやすいでしょう

3. 「自分(学生)自身のこと」を問う質問例と答え方のヒント

・「自己紹介をしてください」
学生生活全般や、現在の自分についての紹介が求められています。

・「自己PRをしてください」
過去の経験を通して自分の強みを答えることが求められています。アピールポイントを強調することを意識すると良いでしょう。

・「学生時代に頑張ったことは何ですか?」
学生時代に力を入れた活動や、その結果や成果などについて答えましょう。結果や成果に至るまでのプロセスや、そのプロセスを通じて気づいたこと、学んだことなども伝えるとより説得力が増します。

・「あなたの強み、弱みは?」
「弱み」については、克服するための努力なども併せて答えられることが望ましいでしょう。

4.面接担当者から「何か質問は?」と言われたら?

面接の終盤では、面接担当者から「何か質問はありますか?」と聞かれることがあります。その企業のインターンシップに対する姿勢や、参加学生に求める人物像、社員の仕事への取り組み方、その企業で活躍するために必要なことなど、その企業で働いている人しか知らないことを教えてもらえる絶好の機会なので、ぜひ積極的に質問しましょう。

【逆質問の例】

・「インターンシップ生に求めること、期待していることは何ですか?」
・「どのようなスキルを身につければ、御社の仕事に役立てることができますか?」
・「仕事をしていて、うれしかったこと・苦労したことを教えてください」

よく聞かれる質問や逆質問について、詳しく知りたい人はこちらを確認してみましょう↓
「【インターンシップ面接の前に確認!】よく聞かれる質問と答え方のヒント」

 

(4)インターンシップ面接時のマナーは?

1.身だしなみ

・スーツ
黒やネイビー、チャコールグレーが主流。ボトムスがパンツの場合は、折り目をつけて。スカートの時は、座ったときに膝上5cmセンチくらいが見えるのが目安です。シャツの色は白が基本です。

・私服
「私服でお越しください」と指定があるときも、ジャケットや襟のある服など、スーツと普段の私服の中間ぐらいにしておくのが無難です。

・髪形
ロングヘアは、お辞儀をしたときに髪が乱れないように、まとめた方が良いでしょう。

インターンシップ面接時の服装について、こちらの記事で詳しく紹介しています。参考にしてみましょうを見てみましょう↓
「スーツで行くべき? 私服でもいいの? インターンシップの面接にふさわしい服装とは」

2.あいさつ

企業の受付では、まずあいさつをした上で、自分の学校名と名前、用件を言いましょう。来訪先の担当者名がわかっている場合は、部署名や名前も伝えるようにしてください。

3.待合室

面接までの待機時間に待合室に案内されたら、案内してくれた方にお礼を言い、着席して順番を待ちます。足を投げ出したり姿勢が悪くなったりしないように注意し、応募者同士で大きな声で話すのも避けましょう。待ち時間はつい気を抜いてしまいがちですが、待機室からすでに面接は始まっているつもりでいましょう。

4.入室

名前を呼ばれたら、ドアをノック。「どうぞ」と言われてから、「失礼します」と言って部屋に入ります。学校名と名前を名乗り、面接担当者に勧められてから着席します。カバンは足元に置きましょう。

5.言葉遣い

敬語なのはもちろんのこと、ハキハキとした口調で話すことも大切です。意識して顔を上げ、面接担当者の目を見て話すように心がけましょう。

6.退室

面接が終わったら、「本日はお忙しい中、お時間を取っていただきありがとうございました」とお辞儀を。立ち上がる時に椅子を引いた場合は、元に戻しましょう。ドアまで進んだら、面接担当者の方に向き直り、再び「ありがとうございました。失礼いたします」と、あいさつをして退室します。

(5)面接での緊張を和らげるコツは?

インターンシップの面接は、「人生で初めての面接」となる人が多いかもしれませんが、緊張し過ぎて自分らしく答えられない事態は避けたいもの。「前日に一連の流れについてイメージトレーニングする」「面接会場に向かう間、好きな音楽を聴いてリラックスする」「面接前に身体(あるいはその一部)を動かす」といった方法で緊張をほぐすことは可能です。自分にとって効き目のある方法を見つけておきましょう。

緊張を和らげるコツについてもっと詳しく知りたい人は、こちらの記事を見てみましょう↓
「【先輩に聞く】面接で緊張を抑える方法」

(6)最後に

インターンシップの面接は、自分の思いを伝えられる貴重な場。礼儀やマナーは必要ですが、堅苦しく型にはまった言い回しを繰り返すよりは、自分の言葉で、ありのままの自分や熱意を伝えたいものです。十分な準備を整え、自信とゆとりを持って臨みましょう。

 

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記事作成日:2017年6月8日
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