インターンシップ時のカバン、選び方のポイントは?

インターンシップに参加する際のカバンについて、どんなものを持っていけばいいのか悩んでいませんか?そこで、就職・転職支援スクール、我究館にてコーチを務める八木橋育子さんに、カバンの選び方や注意ポイントを聞きました。

この記事で紹介する「インターンシップ」は、リクナビ2026の名称に基づいた、就業体験のある5日以上のプログラムのことを指します。
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インターンシップ時のカバン、何を持っていけばいい?

インターンシップに向けて、新たにカバンの購入を検討している人も、手持ちのカバンから選ぼうと考えている人もいるでしょう。まずは、基本となる考え方を紹介します。

カバンも「自分の第一印象」の一部となると考えよう

就業体験、職業体験の場であるインターンシップでは、企業の職場で実際に働く経験ができます。社会人と一緒に働くことはもちろん、その企業の取引先や顧客と接する可能性もあるので、学生であっても、社員と同様に「その会社の一員」とみなされることを意識するといいでしょう。社会人のマナーとしては、相手に不快感を抱かせないよう、清潔感ある身だしなみを心がけるものです。また、相手の信頼感を高めるために、TPOに合わせた服装をすることも重要です。

これらを踏まえてきちんと準備しておけば、選考の面接担当者だけでなく、インターンシップで指導に当たる先輩社員にも、より良い印象を持ってもらえるでしょう。「この学生は期待できそう」と思われた方が、より熱の入った指導を受けられたり、いろんな話を聞かせてもらえたり、自分にとってプラスになる部分も多くなるはずです。服装や髪型に比べて、カバンを重視しない学生さんもいますが、清潔感がないカバンや、TPOを考えていないカバンを使えば、悪目立ちしてしまう可能性があります。カバンも「第一印象の一部」となると考えましょう。

もしも自分では判断できず、迷ってしまう場合には、学校のキャリアセンターの担当者や周囲の先輩などに相談してみるといいでしょう。

カバン選びの注意ポイント

それでは、カバン選びの具体的な注意ポイントを紹介していきます。新たに購入する場合も、手持ちのカバンから選ぶ場合も、参考にしてみましょう。

「スーツ着用」「私服可」などの参加条件に合わせる

まずは、インターンシップの参加条件を確認しましょう。「スーツ着用」の場合には、スーツに合わせて、ビジネスバッグなどのかっちりとしたカバンを選ぶと、違和感のないコーディネートができます。逆に、「私服可」「服装自由」などの条件で、比較的、服装の自由度が高い場合は、かっちりとしたビジネスバッグは浮いてしまう可能性もあります。きちんとした印象は大事にしつつ、私服に合わせたカバンを選ぶといいでしょう。

企業のドレスコードを理解し、その場にふさわしいものを考える

参加条件を確認しても、「どの程度、かっちりしたカバンがいいのか」「どこまで自由に選んでもいいのか」を判断するのは難しいものです。そこで、企業のドレスコードを把握することをオススメします。企業によって、会社の文化や職場の雰囲気は異なり、ドレスコードも異なるものです。企業の採用ホームページをチェックし、掲載されている職場の写真や先輩社員の写真などを参考にしてみましょう。職場の雰囲気や社員のカラーを踏まえ、その場にふさわしい服装を考え、カバンをコーディネートしてみるといいでしょう。

「違和感があること」は「悪目立ち」につながると考える

その企業の職場で、「違和感がある」と思われそうなカバンは、「悪目立ち」につながる可能性があります。そのため、企業の文化や職場の雰囲気を考えた上で、違和感のないカバンを選ぶといいでしょう。もしも判断がつかず、不安に思う場合は、派手な色やデザインのバッグ、クタッとした布やナイロン素材のバッグ、ファーなどで装飾されたバッグ、ブランドロゴやキャラクターのプリントが目立つバッグなど、「ビジネスの場にふさわしくない」と思われそうなものは、避けた方がいいでしょう。黒や紺、グレーなど、主張しすぎない色で、かつ、単色のバッグが無難といえます。

「A4書類が入る」「床置きできる」などの機能面も考える

インターンシップでは、A4サイズの書類や資料を受け取ることが多くあります。折りたたまず、そのまま収納できるサイズのカバンを選んでおけば、書類を提出する際などにも、シワになっていないキレイな状態とすることができます。また、内ポケットなどの収納が機能的であれば、書類や筆記具などの出し入れも素早くでき、慌てず落ち着いて行動できます。

さらに、インターンシップでは、椅子に着席するなど、カバンを床に置くことも少なくはありません。クタッとした素材のカバンの場合、資料がはみ出して内容が見えてしまったり、倒れて中身が外に出てしまったりする可能性があります。ビジネスで扱う書類は社外秘も多いので、こうしたことがあると、「管理がきちんとできない」などのルーズな印象を与えかねません。カバンを選ぶ際には、しっかりとした素材で自立できること、ジッパーなどできちんと口を閉じられること、さらに、持ち運びやすいことなども含めて、考えてみるといいでしょう。荷物が多い場合は、近隣のロッカーなどに預けておく方法もあります。

また、斜めがけのストラップが付属しているカバンもありますが、スーツや服にシワがつきやすくなる恐れがあります。基本的にストラップは外しておき、手提げ形式で使用するといいでしょう。

手持ちのカバンを使う場合、汚れやすり切れなどのメンテナンスを

手持ちのカバンを使う場合は、汚れや剥げ、持ち手のすり切れなどをチェックし、メンテナンスをしておくといいでしょう。新品でなくても、清潔感を意識して、きちんと手入れしたものなら、問題はないといえます。また、手持ちのカバンを使う場合も、新品を購入する場合も、防水スプレーなどをかけておくと、汚れにくくなりますし、収納した資料などが雨でぬれることも防げるでしょう。

リュックの使用はケースバイケース

リュックについては、近年、ビジネス対応のものを使用する社会人が増えているので、ケースバイケースといえます。企業の文化や職場の雰囲気を含め、その会社のドレスコードに合っているかどうかを判断ポイントにするといいでしょう。インターンシップでは、椅子に座って荷物を足元に置くことも多いものです。面接担当者や周囲の先輩社員に、きちんとした印象を与えられるよう、リュックについてもしっかりとした素材で自立するものを選ぶことをオススメします。

また、内ポケットなどが少ないリュックの場合、底に荷物がたまってしまい、資料や書類が折れ曲がったり、必要なものが見つからずに慌ててしまったりする可能性があるので、注意した方がいいでしょう。

黒のビジネスバッグ

 

ビジネスバッグは、購入した方がいい?

ビジネスバッグは、今後の就活で使用することもでき、社会人となってからも使い続けられるものなので、今後も活用できそうな人は新しく購入するのもいいでしょう。新規で購入しない場合は、自分の人脈やITツールを駆使してみるといいでしょう。保護者や家族のバッグをメンテナンスして使ったり、学校の先輩に借りたり、友人・知人・親戚などに声をかけて譲ってもらったり、オークションサイトなどを活用して安価で手に入れたり、さまざまな方法があります。

インターンシップの面接選考でフラットに自分の話を聞いてもらうためにも、違和感やマイナスの印象を与えないような、きちんとしたバッグを準備しておいた方がいいと考えましょう。本人にとっても、「カバンを見られているかもしれない」などの気になる要素はなくした方が、受け答えに集中できるものです。

また、「購入するのが面倒」「買いに行くのは気が重い」という場合には、身近な人を誘って、一緒に出かけてみるのもいいでしょう。「スーツに合わせたカバンを選び、働くイメージを盛り上げる」というイベントとすれば、ポジティブな気分に切り替えることができるかもしれません。

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八木橋育子さんプロフィール画像

【監修】我究館 コーチ 八木橋育子さん

株式会社リクルートにて広告提案営業を経験した後、女性の社会進出に対する問題意識を持ち、女性の再就職・転職に特化した人材会社に転職。女性のみで構成される営業代行チームのマネジメントやキャリアコンサルタントとして、結婚・妊娠・出産などのライフイベントとキャリアの両立に悩む女性2000人以上を支援。自身の結婚を機に、「キャリアデザインを一人でも多くの人にしてほしい」という思いから2011年に我究館コーチに就任。学生、社会人の受講生を担当し、本人のあいまいな夢や、隠れた本音を明確にすることを得意とする。特に、女性の就・転職におけるマーケットに精通している。メイクアップや服装・マナー講座も担当。

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記事作成日:2020年1月20日 記事更新日:2022年7月5日
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