インターンシップに参加する目的・意味とは?【先輩たちにアンケート】

先輩や同級生がインターンシップに参加したと聞いたり、学校で参加を勧められたりしたものの、「参加する目的ってなんだろう?」「インターンシップでどんなことが得られるの?」と疑問を感じている人もいるのではないでしょうか。

そこで、実際にインターンシップに参加した先輩たちに、どんな目的で参加したのか、実際に参加してみてどう感じたかを聞いたアンケートの結果を紹介します。

インターンシップの参加目的とは?

インターンシップとは、就業体験を通じて、仕事や企業、業界、社会への理解を深めることができる制度のことです。数日間のものから1カ月以上にわたる長期のものまで実施期間はさまざまですが、社会に出る前にビジネスの現場を体感できる機会になります。

では、先輩たちはどんな目的でインターンシップ等(※)に参加したのでしょうか。2026年卒の先輩たちに実施したアンケートの結果を紹介します。

※「インターンシップ等」とは、インターンシップをはじめとした、オープン・カンパニーやキャリア教育を含むキャリア形成支援プログラムを指します。

インターンシップ等にはどんな目的で参加しましたか?についてのアンケート結果

最も回答が多かったのは、「業界・企業・職種の理解を深めるため」で85.2%。次いで「採用選考に役立つと感じたため」(65.4%)という結果になりました。具体的にコメントしてもらった参加目的をそれぞれ紹介します。

業界・企業・職種の理解を深めるため

  • 興味のある企業の職種説明や、社員との座談会、実際の就業体験を通して、企業の社風や仕事内容が自分自身に合っているかを知るため
  • 実際の現場を見て、自分が働いたらどうなのかという体験をするため
  • ・企業や職種についての理解を深め、働くイメージを形成するため
  • ・企業にどんな人がいるかを知るため

インターンシップ等には「その職場で働くイメージ」をつかむために参加したという意見が多く寄せられました。特に、社員との交流や実務に近い体験を通して、自分との相性を見極めたいと考える学生が多いようです。

採用選考に役立つと感じたため

  • 選考の際に有利だと感じたから
  • 面接で話せるエピソードを作るため
  • インターンシップに参加することで早期選考につながる企業もあると聞いたため

また、インターンシップ等の経験を本選考にいかしたいという意見も多く見られました。ただし、インターンシップ等の参加状況は、本選考の合否にはほとんど影響がありません。あくまで企業理解や自己分析を深める機会と考えると良いでしょう。

インターンシップに参加して得られたことは?

就活を終えた先輩たちは、インターンシップ等をどのように振り返っているのでしょうか。ここでは、2026年卒の先輩たちへのアンケート結果を基に、インターンシップ等への参加を通して得られたことを紹介します。

インターンシップ等に参加して学んだことや得られたことはありましたか?についてのアンケート結果

最も回答が多かったのは「業界・企業・職種の理解が深まった(74.1%)」、次いで「企業から早期選考などの案内があった(43.2%)」という結果になりました。「自己分析が深まった(28.4%)」「就活の予行演習になった(25.9%)」という回答も多く、インターンシップ等を通してさまざまな学びを得ていることがわかります。

インターンシップ等で学んだことや得られたことについて具体的に聞いたところ、以下のような回答が寄せられました。

  • 業界構造やその企業がどのような業務をしていてどんな強みがあるか知ることができた
  • 社会人が持つ価値観や視点から、自分が社会でどのように活躍していきたいかを言語化できるようになった
  • どのような人事がいるのか、わかったのが良かった
  • 面接の練習を短時間だがしてもらえて、アドバイスをもらえた
  • 座談会が多くあり、どのようにコミュニケーションを取ればいいかわかった
  • 自身に向いている業種や職種について深く考えることができた
  • その業界の今後の展望や、企業の強み弱みを理解することができた
  • プロフェッショナルとは何かを学べた
  • 早期選考の案内を得ることができ、就活に余裕を持てた

インターンシップに参加した先輩たちにインタビュー

続いて、インターンシップに参加した3名の先輩にインタビューしました。インターンシップに参加した目的やきっかけ、参加後の感想を紹介します。

いろいろな業界を体験できるチャンスは就活生だからこその特権。積極的にいかして10社ほど参加

短期のもの長期のものを含めると全部で10社ほどのプログラムに参加しました。さまざまな業界を見られるチャンスは、就活生の特権。そんな機会は社会人になったらもうないと思ったことと、そこで知り合いを増やしたいと思って、短期のプログラムも積極的に受けました。

長期のプログラムでは、自分が思い描いている世界とどれくらい違っているのか、自分の知識が実践で通用するのかを試してみたい気持ちもありました。実際に参加してみて、自分ができないことや苦手なことが浮き彫りになりましたし、私は短期的な目標がある方がその気になって仕事をしやすいタイプだということもわかりました。

そして「自分がその会社で成し遂げたいことがあるのか」、それとも「会社のブランドに憧れているだけなのか」に気づくことができました。

社会人として働き始めてから「何か違う」と感じることを最小限するためにもインターンシップは参加する意義があったと思っています。

まったく異なる業界3社に参加。自分の関心を見つめ直すきっかけに

メーカー、デベロッパー、ITベンチャーというまったく異なる業界3社のインターンシップに参加しました。

いずれも、ワークショップやグループワークを行ったのちに、新規事業の企画や新規の提案内容を立案してプレゼンテーションするというプログラム内容でした。それ以外に、事前に事業内容についての説明があったり、プレゼンテーション後に仕事内容の体験があったりして、勉強になりました。

行く前に期待していたのは、会社が大切にしている理念や、組織の空気などを知ることでした。実際に行ってみて、参加した企業の理念が、働いている人たちにどれだけ浸透しているのかを身をもって実感できましたし、面接ではそれを基に志望動機を語ることができました。

また、インターンシップに参加したことで、自分がその会社の事業の何に関心があるのかをあらためて見つめ直すきっかけになり、その後の本選考に向けた自信にもつながりました。

早い段階からインターンシップを通じて企業理解を深めることは、納得のいく決断をするためにとても有効だと思います。

長期の海外インターンシップも経験。自分がどう働きたいのか考えるきっかけに

短期のインターンシップは2社を経験しました。興味を持っている業界が、本当に将来働きたい業界なのかを見極めたいと思って参加し、実際に確認することができたので、参加した意味があったと思っています。

ただ、自分にとって大きな学びがあったのは、長期海外インターンシップに参加したことです。自分が志望している仕事に近い分野で、仕事内容はインターンシップ先が主催するイベントの運営と協賛集めでした。

与えられた仕事だけでなく、自分なりに考えて仕事を生み出していく積極性があるかないかで、成長の度合いが変わっていくことを学びました。そして、実際に働く方々の話を聞くことで、将来やりたいことのためにどういうキャリアを積めば良いのか、具体的に考えるようになりました。

長期インターンシップを通して、社会で働くということを学び、また自分がどう働きたいのかについて深く考えるきっかけになりました。

監修:株式会社インディードリクルートパートナーズ リサーチセンター 上席主任研究員 栗田貴祥

調査概要

調査期間:2026年3月6日〜2026年3月23日

調査対象:2026年3月に卒業予定の大学生、大学院生、短大生、専門学校生81人

調査協力:株式会社クロス・マーケティング

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