「あの企業も見ておけばよかった!」と後悔しないために、「気になる会社が増える情報収集法25」では、いろいろな角度からの企業探しの方法を紹介しています。
今回はその中でも、「Part.2 企業への興味から探す7つのヒント」より、「世の中への影響や貢献度の高い企業」に興味を持っている人はどんな企業選びをするのがおすすめなのか、大学生の「ユキさん」とアドバイザーの「石黒さん」の会話からヒントをもらいましょう。
父親がインフラ系の企業に勤務する、国際関係学部3年・ユキ。父が自分の仕事に誇りを持っているのを見て、「私も社会に貢献できる、影響力の大きな仕事がしたい」と考え、「環境」をキーワードに就職活動を始めた。
【アドバイザー】石黒幹久(コンサルタント)
新卒でリクルート入社以来23年間、一貫して人材関連の仕事に従事。おもに企業の新卒採用・中途採用に関するコンサルティング業務に携わる。社会人や大学生向けのセミナーの講師も務め、学生向けセミナーは、述べ400回、受講者は8万人を超える。現在は、フリーのコンサルタントとして活躍中。
(石黒) 社会に貢献できるって、どんなイメージ?
(ユキ)はっきり決めているわけではないんですが、環境に関する仕事かな。エネルギー産業やインフラ産業がいちばんイメージしやすいんですが…父の影響ですかね。でも、企業の数が限られていて、エントリーシートを出すのが数社だけっていうのは、そうは言っても危険かなあと思って。
(石黒)そうだね。応募する数もそうだけど、「お父さんの影響」から少し離れて、広い視点で「役に立つ」ことを考えてみたらどうかな。まず、「社会に貢献できる企業」のとらえ方を変えてみよう。環境や社会の安全を守るというような特定の分野から探すだけでは、十分ではないんだよ。
(ユキ)どうしてですか?
(石黒)企業は基本的に、社会の役に立っているからこそ存在できる。だから、今存在している企業のほとんどは、社会に貢献しているということ。
(ユキ)そうか…でも、そうしたらどこでもいいってことですか?
(石黒)極論すればね。でも、個人個人によって、社会にどんなふうに役に立ちたいかが違う。例えば、「人を笑顔にすることで社会を明るくする」「食の安全を提供する」「環境に優しい商品を作る」「日本の未来を背負って立つ優秀な人材を育てる」…これは、全部世の中の役に立つことでしょう? ユキさんは、どんなふうに社会に貢献したいの?
(ユキ)…。それが明確でないから、企業を探すキーワードがあまり思い浮かばなかったんですね。じゃあ、自分がどんなふうに社会に貢献したいかが見えてきたら、その後はどうすればいいんでしょう?
(石黒)例えば、ユキさんが、「社会全体の環境負荷を減らしたい」と考えるとしよう。エネルギー産業やインフラ産業はもちろん、環境に配慮した家電製品を作る企業、環境に優しい素材の開発をする企業、環境に優しい住宅を造る企業、都市開発の企業…というように「こんな貢献ができる企業はどんな企業だろう」と考えてみることが大事なんだ。
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