「あの企業も見ておけばよかった!」と後悔しないために、「気になる会社が増える情報収集法25」では、いろいろな角度からの企業探しの方法を紹介しています。
今回はその中でも、「Part.3 いろいろなメディアを使って探す5つのヒント」より、「書店・書籍・雑誌」の活用方法について、大学生の「シンタロウくん」とアドバイザーの「石黒さん」の会話からヒントをもらいましょう。
本が好きで、書店に行く頻度が高いシンタロウ。情報が詰まった書店、そこで売っている書籍、雑誌で企業探しができないだろうかと考え始めた。
【アドバイザー】石黒幹久(コンサルタント)
新卒でリクルート入社以来23年間、一貫して人材関連の仕事に従事。おもに企業の新卒採用・中途採用に関するコンサルティング業務に携わる。社会人や大学生向けのセミナーの講師も務め、学生向けセミナーは、述べ400回、受講者は8万人を超える。現在は、フリーのコンサルタントとして活躍中。
(石黒)書店にはよく行くの?
(シンタロウ)はい。小説や雑誌が好きで。でも、いざ就職活動のための情報収集となると、あまりに本が多すぎてよくわからなくなってしまうんです。
(石黒)僕も用事がなくても書店にはよく行くよ。雑誌の特集のタイトルをながめたり、ベストセラー、書店のお薦めコーナーなんかを見ると、世の中の動きがざっととらえられたりするからね。
(シンタロウ)それが企業探しに役立ったりしますか?
(石黒)別に景気のいい業界や企業を選べるというわけではないけれど、将来を決めるに当たって、「今はこんな業界が調子いいんだ」とか「この業界や企業にはこんな課題がありそうだな」ということを知っておくのは、決してソンにならないよね。
(シンタロウ)ほかに注目のポイントはありますか?
(石黒) ビジネス誌やビジネス本では、特定の業界や企業について詳しく書いてあることが多い。もちろん、一冊だけの情報をうのみにしてはいけないけれど、分量も多くて、さまざまな角度から取材をされているから、興味がある業界や企業のものを読んでみるといい。できれば、書店にはさまざまな本が並んでいるのだから、一つの業界や企業だけでなく、タイトルが気になるものを気軽に手に取ってみよう。
(シンタロウ)ビジネス誌やビジネス本のコーナーに行ってみます。
(石黒)ついでに、経営者が書いた本や、カリスマ的な経営者の研究本も多く出ているから、それを見て、興味を持った経営者の企業を調べるという手もある。
あとは、雑誌広告も企業探しに役立つよ。
(シンタロウ)え? そうなんですか?
(石黒)これは学生から聞いた話なんだけど、「ある業界に興味を持っていて、その業界の専門誌に広告を出稿している企業を片っ端から調べた」って。例えば「食」や「食品」に興味があるなら、一般消費者向けの料理雑誌には食品メーカー、飲料メーカーなどの広告がたくさん載っているし、レストラン関係者やメーカーの人が読むような専門誌ならば、材料や調理器具、食のコンサルタントなど、幅広い企業の広告が載っているはずだよ。
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