多くの企業の採用選考で利用されている、適性検査「SPI」。中には、英語の能力を測る「英語能力検査」の受検を求められることがあります。問題例やSPI受検に向けた準備、英語能力検査を課す企業の傾向などを解説します。
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目次
企業が採用を行う際、応募者の能力や人となりを把握するために「適性検査」と呼ばれるテストを行う場合があります。その適性検査の一つが、リクルートマネジメントソリューションズが開発した「SPI」です。
SPIは「能力検査」と「性格検査」の2つに分類され、「能力検査」の中に、英語能力検査があります。
英語能力検査で測定するのは、英語能力のベースである語彙(ごい)・文法の理解力や文章の読解力です。それらの力を多角的に見るために、20分間で30問程度、以下のような問題が出されます。
語彙、英文穴埋め、長文読解などの形式ごとに、さまざまなレベルの問題が出題されますが、必要とされる知識(単語・文法)は、高校卒業レベルを想定して開発されています。「この問題が出れば合格ラインに達した」といったものはありません。
SPIについて詳しく知りたい人はこちら↓
適性検査「SPI」とは?テスト例題、受検前のオススメの準備方法を紹介
SPIの英語能力検査には、どんな問題が出題されるのでしょうか?ここでは、問題例と答えを3つ紹介します。
以下の下線部の語と最も意味が近い語を、AからEまでの中から1つ選びなさい。
link
A. assist
B. deliver
C. stretch
D. connect
E. maintain
答え:D
以下の2文がほぼ同じ意味を表すように、枠内の語群を用いて上の文を下の文に書き換えるとき、指定された2つの枠に入る語を選びなさい。
語群には不要な語も含まれており、各語の使用回数は1回までとする。
She said, “I’ll give you a call if I need some help.”
She said ( ) ( 2 ) ( ) ( ) ( 5 ) ( ) if she needed some help.
[a/call/give/me/she/to/would]
(2)〔 〕
(5)〔 〕
答え:(2) would (5) a
つぎの説明を読んで各問いに答えなさい。
In 1961, a farmer discovered a white cat named Susie on a farm in Scotland. Susie’s ears were folded down, the result of a genetic mutation that she passed on to some of her kittens. The farmer adopted a male who had inherited his mother’s folded ears, and a cat breed was born.
Ten years after Susie’s discovery, the first of her descendants was born in the United States, where the Scottish Fold, originally known as “Lop-eared cats, ” is now much in demand. All Scottish Folds do not have folded ears, and those who do are born with [ ] , which then fold after a few weeks. When two cats with folded ears reproduce, the offspring often suffer from poor health. For this reason, those with straight ears, although not as popular, are necessary for the continuation of the breed.
(1) Which of the following is true of Susie?
A. She was a farmer.
B. She lived in Scotland.
C. She was brought to the United States.
D. All of her kittens inherited her ears.
E. She was first discovered in the United States.
(2) Fill in the blank.
A. shiny hair
B. short legs
C. small eyes
D. good health
E. straight ears
(3)Which of the following is true of Scottish Folds?
① Scottish Folds are very popular in the United States.
② Those with straight ears can be found only in Scotland.
③ Those whose parents both have folded ears are likely to suffer from poor health.
A. ① only
B. ② only
C. ③ only
D. ① and ②
E. ① and ③
答え:(1)B (2)E (3)E
英語以外のSPI能力検査・性格検査の問題例を知りたい人は、こちら↓
SPIとは?能力検査(言語・非言語・英語)・性格検査のSPI問題例を紹介
英語能力検査の受検に向けて、事前にどんな準備をしておくとよいか解説します。
英語能力検査の問題はすべて、「言葉の意味を適切に理解できているか」「英語で書かれている文章の内容が理解できているか」などを問うものです。そのため、一夜漬けで英単語を暗記すれば解けるというものではありません。
英語能力検査を課す企業の多くでは、入社後の業務でも英語が求められる場合があるので、日ごろから将来のためにも、英語力を高めるための学習を継続的に行っておくとよいでしょう。
受検開始前の画面では、画面に表示される情報(進捗バー、時計など)や回答中の画面のタブの切り替え方法などの説明や、練習問題が表示されます。
画面の操作や問題にかかわる重要な情報ばかりなので、飛ばすことなく丁寧に読んでおきましょう。そうすることで、本番中に戸惑うことも少なくなるでしょう。
本番で実力を出せるように、Webでの適性検査を体験しておくのもよいでしょう。リクナビには、限定コンテンツ「言語・非言語Webテスト」があります。SPIの模擬試験ではありませんが、回答の形式に慣れるために活用してみましょう。
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英語能力検査が課されるかどうかは、企業によって異なります。傾向としては、入社後に英語での業務が必要となる企業、例えば、グローバルに事業を展開している企業などに多く見られます。
英語能力検査が課される場合、以下のいずれかの組み合わせで受検することになります。
SPIのどの検査を受検するかは企業によって異なり、原則テストセンターの日程・会場を予約する際に知ることになります(企業によっては、受検案内のメールなどで知らせてもらえる場合があります)。
また、過去1年以内にテストセンターでの受検経験があれば、最後に受検した結果を別の企業に送信することができます(前回結果送信)。
性格検査、能力検査、英語能力検査、構造的把握力検査のそれぞれについて、新たに受検するか、前回結果送信を行うかを選択することができるため、「性格検査と能力検査は前回結果送信を利用して、英語能力検査のみ会場に行って受検する」など、必要に応じて活用しましょう。なお、新たに受検したのか、前回結果送信を行ったのかが企業に通知されることはありません。
SPIの英語能力検査について、詳しく知りたい人はこちら↓
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