就活の強い味方、大学のキャリアセンターってどんなところ?

多くの大学にあるキャリアセンター(就職部や就職センターなどの名称も)は、就活のやり方だけでなく、自分の将来への漠然とした悩みを抱えたときにも心強い味方になってくれることがあります。そんなキャリアセンターの活用法を紹介します。

(1)将来を考えるためのさまざまな機会をチェック

1. ガイダンスやイベントで、視野を広げよう

多くの大学では、就活のためのガイダンスはもちろん、低学年から参加できるさまざまな業界別の就職ガイダンスなどが行われています。また、社会で活躍する卒業生による講演会やシンポジウム、懇談会など、将来を考えるキッカケになるようなイベントを、キャリアセンターが主催していることも少なくありません。
その業界や仕事に興味のある人はもちろん、今はそれほど興味がなくても、どんな仕事が世の中にあるのかを知る良い機会になります。

2. 個別相談など、相談の機会を生かそう

最近は、キャリアコンサルタントなどの専門の資格を持つ職員がいたり、専門家による相談コーナーを設けたりしている大学も増えてきました。就活のやり方だけでなく、将来のキャリアをどう考えていけばいいか、自分が何を大事にしていきたいかなど、一人ではなかなか解決しづらいことを相談してみてはいかがでしょうか。中には、就活がうまく進まず悩んでいるときに、話を聞いてもらったという人もいるようです。友人や家族には話しづらいことでも、誰かと話すと整理でき、スッキリすることもあるでしょう。

3. 大学紹介のインターンシップ等のキャリア形成支援プログラムで、社会を知ろう

社会や仕事の現場を体験して理解するためのインターンシップ等のキャリア形成支援プログラム。大学によっては、授業の一環で実施する単位に組み込まれたプログラムや、キャリアセンターが企業と提携して参加機会を提供していることがあります。

(2)大学に来ている求人をチェック

1. 大学独自の求人があることも

キャリアセンターでは、各大学に届いた求人票を公開しています。中には、地域を限定して、その地域にある大学にだけ求人票を送っている企業や、活躍している社員の出身大学を中心に求人票を送る企業、業務に関連する学部・学科がある大学を中心に求人票を送っている企業など、限定された求人に出合える確率も低くはありません。大学を限定して推薦制度を取り入れる企業もあります。広く豊富な情報が公開されるリクナビなどの就職情報サイトとともに、大学だからこそ得られる求人もチェックしましょう。

2. キャリアセンター主催の学内合同企業説明会が開催されることも

リクナビなどが全国の主要都市で開催している合同企業説明会は、1日でさまざまな企業と出合える絶好の機会となっています。中には、マスコミやベンチャー、サービス業など、特定のキーワードで絞った合同企業説明会なども開催されたりしています。そんな中、キャリアセンターが主催して、キャンパス内で合同企業説明会を行う大学もあります。大学内で開催するので、企業の採用担当者と共に、その企業で働くOB・OGが一緒に来て説明をしてくれる場合もあります。身近に企業を知ることができる絶好のチャンスと言えるでしょう。

(3)就活のノウハウとして役立つツールもチェック

1. OB・OG紹介によって先輩訪問をしよう

就活を行う上で、役立つツールを独自に準備しているキャリアセンターも少なくありません。例えばOB・OG訪問をするために、直接先輩を紹介してくれる大学もあるようです。OB・OG訪問は、実際に自分が志望する企業で働く人から直接話を聞ける貴重な機会です。直接の知人をたどる、企業の採用窓口から紹介してもらうなど、いろいろな方法の中の一つとしてトライしてみましょう。

2. 先輩たちの就活体験記で、就活を身近に知ろう

キャリアセンターによっては、卒業生の就活体験記を集めて公開していることがあります。卒業生がどんな企業に、どのように挑戦したのか。また、何に悩み、どういうことを準備しておいた方がいいと思ったかなど、さまざまなヒントを得ることができるでしょう。年度によって、企業の採用は変化するので、必ずしも先輩たちの活動体験がそのまま当てはまるとは言えないので注意が必要ですが、就活を身近に感じることができ、リアルに理解するための助けになることでしょう。

3. 大学独自の資料や支援プログラムを見逃さずに活用しよう

各大学のキャリアセンターでは、先輩たちの就活を基に、独自の就活資料(ハンドブックなど)や就活支援プログラムを実施していることもあるので、見逃さずに活用することも大切です。また、大学指定の履歴書を大学生協などで販売しているほか、大学によってはキャリアセンターで配布している場合もあります。自分の大学ではどこで大学指定履歴書を入手できるのか、確認してみましょう。

(4)最後に

就活は、“自分からどれだけ行動できたか”ということも重要になります。
せっかくあるキャリアセンター。大学によってキャリアセンターの業務内容は異なることもありますが、積極的に訪ねて、少しでも将来を考えるための身近な相談相手や就活の情報収集の場として、有効活用してみましょう。

 

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記事作成日:2016年11月9日 記事更新日:2024年2月1日
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