面接やエントリーシート(ES)でアピールする「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」がないと悩んでいませんか?企業がガクチカを通して知りたいのは、華やかなエピソードではなく、学生時代にどう行動したかという「過程」です。そのため、特別な実績がないからといって、自信を失う必要はありません。
具体的な探し方や、アピールする上でのポイント、ガクチカの例文まで、徹底解説しますので、あなたらしさをアピールできるガクチカを見つけてください。
目次
「ガクチカがない」と思う人によくある誤解
「ガクチカがない」と思う人は、ガクチカに対する固定観念が強いのかもしれません。次に紹介する「誤解」を抱いている人は、ガクチカの捉え方を少し変えてみましょう。
ガクチカ=華々しい功績・エピソードだと思っている
企業がガクチカを通じて知りたいことの本質は、「何に力を入れたのか」や、「実績・成果」ではありません。もちろんそれらもガクチカの一部であり、評価の対象ではありますが、より知りたいのはガクチカのエピソードを通じて読み取れる「能力」「人柄」「性格」「価値観」です。
あなたの人となりが表れているのであれば、日常のささいな出来事や、日々の積み重ねをテーマにしても問題ありません。
「部活動で優勝した」「正規留学した」「アルバイトで店舗の売り上げを倍にした」といった目を引くエピソードの場合も、主に評価されるのはその裏にある努力の仕方や、物事への向き合い方です。エピソードや結果の大小にとらわれずに、「あなたが頑張った」と思うことを振り返ってみましょう。
自分から進んで始めたことでないといけないと思っている
自分から進んで取り組み始めたことでなくても、ガクチカにして問題ありません。ビジネスにおいても、経験が浅いうちは上司や先輩の指示など、枠組みを与えられて仕事に臨むのが一般的だからです。
「くじ引きで決まったゼミのリーダーを頑張った」「店長にお願いされたアルバイトの教育係を頑張った」「友達に誘われたボランティアを頑張った」など、受け身でスタートしたエピソードでも、自信を持って伝えて大丈夫です。
「初めは受け身だったけれど、いつ・こういったきっかけで当事者意識を持つようになった」「その後、具体的にこう努力した」と伝えられると、魅力的で説得力のあるガクチカになるでしょう。
大学時代の経験でないといけないと思っている
ガクチカは、大学時代の経験でなくても問題ありません。高校時代まで力を入れていたことでも、エピソードにして大丈夫です。
ただし、「高校までは力を入れていたが、以降まったく触れていない」ことだと、完全に過去の話と捉えられてしまい、今はそこで培った能力や姿勢が失われている、と判断されてしまうかもしれません。
「高校時代、部活にとても力を入れていた。練習の際は〇〇といったことを工夫していた。そこで培った課題解決力は大学のこうした場面でも生かしていた」といったように、高校時代のガクチカを中心にしつつ、そこで培った強みを大学でも継続して発揮しているとエピソードを構成しましょう。
企業がガクチカを通して知りたいことは?
企業がガクチカを通じて知りたいのは、主に次の2点です。内容を押さえて、アピールに活かしましょう。
「主体性」をはじめとした、働く上での基礎となる資質・能力
日本経済団体連合会の「2018年度 新卒採用に関するアンケート調査結果」では、企業が選考に当たって重視した点として、「コミュニケーション能力」「主体性」「チャレンジ精神」「協調性」「誠実性」の5つが挙げられています。これらは今後も、ガクチカの評価ポイントとして着目されると考えて良いでしょう。
特に「主体性」は、今多くの企業が求める資質・能力です。技術やトレンドが目まぐるしく移り変わる、変化の激しいこの時代においては、ただ受け身で指示されたことだけをこなすのではなく、自分から進んで問題や課題に向き合い、新しい価値を創造していく人物こそ輝くからです。
なお、ここで言う主体性とは、単に「ゼロから企画すること」だけを指すのではありません。与えられた環境であっても、問題や課題を自分ごととして捉えて行動する姿勢も立派な主体性です。
ガクチカは、学生が自由に取り組むものです。だからこそ、関心がある物事に対してどう努力したのか、その過程は主体性を知る上で最適な材料になると言えるでしょう。
なぜ、どんなことにモチベーションを見いだすか、「価値観」も見られている
ガクチカの内容からは、上に挙げた資質・能力とは別に、モチベーションの源泉となる「価値観」もわかります。
例えば、「友達は誰も受験しないような、難関資格の取得に向けて毎日3時間勉強した」というエピソードからは、高い目標に情熱を傾ける人だと判断できます。また、「カフェのアルバイトで、お客さまにくつろいでもらうために、マニュアル以上の接客を心がけた」というエピソードであれば、ホスピタリティや利他精神にこだわる人だと言えるでしょう。
仕事に必要な価値観がずれていると、能力が高くても、存分にその能力を発揮できるとは限りません。そのため、企業はガクチカを通じて、その人の価値観が自社の社風や仕事と合うかも評価しています。結果や過程はもちろん、何に、なぜ関心を持ったのか、あなたの価値観が伝わるように、やる気の原動力やこだわり、行動する上での優先順位なども伝わるようにしましょう。
ガクチカの探し方と組み立て方
ガクチカは派手であったり、1から自分で始めたことであったり、大学時代に限定したエピソードでなくても問題ありません。あなたらしい「能力」や「価値観」を伝えられるものを選びましょう。
続いては、自分らしいガクチカを探し、的確に伝えるためのヒントを、4つのSTEPで紹介します。
STEP1:経験を洗い出す
学業、ゼミ、部活、アルバイト、ボランティアなど、これまでの経験を振り返り、「自分なりに力を入れて取り組んできたこと」と「それによってどんな成長を遂げたか」をセットで書き出してみましょう。
思い当たらない場合は、以下の観点からも、これまでの経験を振り返ってみましょう。
1. マイナスの感情が動いた経験を思い返す
例えば、「アルバイトでミスをした後、二度と同じミスをしないように自宅で仕事の流れを復習した」という経験は、粘り強く努力できる能力や、物事に向かう姿勢を伝えられるエピソードです。このように、「マイナスの感情をプラスの行動に変えた瞬間」がないか考えてみましょう。努力や工夫を伝えやすい、ガクチカが見つかるはずです。
2. 時間やお金をかけた経験を思い返す
学生時代に最も時間をかけたこと、最もお金を費やしたことは何でしょうか。時間やお金をかけた経験は、あなたが夢中になって取り組んだことのはずです。趣味や遊びでも構いません。なぜ夢中になったのか、時間やお金を捻出するために工夫したことは何か、夢中になった結果、何が得られたかを考えてみましょう。
3. 習慣になっていることから探す
朝起きてから夜寝るまでの行動を、時系列で追いかけてみましょう。その中で、以前から継続して行っていることや、自分なりのこだわりを持って取り組んでいること、工夫していることはありませんか。
例えば、「毎朝必ずニュースを見る」習慣があるとしましょう。ただそれだけではガクチカとして弱いですが、もしそのニュースを見るときに、「テレビの報道に加えて、ネットニュースやSNSも積極的にチェックして、多角的な視点から情報を調べている」としたら、立派なガクチカのエピソードと言えそうです。
このように、ささいなことに感じられる日常の習慣でも、行動を掘り下げていくと、ガクチカとして伝えやすくなるでしょう。
STEP2:志望企業が求めている人物像を把握する
ガクチカでは、「志望企業が求める資質・能力や価値観を、自分はこうした経験で培ってきた」と示すことが重要です。そのためには、企業の求める人物像を正しく理解する必要があります。採用ページ等の資料に示されている「求める人物像」をしっかり確認しましょう。
加えて、志望企業で活躍しているOB・OGに話を聞いたり、学校のキャリアセンターに相談すると、より理解が深まるはずです。
STEP3:ストーリーを整理する
STEP1で洗い出した経験の中から、STEP2で把握した人物像に合うものを選び、以下の流れでストーリーとして整理しましょう。
1.書き出し:「私が力を入れたことは〇〇です」など、結論を端的に伝えましょう。
2.具体的なエピソード:下記の順番で構成すると、資質・能力や価値観を伝えやすくなります。
- 場所や設備、人間関係、状況など、どんな「環境」での取り組みかを伝える
- どのような現状があり、何に困っていたのか「課題(直面した壁)」を伝える
- 課題解決のためにどんな戦略を立てたか「思考」を伝える
- 課題に対してどのような行動をしたのか「対策」を伝える
- 成果が偶然の産物ではないと示すために、試行錯誤した「苦労」を伝える
- 最終的にどう課題を解決したのか「結果」を伝える
ガクチカの状況やプロセスが明確になり、説得力が高まる構成の順番です。
特に具体的に書きたいのが、「環境」「思考」「苦労」の3点です。「環境」を丁寧に書くことで、取り組みの難易度や前提条件が伝わりやすくなります。「思考」を明確に記載すれば、仮説の立て方や根拠に基づく判断力が示すことができます。そして「苦労」について記述することで、成果が努力と工夫の積み重ねによって得られたものであると伝わり、全体の評価が高まるでしょう。
「結果」は「課題がどうなったか」と捉えてください。あなたの行動によって、状況がどう良くなったか、何が変わったかを述べましょう。大会の優勝など、華やかな実績や成果を伝える必要はありません。
3.締めくくり:最後に、「結果」に加えて「今後に生かせる何を得たか」、学んだことや、あなた自身の変化を伝えましょう。変化はなるべく具体的に述べるのがポイントです。
なお、ガクチカで最も重要なのは具体的なエピソードなので、エントリーシートの文字数制限を超えそうな場合は、無理に締めくくりを書かなくても問題ありません。
STEP4:企業が求める人物像に合わせて、ブラッシュアップする
ガクチカの説得力を高めるためには、志望企業に合わせた調整が必要です。
例えば、「チャレンジ精神を得た」という内容で締めくくるとします。しかし、同じ「チャレンジ精神」でも、A社が求めているのは「新しい多様な業務への挑戦」、B社が求めているのは「専門性を深め、1つの領域を追究する姿勢」であれば、締めくくりに至るまでのエピソードは変えた方が良いでしょう。
同じように見える資質・能力でも、企業によって具体的に求めるものは変わります。そのため、事業内容や理念まで、深く理解しておくことが重要です。各企業が求める人物像と自分の経験が強く結びつく部分を見つけて、ガクチカをブラッシュアップしていきましょう。
ガクチカで避けた方がいいテーマはある?
あまりにも個人的で、資質・能力を伝えられないこと
ガクチカにふさわしくないテーマの1つ目は、あまりに「個人的な趣味性」が強すぎるものです。例えば、カメラのメーカーで写真について語るなど、企業の事業に関連のあるものなら良いでしょう。また、そのガクチカをどんな資質・能力が得られたか、あなたがどんな価値観を持っているのか十分に伝えられるのであれば、これも問題ありません。
しかし、企業の事業と関係なく、単にどれだけ熱中したかを語るだけでは、その企業の仕事で生かせる経験とは判断されません。基本的にはどのようなガクチカでも問題ありませんが、企業目線に立ち、「そのガクチカで何を伝えたいのか」を明確にした上でガクチカを選ぶことが大切です。
行動を伴わない抽象的な思考
「自分探し」など、極端に抽象化したガクチカも避けたいテーマです。自分の内面と向き合うのは人として大切なことですが、社会人に求められるのは「思索」ではなく「行動」だからです。就活の場では「自分が何を思ってきたか」よりも「どんな行動をしたのか」に焦点を当てたエピソードを伝えるようにしましょう。
どうしてもガクチカが見つからないときは作ることも検討しよう
ガクチカがどうしても見つからない場合は、今からできることをやってみるのも一つの手です。特に低学年のうちは、まだ就活まで時間があります。以下を参考に、チャレンジできそうなものに取り組んでみましょう。
新しいアルバイトや課外活動を始めてみる
この機会に、「これまで興味があったけれど、後回しにしてきた」ことに挑戦してみませんか。特に、アルバイトやサークル活動、ボランティアなどの新しいコミュニティに飛び込むのはお勧めです。これまでと違った経験が得られ、自分についてより多角的に伝えられるようになるからです。学校の掲示板でも、さまざまな活動が募集されているはずですので、一度チェックしてみましょう。
新しいアルバイトを始める場合、志望業界の業務に近い仕事を選ぶのもよいでしょう。業界や業務を深く理解できるほか、求められる資質・能力を直接磨くこともできます。
資格を取得する
資格の取得は努力する目標が明確で、取り組みを継続しやすいです。また、志望業界に関連した資格を取得すれば、資格自体でアピールすることも可能です。もし取得できなくても、挑戦した過程をアピールできればガクチカとしては十分です。
伝え方の参考にしよう!ガクチカの例文10選
学業やゼミ、アルバイトなど、ガクチカの例文をジャンル別に紹介します。どうしたらエピソードに説得力を持たせられるか、伝え方の参考にしてください。
学業のガクチカ
私が学生時代に力を入れたことは、大学の単位を効率よく取得することです。
効率を求めたのは、学業はもちろん、ボランティアや志望業界のアルバイトにも時間を使いたかったからです。履修登録の際はシラバスを確認し、同じ学部の先輩から情報を収集しました。極力空きコマを作らず、1、2年生で上限いっぱいの単位が取得できるよう綿密な計画を立てました。
日々の学習では、提出課題を空きコマで片づけるなど、日々の勉強は大学内で完結させることを心がけました。また、同じ授業を履修している人に積極的に話しかけ、モチベーションの高い友達をつくり、共に勉強することも意識していました。
その結果、3年生以降の勉強は、ゼミだけに集中できるようになりました。計画性と、それを実行に移す工夫で、学生生活を何倍も充実させることができたと思います。
ゼミのガクチカ
私が学生時代に力を入れたのは、ゼミでの研究です。
大学3年生のとき、工学部の材料工学ゼミで、新素材の強度評価実験に5人のチームで取り組みました。当初は測定結果のばらつきが大きく、仮説の検証が進まなかったため、私は各メンバーの実験手順を整理し、測定条件を統一しました。また、毎週のミーティングで進捗を確認し、遅れているメンバーにはスピードアップを促したり、分担を柔軟に変更したりして対応しました。
途中、装置の設定ミスにより再測定が必要になる回り道もありましたが、改善を重ね、最終発表では「大学院生の研究並みに信頼の置けるデータだ」との高評価を受けました。
一連の経験を通じて、計画通りに進まない状況でも、目標達成に必要なプロセスを設計し、周囲を巻き込んで完遂させる力を得られたと思います。
アルバイトのガクチカ①
私が学生時代に力を入れたのは、自宅の近所にあるコンビニエンスストアのアルバイトです。
コンビニエンスストアのアルバイトは品出し、棚卸し、調理にレジとやるべきことが多く、要領が悪かった私はお客さまに叱られる場面が少なくありませんでした。ある時、悔しさをかみ締めながら、「なぜ失敗するのか」を振り返ったところ、「早くやらなきゃ」という焦りがミスを呼んでいることに気づきました。
そこで私は、無理にスピードを上げるのではなく、一つひとつの作業を確実に行うこと、お客さまをお待たせする際も誠意を持ってお声がけすることを意識するようにしました。ミスをしたときこそ、逃げずに誠実に対応するのが重要だと考えたからです。
それからは、不思議と心に余裕が生まれ、ミスが減り、作業の効率も向上しました。この経験から、困難なときもただ感情的になるのではなく、具体的な改善行動に移していくことの重要性を学びました。
アルバイトのガクチカ②
私は大学1年生から3年生まで、〇〇駅近くにある席数100の中華レストランでアルバイトをしていました。その店舗では、ピーク時の料理の提供が遅いことが課題でした。
私は厨房スタッフのアルバイト仲間4人と「注文後12分以内の料理提供」という目標を立て、勤務終了後に実現に向けたアイデアを出し合いました。
話し合いの結果、厨房作業の効率化が必要だと考え、注文が多いメニューについては、時間に余裕のある17時から準備を行うよう店長に提案しました。また、調理作業が得意な仲間に準備工程を考えてもらい、話をまとめるのが得意な私がマニュアル化を担当するなど役割を分担しました。
その結果、ピーク時の提供時間が短縮され、クレームの数が減少しました。チームで協力して改善策を導き、実行する力を身につけられました。
サークル活動のガクチカ
私が学生時代に力を入れたのは、大学から始めた軽音楽サークルでの活動です。周りは経験者ばかりの中、私だけが未経験でベースを始めたのですが、当初は私の技術不足が原因で演奏が安定せず、バンドの士気は徐々に下がっていきました。
このままではバンドが空中分解してしまうと感じた私は、短期間で器用な演奏技術を身につけることは困難でも、「バンドを支える安定感」なら貢献できるはずだと考え、練習の目的を変えました。
具体的には、派手なフレーズの習得は後回しにし、バンドの練習を録音してその日のうちに聞き直し、ドラムと自分の音が「ずれている箇所」を特定して修正することだけに集中しました。こうして「誰よりも正確なテンポを維持する」ことに徹しました。
その結果、バンドの一体感が生まれ、定期演奏会では観客投票で「ベストバンド賞」を獲得できました。この経験から、スキルが及ばない状況でも、自分の役割を限定し、周囲と連携することでチームに貢献できることを学びました。
資格取得のガクチカ
私が学生時代に力を入れたのは英語学習です。実は高校1年生のときも英語の資格取得を目指したことがあったのですが、勉強を始めて2カ月ほどで興味を失い、あきらめてしまいました。
大学生になってあらためて英語力を高めようと志し、模擬テストで580点だったTOEIC(R)のスコアを700点以上に伸ばすという目標を定めました。
挫折を防ぐために、学習状況を記録するアプリを使って、学習時間の蓄積が目に見えるようにしました。模擬テストで思うように点数が伸びなかったときは、「できるようになったこと」に目を向けて、「力がついているのだからこのまま続ければきっと成果が出る」とポジティブに考えました。また、友人たちには目標スコアを宣言して、あえて自分を追い込んだのも良かったと思います。
時間がかかりましたが、勉強開始から2年後の本試験でついに710点を獲得しました。最後までやりきるために自分の気持ちをコントロールするテクニックを学べたと思います。
ボランティアのガクチカ
私が学生時代に力を入れたのは、地域の子どもを対象とした学習支援のボランティアです。
当初は友人に「人が足りないから」と誘われ、付き合い程度の気持ちで参加し始めました。最初はただ座って質問に答えるだけでしたが、勉強に強い苦手意識を持ち、勉強そのものに心を閉ざしている子どもたちの姿を見て、事務的な対応では何も解決しないと感じました。
そこで私は、彼らが「通うのが楽しい」と思える環境づくりに努めました。具体的には、勉強に入る前に雑談の時間を設けて信頼関係を築きつつ、生徒一人ひとりの趣味や関心について知り、それらの情報に基づいた自作の教材を作成しました。子どもたちは徐々に勉強に前向きになり、当初は本人にとってもハードルが高かっただろう志望校に合格する子もいました。
この経験から、相手の行動を変えるためには、正しい手法を提示するだけでなく、相手の立場に立って信頼関係の構築に努めることこそが重要なのだと学びました。
趣味のガクチカ
私が学生時代に力を入れたのは、高校時代から続けているSNSでの情報発信です。高校時代は、趣味のカフェ巡りの記録として、とにかく毎日投稿することに熱中していました。
大学入学後は学業が忙しくなり、毎日更新するのは難しくなりましたが、活動自体は続けたいと考え、投稿の「量」ではなく、「質」を重視するよう取り組み方を変えました。
過去の投稿を振り返ったところ、単なる「映え」よりも「情報の役立ち度」の方が、閲覧数につながると分析しました。写真のきれいさだけでなく、混雑する時間帯やコンセントの有無など、行く人が知りたいと感じるだろう情報を、コメントで補足するスタイルで発信するよう意識しました。
その結果、更新頻度は減ったのに対し、後で見返すための「保存数」は高校時代の3倍に伸びました。この経験から、環境の変化に合わせてアプローチを柔軟に変える適応力と、相手の目線に立って価値を提供する共感力の重要性を学びました。
趣味のガクチカ
私が学生時代に力を入れたのは、スパイスカレー作りです。お店で食べたカレーに感動したのがきっかけで、アルバイト代の多くをスパイスや調理器具に費やしました。
作る際は、お店で食べたあの理想の味を再現しようと、毎回条件を変えて調理することに熱中しました。調理のたびに、スパイスの種類や配合比率、具材の炒め時間、加熱温度を記録しました。併せて「なぜ苦味が出たのか」など、再現に至らなかった理由と次の調理で試すべき仮説をまとめ、試行錯誤に努めました。
まだあの味は再現できていませんが、友人や家族からは「専門店よりもおいしい」と絶賛されるレベルのカレーを作れるようになりました。この経験から、正解のない課題に対して最適解に近づくプロセスや、自ら仮説を立てて地道な検証を繰り返すことの大切さを学びました。
習慣のガクチカ
私が学生時代に力を入れたのは、「毎朝6時の早起き」の習慣化です。きっかけは、サークル活動やアルバイトに追われて夜型の生活が続き、授業に集中できない日が出始めたことでした。このままでは肝心の学業がおろそかになると危機感を抱き、生活リズムの改善を決意しました。
工夫したのは、単に目覚ましをかけるだけでなく、早起きを「義務」から「楽しみ」に変えたことです。具体的には、朝の時間にお気に入りのコーヒーをいれて、好きな動画や本をゆっくり楽しむ「ご褒美タイム」を設けました。この時間をモチベーションにすることで、眠気が残る日も、スムーズにベッドから出られるようになりました。
生活リズムを変えたところ、午前中から頭が冴えた状態で授業に臨めるようになり、GPAを大幅に改善できました。この経験から、苦手なことでも自分なりに楽しみを見いだすことで継続でき、生活の質や成果に結びつけることもできるのだと学びました。
※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。
