業種 |
食品
商社(食料品)
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本社 |
北海道、埼玉
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札幌ラーメンで知られる札幌市に本社・札幌工場を構え、ラーメンの麺中心に取り扱う製麺メーカーです。主に業務用麺を手掛け、規格品も用意していますが、ラーメン店からの依頼は、各店のこだわりのスープに合わせて開発するオーダーメイドによるオリジナル麺が多くを占めます。1983年に設立された当社は、2003年に東京に進出。現在では、海外のシンガポール、タイ、香港にグループ会社の工場を設けています。
設立以来、札幌のラーメン激戦区で製麺の技術を磨いてきた当社。行列ができる店など、人気ラーメン店の麺を手掛けています。取引のあるラーメン店からの依頼は、オーダーメイドによるオリジナル麺が中心。熱心なラーメン店の店主は、欲しい麺のイメージを持っていることがほとんどです。当社では店主の熱意に負けないように、要望を満たすスープに合う麺を開発するべく、試作を重ねています。ときにはサンプルを製作しても、取引に至らないことも。しかし、店主の想いや姿勢に触れながら麺を開発した過程は、当社の糧になると考えています。1日30食といった小規模の取引のラーメン店に対しても、情熱を持って開発する姿勢は変わりません。
当社では各店舗のスープに合った麺づくりにこだわるだけではなく、食の安全と信頼という観点から、品質管理と衛生管理の徹底にも力を入れています。2009年に移転した東京工場は、HACCPの食品衛生管理方式に準拠して新設し、認証を取得。2010年には食品安全マネジメントシステムであるISO22000の認証も取得しました。HACCPの食品衛生管理方式をISO22000による高い要求水準にもとづいて継続して運用する、製麺業界では数少ない工場です。また、札幌工場は日産5万食の能力を持つ工場。厳選した小麦のみを使い、長年にわたって培った技術や熟成ノウハウによって作られた風味豊かな麺を、徹底した品質管理のもと、ラーメン店などにお届けしています。
シンガポール、タイ、香港にグループ会社の工場を持つ当社。こうしたアジアの国々では、日本から進出したラーメン店が数多くあり、人気を集めています。当社では日本から進出したラーメン店へのサポートを優先しながら、現地の方が運営する店舗へのアプローチも行っています。フードコートで麺が販売されていることが多く、日本の製麺メーカーの技術が関心を集めていることからも、海外市場の成長が見込まれています。実際に2010年に進出したシンガポールでは、当初は1日約1万食を製造していましたが、ラーメン需要の増加により、2018年に工場を拡張しました。今後も事業を通じて、日本のラーメン文化を海外に伝えるお手伝いを続けていきます。
事業内容 | 麺類製造・卸 |
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設立 | 1983年10月 |
資本金 | 5,700万円 |
従業員数 | 72人 |
売上高 | 20億円 |
代表者 | 代表取締役 金野 仁 |
事業所 | 本社・札幌工場/北海道札幌市東区北28条東8丁目2-26
東京営業所・東京工場/埼玉県入間郡三芳町竹間沢東14-6 |
グループ会社 | <シンガポール>
KANEZIN JAPAN SINGAPORE PTE.LTD./16Wan Lee Road#03-02 Singapore 627946 <タイ> KANEZIN JAPAN(THAILAND)CO.,LTD./999/11Moo 20 Soi Boonmeesab Bangplee-Tamru Road Bangpleeyai Bangplee Samutprakan 10540 Thailand <香港> AJI-KANE FOOD(H.K.)LIMITED/RM A3 6/F PHASE I TSING YI IND CTR, 33 CH EUNG TAT ROAD, TSING YI NT,HONGKONG |
主要取引先 | ニップン株式会社 他 |
許認可(登録)番号 | HACCP:09JAO-HACCP002
ISO22000:553127 |
沿革 | 1983年:
カネジン食品株式会社を札幌市に設立 2003年: 東京営業所・東京工場を開設 2009年: 東京営業所・東京工場を移転・新築 2009年: HACCPの認証取得 2010年: 食品安全マネジメントシステムISO22000の認証取得 グループ会社がシンガポール工場を設立 2011年: グループ会社がタイ工場を設立 2013年: グループ会社が香港工場を設立 2018年: グループ会社のシンガポール工場を拡大 |