業種 |
化学
農林/医薬品/半導体・電子部品・その他
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本社 |
東京
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農薬・医薬品添加剤・半導体フォトレジスト材料・樹脂添加剤・工業製品など
各種化学品の研究開発・製造・販売を行う化学メーカーです。
創業時から変わらない「よい仕事をよい人がやる」という思いのもと、
100年にわたり培ってきた研究開発力、生産技術力に磨きをかけ
アグリビジネス 機能性化学品事業 医薬品事業 環境化学品事業 クロールアルカリ事業
の5つの分野にわたり、それぞれ国内外で展開しています。
日本曹達は、1920年の創立以来、時代や社会のニーズに合わせた多様な事業を展開してきました。産業を広く支える基礎化学品を提供するクロールアルカリ事業に始まり、環境保全や安全・衛生に役立つ製品、世界中の人々の健康を支える医薬品原料・添加剤など、当社の事業領域は社会課題の解決に寄与する分野に広がっています。安定した収益力を保持する一方、事業環境の変化に対する適応力を高めるべく、時代に先駆ける価値ある新製品・新技術の開発に取り組んでおり、独自の特殊技術を駆使した付加価値の高い機能性化学品や、世界市場で支持される特色ある農薬の開発、その他にも新たな価値を創造するための成長投資を行なっています。
日本曹達は、研究技術戦略 「Brilliance through Chemistry 2030」を掲げています。Brillianceは「優れた才気、明敏さ」を示し、私たちはBrillianceな組織・研究者を目指して、技術の確立や強化に取り組んでいます。農薬と化学品の両分野において、基礎研究から製品化・事業化まで一貫した体制を構築し、高効率でスピーディーな研究開発を実現しています。各生産技術拠点では、研究部門と連携しながら、生産性の高い独自の製造技術の開発を行うことを強みとしています。さらに、外部機関とのオープンイノベーションを積極的に推進し、新規事業創出や既存技術の強化に努めています。
化学で社会を輝かせたい、そんな想いで集う社員たちに、日本曹達ではできる限りの環境を提供したいと考え、人的資本経営ビジョン「社員もかがやく」を策定しています。例えば、時短勤務制度の対象範囲拡充や失効有給休暇の積み立て制度など、福利厚生は法定以上の基準を設定しています。また、同時に各種制度を利用しやすい環境づくりも進めており、2023年度の有給休暇の取得日数は年間16日超、男性の育児休業取得率は80.0%となっています。さらに、健康経営や女性活躍推進、ワークライフバランスの推進にも力を入れ、ホワイト500、えるぼし、くるみんも取得しております。さらに、DXによる職場環境改革も実施しております。
事業内容 | 日本曹達は農業・医療・環境・情報など多角的に事業を展開しています。
意外なところで人々の生活を支える日本曹達の製品例を紹介します。 ≪暮らしを支える≫ ◆半導体フォトレジスト材料「VPポリマー」 ◆電子材料向けポリマー「1,2-SBS」「NISSO PB」 …機能性化学品事業 独自の特殊技術を駆使して、高機能で特徴的な製品を創出しています。供給メーカーが少ない製品が多く、高い付加価値を発揮しています。 ◆ごみ焼却飛灰処理用 重金属固定剤「ハイジオン」 ◆光触媒コーティング剤「ビストレイター」 …環境化学品事業 殺菌や防汚に役立つ製品で、環境保全や安全で衛生的な社会構築に役立つ各種製品を提供しています。 ≪食と健康を支える≫ ◆殺虫剤「モスピラン」 ◆殺菌剤「ミギワ」 …アグリビジネス 1950年代に農薬分野へ事業を展開して以来、世界市場で支持される殺菌剤、殺虫・殺ダニ剤、除草剤などの特色ある農薬を開発・生産・販売しています。 国内屈指のりんご生産地である青森県でりんごの黒星病が問題となった際には、当社の新規開発農薬が優れた効果を有するということで速やかな開発・供給を行いました。そのことから、青森県のりんご産業の発展に貢献したとして 「青森りんご勲章」を授与されました。 ◆医薬品添加剤「NISSO HPC」 …医薬品事業 長年培ってきた高度な有機合成技術を活かし、人々の健康を支える医薬品原料や医薬品添加剤などを開発・供給しています。 ≪産業を支える≫ ◆カセイソーダ ◆オキシ塩化燐 …クロールアルカリ事業 生産現場に欠かせない基礎化学品を世界へ提供しています。1920年の創業当時から、カセイソーダ、塩素を中心とする各種の基礎化学品を供給し続けてきました。製品のバリエーションは日本における工業の発展とともに拡大し、現在ではカセイソーダ、塩素・塩酸、青化ソーダおよび燐化合物など極めて幅広い製品群を、国内外へ広く供給しています。 |
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企業理念 | ~新たな価値を化学の力で創造し、「社会への貢献」 を通じ 「企業価値の向上」 を実現する~
現代社会では、経済・社会の発展に伴い、気候変動や資源枯渇などの環境問題、先進国における少子高齢化や労働力不足、発展途上国を中心とした人口増加に伴う食糧問題など、さまざまな課題が顕在化しています。これら世界共通の課題の解決に向けてESG(環境、社会、ガバナンス)やSDGs(持続可能な開発目標)といった長期の視点のもと、「脱炭素」「技術革新」「働き方改革」「食糧確保と持続可能な農業」などが喫緊の取り組みとして求められております。 <<<長期ビジョン 「かがくで、かがやく。 2030」>>> 日本曹達グループはこのような課題解決に貢献するため、2020年に長期ビジョン「かがくで、かがやく。2030」(2020年度~2029年度)を策定しました。 ホームページでは2030年までに日本曹達が目指す姿を詳しく紹介しています。ぜひチェックしてみてください。 |
設立 | 1920年(大正9年)2月 |
資本金 | 291億6669万円(2024年3月) |
代表者 | 取締役社長 阿賀 英司(あが えいじ) |
従業員数 | 1,336名(2024年3月) |
株式上場 | 東京証券取引所プライム市場 |
事業所 | 【本社】
東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー 【工場】 二本木工場 新潟県上越市中郷区藤沢950 高岡工場 富山県高岡市向野本町300 水島工場 岡山県倉敷市児島塩生2767-12 千葉工場 千葉県市原市五井南海岸12-8 【研究所】 リサーチ&イノベーションセンター(旧・小田原研究所) 神奈川県小田原市高田345 榛原フィールドリサーチセンター 静岡県牧之原市坂部62-1 磐梯フィールドリサーチステーション 福島県耶麻郡磐梯町大字更科字比丘尼山3967 千葉リサーチセンター 千葉県市原市五井南海岸12-54 他、各工場併設プロダクション&テクノロジーセンター(新潟、富山、千葉) 【営業所】 札幌営業所 北海道札幌市中央区北一条西4丁目1-2 J&Sりそなビル 仙台営業所 宮城県仙台市青葉区中央4-10-3 JMFビル仙台01 関東営業所 埼玉県さいたま市大宮区仲町3-13-1 住友生命大宮第二ビル 大阪営業所 大阪府大阪市中央区高麗橋3-4-10 淀屋橋センタービル 高岡営業所 富山県高岡市向野本町300 福岡営業所 福岡県福岡市中央区天神2-14-13 天神三井ビル |
売上高 | <連結業績>
2020年3月期 売上高 1,447億円 経常利益 103億円 2021年3月期 売上高 1,393億円 経常利益 127億円 2022年3月期 売上高 1,525億円 経常利益 165億円 2023年3月期 売上高 1,728億円 経常利益 264億円 2024年3月期 売上高 1,544億円 経常利益 233億円 2024年3月期 自己資本比率 64.7% <事業別連結売上構成(2024年3月期)> ケミカルマテリアル 23% アグリビジネス 34% トレーディング&ロジスティクス 26% エンジニアリング 11% エコソリューション 5% |
関連会社 | 【化学品製造】
高度な合成技術とプロセス設計により効率的な生産体制を構築 ・ニッソーファイン株式会社 ・新富士化成薬株式会社 ・日曹金属化学株式会社 【物流】 危険物・毒物・劇物の化学品や医薬品などの安全・確実な物流サービスを提供 ・三和倉庫株式会社 ・三倉運輸株式会社 【商社】 ケミカル分野での知識と経験をベースに事業領域をさらに拡大 ・日曹商事株式会社 ・株式会社ニッソーグリーン 【エンジニアリング・建設】 幅広い産業の“生産環境の最適化”を実現 ・日曹エンジニアリング株式会社 ・株式会社日曹建設 【海外グループ会社】 化学品・農業化学品のグローバル供給体制を強化 ・NISSO AMERICA INC. ・NISSO CHEMICAL EUROPE GmbH ・NISSO BRASILEIRA REPRESENTACAO LTDA. ・日曹達貿易(上海)有限公司 ・NOVUS INTERNATIONAL. INC. ・IHARABRAS S/A. INDUSTRIAS QUIMICAS ・NISSO KOREA CO.,LTD. ・日曹南海アグロ ・NISSO CHEMICAL INDIA LLP、他 |