株式会社富士テクニカルリサーチ

主力事業のCAE解析（PC上でシミュレーションを行い、製品設計や開発に活用するシステム）は30年間のデータ・ノウハウが集約しているため、高難度かつ幅広い分野のシミュレーションを提供しています。また、独自のソフトウェア開発、計測・AIなどの先端技術とソフトウェアなどのツールを織り交ぜたソリューションを提供できる点は弊社の強みです。そのため、CAE解析では大手自動車メーカーや発電所などから注文を頂き、ソフトウェア開発では最先端の計測技術を組み合わせた「Railway-Eye」が大手競合をおさえてJR東日本様との共同開発に繋がっています。このように独自のパッケージで、開発及び販売をしている点は弊社の優位性です。

JR東日本様と共同開発した「Railway-Eye」は、弊社の最先端の計測技術と独自のソフトウェアを織り交ぜた商品で、鉄道の保守・管理のデジタル化ができるDXソフトウェアです。線路状態の確認は鉄道の安全の根幹ですが、夜間の保守作業の時間確保、ボルトの不具合やレールのゆがみなどを目視で確認するなど、膨大な業務時間や労力がかかっていました。この課題を解決できる「Railway-Eye」は、3次元データを基に日中でも保守・管理ができるほか、作業員の目視作業の軽減や安全性の確保に繋がっています。故障・事故を未然に防ぐための蓄積データからの予兆把握など、JR東日本様が目的とする高度な保守の実現に向けてFTRが貢献しています。

弊社のお客様の殆どは大手有名企業で、デザイン、設計、試作、実験、生産技術、製造のあらゆる工程においてCAE解析により、最終的には製品の品質向上、性能向上、開発期間短縮、コスト低減に大きく貢献しています。そのため専門知識を勉強する必要があり難易度は高いですが、最先端技術に触れる楽しさや課題解決に繋がった喜び感じることができるため、「難しいことを楽しくやろう」を合言葉に社員が働いています。また熱量の高い若手社員に400社以上が参加する技術セミナーの司会を任命、30代後半で役員に任命するなど、年功序列という文化はなく、意識の高い社員が自然と活躍できる環境です。