医薬品の製造・販売
1923年の創業以来、杏林製薬は「生命を慈しむ心を貫き、人々の健康に貢献する社会的使命を遂行します」という企業理念を実現するために、社員一人ひとりが強い想いで努力を重ね、医療の最前線で求められる新薬の開発・製造・普及を通じて、治療を待ち望む患者さんとそのご家族の笑顔に貢献してきました。これからも創業の精神を受け継ぎながら、患者さんや医療に携わる方々から信頼され、社会に存在意義を認められる医薬品メーカーを目指します。
「事業は人にあり」という創業者の思いから、人材の成長こそ事業の強化を支える原動力と考え、人的資本の充実に取り組んでいます。また全社員が全ての人々の人権を尊重し、高い倫理観をもって行動することが重要だと考えています。そのために社員一人ひとりの多様性・人格・個性を尊重し、健康への配慮や安全で働きやすい社内環境を整備します。人的資本の充実においては、社員を大切にし、人と組織を活性化することが、事業戦略を遂行し成果を具現するための重要課題であると認識しています。
自社製品に関連の深い「呼吸器科」「耳鼻科」「泌尿器科」という3つの診療科に重点をおいた活動を展開しています。きめ細やかなMR活動を通じて、医療関係者や患者さんと確固たる信頼関係を構築しています。また、医療関係者のニーズを的確に把握し、より速やかに対応できる組織にするため、一定のエリアを複数のMRで担当する「チーム制」を導入。各MRが役割と自覚を持ち、また個々人の意志を尊重する一方、チームとして考え、チーム全体で目標達成を目指します。
事業内容 | 医薬品の製造・販売
■医療用医薬品事業 ・医療用医薬品の製造・販売 ・創薬/研究開発 ・MR活動 ・生産技術 ■ヘルスケア事業 ・環境衛生 (環境除菌・洗浄剤「ルビスタ」、手指衛生製品群の拡充、ミルトンブランド) ・一般用医薬品他 (セルフメディケーションの時代に応える一般用医薬品) |
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創業 | 大正12年(1923年) |
設立 | 昭和15年(1940年) |
資本金 | 7億円 |
従業員数 | 1,364名(2023年3月31日現在) |
売上高 | 1,132億7,000万円(2023年3月期) |
代表者 | 代表取締役社長 荻原 豊 |
事業所 | 本社/東京都千代田区
研究所/わたらせ創薬センター(栃木県野木町) 支店/全国9ヶ所 営業所/全国81ヶ所 |
グループ企業 | ■持株会社(親会社)
・杏林製薬(株) ■グループ会社 ・キョーリン リメディオ(株) ・キョーリン製薬グループ工場(株) ■関連会社 ・日本理化学薬品(株) |
沿革 | 1923年 杏林製薬(株)の前身である東洋新薬社を創立
1931年 杏林化学研究所を設立 1940年 名称を杏林製薬(株)に改称 販売部門を独立して杏林薬品を設立 1961年 利尿・降圧剤「ベハイド」発売 1965年 鎮痛剤「キョーリンAP2」発売 経口血糖降下剤「デアメリンS」発売 1971年 脂質代謝・末梢血行改善剤「コレキサミン」発売 1974年 代用血漿・体外循環希釈剤「ヘスパンダー」(HES)発売 1976年 ヒドロキシエチルスターチ(HES)をフリマー (独、現バクスター)へ導出 1980年 ノルフロキサシン(NFLX)をメルク(米)へ導出 1981年 気道粘液調整・粘膜正常化剤「ムコダイン」発売 1982年 NFLXをアストラ(英、現アストラゼネカ)、 ブーツ(英、現BASF)へ導出 1983年 NFLXをアメリカンホームプロダクツ(米)へ導出 1984年 広範囲経口抗菌剤(バクシダール)(NFLX)発売 1986年 フレロキサシン(FLRX)をF.ホフマン・ラ・ロシュ(スイス)へ導出 胃炎・胃潰瘍治療剤「アプレース」発売 1989年 気管支喘息・脳血管障害改善剤「ケタス」発売 広範囲抗菌点眼剤「バクシダール点眼液」発売 1991年 広範囲経口抗菌剤「小児用バクシダール」発売 1992年 杏林製薬(株)・杏林薬品(株)合併 1993年 持続型ニューキノロン剤「メガロシン」(FLRX)発売 1995年 研究センター(現開発研究所)設置 (合成研究、開発技術、製剤技術および安全性技術の各センターを統合) 能代工場設置 1996年 日清製薬(株)に資本参加(社名を日清キョーリン製薬に変更) ガチフロキサシンをブリストル・マイヤーズスクイブ社(米)へ導出 1998年 「ミルトン」事業をP&Gより買収 1999年 東証2部上場 2000年 東証1部指定 ガチフロキサシン点眼液をアラガン社(米)へ導出 2001年 気管支喘息治療剤「キプレス錠」発売 米国にKyorin USA, Inc.(100%出資)を設立 2002年 ドイツにKyorin Europe GmbH(100%出資)を設立 広範囲経口抗菌薬「ガチフロ」(GFLX)発売 2004年 ActivX Biosciences,Inc.を100%子会社化 2005年 東洋ファルマー(株)(現キョーリン リメディオ(株))の株式を取得(子会社化) ドクタープログラム(株)を100%子会社化 2006年 (株)キョーリンとの株式交換により、持株会社体制へ移行 (杏林製薬(株)は上場廃止、(株)キョーリンが東京証券取引所市場第一部に上場) 2007年 代用血漿・体外循環希釈剤「ヘスパンダー」「サリンヘス」に係わる ビジネスを、フレゼニウスカービ(独)へ譲渡 過活動膀胱治療剤「ウリトス錠0.1mg」発売 気管支喘息治療剤「キプレス細粒4mg」発売 2008年 気管支喘息・アレルギー性鼻炎治療剤「キプレス錠5mg」発売 SkyePharma社と「Flutiform」の国内ライセンス契約締結 杏林製薬(株)と日清キョーリン製薬が合併 潰瘍性大腸炎・クローン病治療薬 「ペンタサ錠500」発売 2009年 「ガチフロキサシン点眼液」の中国での独占的販売権を付与する契約を千寿製薬と締結 Merz社と耳鳴治療薬「Neramexane」の国内ライセンス契約締結 2010年 商号を(株)キョーリンからキョーリン製薬ホールディングス(株)に変更 気道粘液調整・粘膜正常化剤「ムコダイン DS50%」発売 2011年 Almirall社と慢性閉塞性肺疾患治療薬 Aclidinium Bromide についてライセンス契約を締結 過活動膀胱治療剤「ウリトス錠0.1mg」の口腔内崩壊錠を発売 2013年 喘息治療配合剤「フルティフォーム50エアゾール56吸入」、 「フルティフォーム125エアゾール56吸入」発売 2015年 COPD治療剤「エクリラ400μgジェヌエア30吸入用」発売 潰瘍性大腸炎・クローン病治療薬「ペンタサ顆粒94%」発売 気管支喘息・アレルギー性鼻炎治療剤「キプレスOD錠10mg」発売 2016年 COPD治療剤「エクリラ400μgジェヌエア60吸入用」発売 モンテルカスト錠10mg「KM」、モンテルカスト5mg「KM」発売 アレルギー性疾患治療剤「デザレックス錠5mg」発売 2018年 アレルギー性鼻炎治療剤「ナゾネックス点鼻液」の独占販売権に関する契約を締結 過活動膀胱治療薬「ベオーバ錠50mg」発売 2020年 キノロン系経口抗菌剤「ラスビック錠75mg」発売 2021年 間質性膀胱炎治療剤「ジムソ膀胱内注入液50%」発売 キノロン系注射用抗菌剤「ラスビック点滴静注キッド150mg」発売 2022年 東証プライム市場に上場 咳嗽治療薬「リフヌア錠45mg」発売 2023年 創業100周年 事業持株会社体制へ移行、 杏林製薬へ商号変更 |
主要製品 | ・リスヌア(咳嗽治療薬)
・ラスビック(キノロン系経口抗菌剤) ・ベオーバ(過活動膀胱治療剤) ・ジムソ(間質性膀胱炎治療剤) ・デザレックス(アレルギー性疾患治療剤) ・エクリラ ジェヌエア(COPD治療剤) ・フルティフォーム(喘息治療配合剤) ・ウリトス(過活動膀胱治療剤) ・キプレス(気管支喘息治療剤) ・ムコダイン(気道粘液調整・粘膜正常化剤) ・ケタス(気管支喘息・脳血管障害改善剤) ・ペンタサ(潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤) ・バクシダール(広範囲経口抗菌剤) ・ベストロン(セフェム系抗生物質製剤) |
採用HP | https://www.kyorin-pharm.co.jp/newcareer/recruit/ |