奥野製薬工業株式会社

当社は、電子部品や様々な金属やプラスチックの表面処理薬品の開発と製造をおこなう「表面処理部門」、安全と美味しさにこだわり食品添加剤の研究開発をする「食品部門」、付加価値の高いガラス粉末を扱う「無機材料部門」の3つの事業を展開することで、世界中のものづくりをリードする研究開発型の化学メーカーです。電子部品関連においては、2023年に半導体向けめっき薬の新ブランド発表、2026年には表面処理薬品の新工場の完成など大型プロジェクトが進んでいます。1905年創業の老舗企業ですが、世界を先取りした最先端技術を柔軟な発想から製品化までスピードを持って開発・提案できることが当社の一番の強みです。

当社では製品開発するのは研究職だけ、売るのは営業職だけの仕事ではありません。営業が顧客ニーズをつかみ、研究員と共に新技術を生み出すこともあれば、研究員が開発した製品を自ら売り込むこともあります。そしてこれらが実現できるのも、これまで様々な製品を作ってきた製造職や生産管理職というスペシャリストが社内にいるからこそ。まさに職種関係なく社員全員が主役になれる会社です。各部署間を超え垣根なく過ごせるオフィスや研究棟のフリースペースでは、何気ない会話からアイデアの種が生まれています。社是『ほんとうに愛される製品をつくり みんなに愛される人になれ』の通り、真に社会貢献できる製品と人間力が育まれる環境です。

時代のニーズを先読みして様々な事業を展開してきた当社は、複数の事業が支え合うことで安定した経営を実現、安心して最先端分野にもチャレンジしてきました。そして、日々進化する分野でリードするためにも、当社は社員の小さなアイデアを大切にし、たとえそれが自社で知見がない技術開発だったとしてもチャレンジを後押しする風土があります。例えば特許出願を積極的にサポートし、学会での報告も開発者が自ら発表します。また技術面以外でも、メーカーとしての要でもある各工場では、『誰もが作業しやすい職場』を目指し、性別や年齢にとらわれず無理なく長く働くための自動化など、職場環境の最先端化という大きなチャレンジを始めています。