業種 |
機械
精密機器/印刷関連/商社(機械)/その他商社
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本社 |
東京
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【高度な技術に支えられた印刷機械を世界に向けて】
KOMORIは「印刷機械」の製造・販売を行う機械メーカー。カタログ、雑誌、広告、パッケージ
など、身の回りにある様々な印刷物の多くは、KOMORIの印刷機械によって生み出されています。
また、当社は国内唯一の紙幣印刷機械メーカーでもあります。
紙幣印刷機械はKOMORI製品の品質を語る何よりの証。高度な技術力を生かし、世界の経済、
文化、社会の発展に貢献しています。
KOMORIの主力製品であるオフセット印刷機械は、全長20メートル重さ50トンほどの非常に大きな機械です。それだけスケールの大きな機械ではありますが、高精細な印刷を実現するため、機械内部の加工や組付けにはロケットや航空機と同等以上の精密さが求められます。生産拠点である「つくばプラント」は無窓化・防塵・温度管理など、精密機械の製造にふさわしい設備を備えた世界最新鋭の工場。生産力の強化、品質の向上、そして将来に向けた技術開発に力を入れ、常にお客様のニーズに応える努力を続けています。
KOMORIは印刷機械メーカー。商業用印刷機械の分野では、国内トップクラスのシェアを誇ります。その中で、当社の技術力を象徴するのが「紙幣印刷機械」です。紙幣は印刷物の中でも特に複雑で高度な技術が要求される、まさに印刷ノウハウの結晶。1958年、当社はそれまでの実績と技術力が認められ、国立印刷局から紙幣印刷機械を受注しました。以来、KOMORIは国内唯一の紙幣印刷機械メーカーとして日本の経済を支えています。その実績は国内のみならず海外でも高く評価され、輸出比率が7割以上のグローバル企業に成長しました。この技術力の高さと国際性が評価され、経済産業省が選ぶ「グローバルニッチトップ100選」に2回連続で選出されています。
当社は新規事業にも注力しています。PE印刷機械事業では「半導体」製造に活用できる技術の開発に取り組んでいます。この事業は「印刷」の技術を他の分野でも活用できないかというところからスタート。この技術により、従来よりも安価でスピーディーに高精度な半導体を作ることができるようになります。また、デジタル印刷機械事業では、既存の印刷で必要であった絵柄の基となる版が不要となります。データをパソコン等で作成し、それを印刷機械に送り込むことで印刷が可能となり、小ロットの印刷を短納期で実現できます。KOMORIは2023年で創業100周年を迎えますが、今後ますます社会や経済の発展に貢献していくことができる企業です。
事業内容 | 印刷機械、印刷関連機器の製造販売 |
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主要製品 | 商業用印刷機械(オフセット枚葉印刷機械、オフセット輪転印刷機械)、
証券印刷機械(紙幣、有価証券など)、デジタル印刷機械、紙器用輪転 印刷機械、印刷関連機器など |
創業 | 1923年(大正12年)10月20日 |
資本金 | 377億1,478万円 (2024年3月期) |
従業員数 | 2,562名 (2024年3月31日現在・連結) |
売上高 | 1,042億7,800万円 (2024年3月期・連結) |
経常利益 | 67億9,700万円 (2024年3月期・連結) |
代表者 | 代表取締役社長 持田 訓 |
平均年齢 | 44.7歳 (男性45.5歳・女性37.4歳) |
主要取引先 | 国内:国立印刷局、大日本印刷、凸版印刷、共同印刷等主要会社約3,000社
海外:欧米、アジア、アフリカを中心とする約90カ国の印刷会社 |
事業所 | 本社/東京都墨田区吾妻橋
支社/大阪 支店/名古屋、福岡 営業所/札幌、仙台、富山、静岡、高松 テクノサービスセンター/東京 工場・R&Dセンター/つくば(茨城) |
KOMORIグループ・海外拠点 | 株式会社小森マシナリー
株式会社小森エンジニアリング 株式会社小森興産 株式会社セリアコーポレーション 株式会社セリアエンジニアリング KOMORI AMERICA CORPORATION KOMORI LEASING INCORPORATED KOMORI INTERNATIONAL (EUROPE) B.V. KOMORI U.K. LIMITED KOMORI FRANCE S.A.S. KOMORI BELGIUM BRANCH OFFICE OF KOMORI FRANCE KOMORI ITALIA S.r.l. KOMORI-CHAMBON S.A.S. MBO POSTPRESS SOLUTIONS GmbH KOMORI HONG KONG LIMITED KOMORI PRINTING MACHINE (SHENZHEN) CO., LTD. KOMORI PRINTING MACHINE (SHENZHEN) CO., LTD. SHANGHAI BRANCH KOMORI PRINTING MACHINE (SHENZHEN) CO., LTD. BEIJING BRANCH KOMORI MACHINERY (NANTONG)CO., LTD. KOMORI TAIWAN LIMITED KOMORI SOUTHEAST ASIA PTE. LTD. KOMORI MALAYSIA SDN. BHD KOMORI INDIA PRIVATE LTD. |
沿革 | 1923年 小森機械製作所創業
1946年 株式会社小森印刷機械製作所を設立 1961年 紙幣印刷機械を印刷局に納入 1982年 アメリカに初の海外拠点を設立 1983年 東京証券取引所第二部に株式を上場 1984年 東京証券取引所第一部に指定替 1988年 紙幣印刷機械の海外輸出を開始 1990年 小森コーポレーションに社名変更 世界初の完全自動刷版交換装置(APC)を開発 2003年 全生産拠点でISO14001の認証取得完了 2005年 つくばプラント竣工 2009年 小森グラフィックテクノロジーセンター(KGC)オープン 2011年 2010年発表のH-UVシステムが日本印刷学会技術賞を獲得 2012年 デジタル印刷機械の販売を開始 プリンテッドエレクトロニクス(PE)向けグラビアオフセット印刷機械 「PEPIO F20」「PEPIO R20」を発表 2014年 経済産業省が発表した「グローバルニッチトップ企業100選(2014年版)」に選定 2015年 29インチ枚葉UVインクジェットデジタル印刷機械「Impremia IS29」発表 2018年 紙幣印刷機械「CURRENCY NV32」が国際通貨協会(IACA)最優秀技術賞を受賞 2020年 経済産業省が発表した「グローバルニッチトップ企業100選(2020年版)」に選定 2021年 オフセット枚葉印刷機械「リスロン GX40RP」がPRINTING United Alliance インターテック 技術賞2020を受賞 |
市場における位置づけ | オフセット印刷機械の製造には、精密な金属加工技術が必要なだけでなく、
機械、電気、化学、紙等の幅広い分野の産業インフラが求められます。 そのため、大手メーカーはドイツと日本に集中しており、当社はその一角を担っています。 KOMORIはオフセット印刷機械の世界市場において有数のトップメーカーの一つ。 国内でも市場の多くを占める、まさに業界のリーディングカンパニーです。 |
今後の展望 | 売上の大部分を輸出が占めるKOMORIは、世界の経済情勢と切り離せない関係にあります。
従って、今後の更なる発展に向け、印刷機械の品質および生産性の向上を図ると共に、近年のデジタル化・ネットワーク化に対応し、印刷情報ネットワークや 自動印刷システムの開発に注力。トータルな印刷システムの構築を目指しています。 また、お客様の課題を解決するための多種多様な提案を積極的に行い、新興市場への販売強化やデジタル印刷機事業の展開、紙幣印刷機械をはじめとする海外証券印刷機事業の強化を図っています。 |