株式会社宮島

社内は幅広い世代の社員が働いています。中には、産休や育休制度を使って、仕事と子育てを両立している社員もいます。当社には、群馬と福岡にも拠点があり、群馬は約20名、福岡は約10名とまだ少人数ですが、それだけにとてもアットホームな雰囲気です。2014年からは、永続的な企業発展を目指して、新卒採用を本格化させました。新しく入ってきた若手社員は、経営計画発表会や忘年会・社員旅行といった場面で、一丸となって盛り上げてくれています。彼らはこうした社内横断的なイベントを通して、他部門の社員とも交流し、いろんな学びを得ていると思います。将来的には幹部として、経営の中枢を担ってくれることを期待しています。

当社のモノづくりは「同じモノをひたすら大量生産を続けていく」というものではありません。顧客は常に製品の物流において、何らかの課題を持っています。それらを掘り出し、新しいビジネスに結び付けていくのが営業の仕事。独自の強みを持っているだけに、顧客に対する提案活動に面白みを見出せます。また設計であれば、この個別対応こそが腕の見せどころですし、製造においても短納期や大口受注など、さまざまなタイプの案件が舞い込んできます。いかにこれらに対応するかが、大変でもあり、やりがいにもなっています。柔軟な発想力や行動力で対応することは、当社では非常に重要で、こうした動きが優れた製品を創り出す力となっています。

創業は1962年。世界遺産で有名な厳島神社がある宮島で、もみじ饅頭の紙箱を製造するところからスタートしました。その後、自動車部品を工場間輸送するための通函や、輸送時に製品を守るための包装資材の設計・製造にも着手。顧客企業の「物流業務の効率化」という観点に着目した商品開発で、堅実に事業を拡大させていきました。現在ではオリジナル製品として、大型コンテナ―やキャスター付きパレットなども、当社の製品ラインアップに加わり、さらに独自性を増しています。物流における包装分野において、オンリーワンの存在感を放ち、他にはあまり例をみないユニークなモノづくり企業、それが（株）宮島であると言えます。