私たち小布施堂は、長野県の小布施の歴史を大切にし、町並みや文化を受け継いでいくことを大切にしてきました。その最も特徴的なものが酒造りと栗菓子。室町時代から栽培が始まった栗を活かした栗菓子を、直営店だけでなく全国各地の百貨店などで販売しています。そのほか、和食、カフェ、旅館の運営を通し、当社のおもてなしの心をお伝えしています。
小布施の歴史に敬意と誇りを感じている当社では、この土地に息づく遺伝子や過去から受け継いできたこの地域特有の町並み、たたずまい、文化、精神を「預かり物」として大切にし、未来へ渡していきたいと考えています。その中心となるのが栗菓子の製造と販売。小布施町に来たお客様に、小布施堂のお菓子を楽しんでいただきたいという想いを持ち続けています。そこから派生し、和食レストラン、ホテル、カフェなどを展開。かつて、私たちの先人が、小布施町にお越しになったお客様を自宅に泊め、手料理でもてなしたように、心を込めておもてなししたいと考えています。
栗鹿ノ子をはじめ、栗羊羹、栗最中など、小布施の特産である栗を使ったお菓子の製造販売をする当社。江戸時代には商社、酒造業、味噌・醤油製造業なども手掛けていましたが、現在では酒造業と栗菓子製造を中心に展開。9月10月の栗餡の仕込み期は小布施が一番にぎわう季節。変わることのない手法で、栗と砂糖のみの栗餡を練り上げます。製造工場からレストラン、ホテルまですべてを敷地内に置き、訪れるお客様それぞれにご満足いただけるおもてなしを目指します。
入社後には、さまざまな業務を経験していただきます。菓子の製造部門では、製造工程を知ることでより表現力豊かな接客販売を目指します。また、レストランやカフェの運営では、メニュー開発やお店づくり、スタッフのマネジメントや売上管理などを行います。ホテルでは、お客様が快適に過ごせる空間づくりやサービスの見直しを行います。お客様に対応するなかで、お客様に喜んでいただけるやりがいを実感できます。それぞれの業務は閑散期、繁忙期が異なるため、他部署が繁忙期のときにはサポートをすることもあります。当社での業務はすべて、伝統を重んじつつ、お客様をおもてなしするということに繋がっています。
事業内容 | ●栗菓子の製造・販売
●飲食業 ●宿泊業 ●酒造業 |
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設立 | 1923年 |
資本金 | 2,000万円 |
従業員数 | 120名(2020年3月実績) |
売上高 | 15億8,700万円(2020年3月実績) |
代表者 | 市村 次夫 |
事業所 | 【本店】 長野県上高井郡小布施町808
【カフェえんとつ】 長野県上高井郡小布施町小布施808 【桝一客殿】 長野県上高井郡小布施町小布施815 【桝一市村酒造場】長野県上高井郡小布施町小布施807 |
沿革 | 1755年 酒造業をはじめる
1900年ごろ 栗菓子製造はじめる 1923年 会社設立 |
ホームページ | http://www.obusedo.com/index.html |