日本新薬は、機能食品事業も手掛ける製薬メーカーです。未だ有効な治療法が確立していない疾患に対して、たとえ患者数の少ない希少疾患や難病の治療薬であっても、病気に苦しむ患者さんにとって福音となる医薬品の開発に積極的に取り組んでいます。独自性ある医薬品を以って、ヘルスケア分野になくてはならない「存在意義のある会社」を目指します。
日本新薬は、会社創立の1919年以来、約100年間にわたり研究開発型の新薬メーカーとして特長あるくすり創りに取り組んできました。有効な治療法が確立していない病気の治療剤を開発・販売し、医療現場や患者さんの声に耳を傾けることで、その想いを叶えてきました。さらに当社は、1961年より医薬品事業で培った技術とノウハウを駆使した機能食品事業に進出し、多方面から高い評価と厚い信頼を得ています。「医食同源」という言葉の通り、医薬品だけでなく、機能食品素材も社会に提供することで、ヘルスケア分野になくてはならない事業体として、社会から信頼され尊敬される会社、すなわち「存在意義のある会社」となることを目指しています。
創立以来受け継がれてきた、「自分たちの手で新しいくすりを創ろう」という熱い思いは、日本新薬社員のDNAとして受け継がれています。時代のニーズに合わせた研究開発の姿勢は、現在に至るまで脈々と受け継がれており、創業当初より培ってきた研究開発力は日本新薬の強みとなっています。私たちのこれまでの取り組みは、肺動脈性肺高血圧症(PAH)治療剤「ウプトラビ」、デュシェンヌ型筋ジストロフィー治療剤「ビルテプソ」など、さまざまな製品となって実を結んでいます。有効な治療薬を一日でも早く、そして一人でも多くの世界の患者さんに届けるために事業活動を推進していきます。
独自性のある製品を生み出す研究開発の一つに、東部創薬研究所で取り組む核酸医薬品が挙げられます。病因遺伝子を直接標的とする核酸医薬品は、低分子医薬品では治療が難しい疾患に、新しい原理に基づく治療の可能性をもたらすことから、抗体医薬に次ぐ次世代医薬品として世界中から期待されています。日本新薬では、核酸医薬品の創薬として、デュシェンヌ型筋ジストロフィーに有効な新薬の開発に長年取り組んできました。その結果、国産初の核酸医薬品であるデュシェンヌ型筋ジストロフィー治療薬「ビルテプソ」を2020年に国内および米国で発売しました。
事業内容 | 医療用医薬品・機能食品の製造及び販売 |
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経営理念 | 人々の健康と豊かな生活創りに貢献する |
経営方針 | 高品質で特長のある製品を提供する(顧客)
社会からの信頼を得る(社会) 一人ひとりが成長する (社員) |
創業 | 1911年11月20日 |
設立 | 1919年10月1日 |
資本金 | 51億7400万円 |
従業員数 | 2,212名(2024年3月末現在、連結) |
平均年齢 | 41.4歳(2022年度末時点) |
平均勤続年数 | 17.5年(2022年度実績) |
代表者 | 代表取締役会長
前川 重信 代表取締役社長 中井 亨 |
事業所 | 【本社・支社】
京都本社 東京支社 【営業事業所(支店)】 札幌支店 東北支店 関越支店 東京支店 千葉埼玉支店 横浜支店 名古屋支店 京滋北陸支店 関西支店 中四国支店 九州支店 【研究所・植物資料館】 創薬研究所 東部創薬研究所 食品開発研究所 山科植物資料館 【生産・配送】 小田原総合製剤工場 東部流通センター 西部流通センター 【グループ会社】 NS Pharma,Inc 北京艾努愛世医薬科技有限公司 天津艾努愛世医薬有限公司 シオエ製薬株式会社 タジマ食品工業株式会社 日本新薬アドバンス株式会社 【海外拠点】 NS Pharma,Inc 北京艾努愛世医薬科技有限公司 天津艾努愛世医薬有限公司 London Office |
売上高 | 1,482億5,500万円(2023年度、連結) |
売上高構成 | 医薬品事業 84.4%
機能食品事業 15.6% (2023年度) |
業績 | 決算期 売上高 営業利益
───────────────── 2015.3 799 85 2016.3 842 85 2017.3 987 152 2018.3 1,014 170 2019.3 1,147 206 2020.3 1,166 216 2021.3 1,218 261 2022.3 1,374 283 2023.3 1,441 300 2024.3 1.482 333 (単位:億円) |
子会社 | NS Pharma,Inc.
北京艾努愛世医薬科技有限公司 天津艾努愛世医薬有限公司 シオエ製薬(株) タジマ食品工業(株) NSシェアードサービス |