丹波ささやま農業協同組合

農業協同組合の主な事業は、農業者のサポートです。その事業領域は多岐にわたり、農業の技術指導、共同購入事業、融資や貯金などの金融事業、新商品開発や販路開拓など多くの事業を運営しています。先人から受け継がれてきた伝統や文化を守り、次の世代に豊かな自然と素晴らしい環境を伝えるために、農業とその担い手をサポートすることが大きな目的となります。私たちは地域の方の生活を支え、元気なふるさとづくりに貢献する重要な役割を担っています。兵庫県丹波篠山市に12カ所の拠点があり、地域に密着したきめ細かい対応ができる体制を整えています。地域の役に立ち、多くの人を支える幅広い活動をしているのがJAの仕事です。

戦後から昭和を通じて、減反や農作物の輸入自由化、農事業者の高齢化など農業を取り巻く環境は厳しい時代が続きました。しかし、社会や消費者の嗜好の変化に伴いあらためて地方の価値が見直され、そこにしかない魅力が再発見されるようになり農業への新たな可能性が高まっています。６次産業化などを通じた農業者の経営基盤の強化や、ニーズに合わせた新商品の開発など、工夫と努力で大きく成長することもできるようになり、意欲的な若い方の農業への参入なども進んでいます。当組合でもこのような未来を見据えたチャレンジを支援するために、幅広いネットワークを駆使し強力な組織力を活用した事業推進で地域に貢献しています。

女性の社会進出をスムーズにし、能力に応じたふさわしい業務に従事することと、それに伴った待遇を得られることが現代の企業や団体には求められています。当組合でもその目的を達成するために、「女性が管理職として活躍できる雇用環境の整備」のための行動計画を策定し、順次実施しています。採用基準を見直し性別に分け隔てなく雇用すること、出産や子育てなどでもキャリアが維持できるための制度の整備など、組織全体で女性が活躍できる職場風土づくりに取り組んでいます。また長時間労働の是正や働きやすい職場の実現などにも取り組むことで全ての職員が明るく、元気に自分の仕事に誇りを持ってキャリアアップできることをめざしています。