株式会社川崎製作所

ものづくりは「どうすればコレができるか」というシンプルな問いから始まる。しかし実現には、高度な技術と何十、何百という試行錯誤が必要になる。正直、大変だ。それでもものづくりをやめないのは、イメージ通りできたときの高揚感、完成したときの達成感、お客様から「さすが川崎さん！」と言ってもらえた充実感が、私たちの心をとらえて離さないからだろう。2006年からは製作の舞台が航空宇宙分野へと広がり、メイン事業となった。大きなモノから小さなモノ、特殊加工が必要なモノまで、依頼はほぼオーダーメイド。高難易度の依頼にも常にお客様目線で、航空宇宙品質で応える。依頼の先にある「夢」をかたちにする力が私たちにはある。

当社はISO9001の航空宇宙版、JISQ9100認証を取得しています。航空宇宙産業には特に高品質が求められますが、当社は設立以来磨き続けてきた技術力により高硬度難削材の高精度加工も可能。ボーイング社の旅客機に採用されている金属シールや、ボンバルディア社のプライベートジェットに採用されているファンケースなどを製作しています。また、世界最大クラスの大型3次元測定機に代表される品質保証力も強みで、ボーイング787のエンジン部品検査を日々行い、お客様から厚い信頼をいただいています。その他、どんな工程で加工すれば良いか等のお悩みにも、独自技術やノウハウを用いて提案し、案件により共同での試作や新規開発なども行っています。

航空宇宙部品の加工は難易度が高いもの。しかし、当社には「成長支援制度」という独自の社員教育の仕組みがあるため、確かなスキルを持った人財を育成することができます。具体的には、社員一人ひとりに対するきめ細かい目標計画設定と実行後の評価、その後のフィードバックを行うシステムで、その人に合ったフォローアップ体制を構築し、着実に成長していける環境をつくっています。さらに、上記とあわせて作業マニュアルやチェックシートも完備することで、短期間でも順応できるシステムも構築。社員同士のコミュニケーションもあり、距離も近いので質問もしやすい環境です。これらの相乗効果によって人財の面でも優位性を発揮しています。