業種 |
食品
農林/商社(食料品)/その他専門店・小売 |
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本社 |
京都
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千三百年の歴史ある京のブランド野菜『九条ねぎ』を
自社で(1)生産、(2)加工、(3)流通させる。
1次産業×2次産業×3次産業=6次産業化したビジネスモデルを打ち立て
走り続けている農業ベンチャーです。
年商20億円、京都産ねぎ生産量はトップクラス。
九条ねぎといえば『こと京都』と言われる農業生産法人。
地方創生にも貢献し、受賞歴やメディア出演も多数。
注目度の高いアグリビジネスを展開しています。
2023年2月から始動したキッチンカー事業である「つなぐ食堂」。お取引先様であるスーパーの駐車場をお借りして、京野菜のおばんざいを販売するこの事業は、ただ九条ねぎを広める、利益を上げるために始まったものではなく、社会的課題の解決や地域社会への支援が目的です。お取引先様が取り組んでおられた「こども食堂」をキッチンカー派遣という形で支援させていただくことから始まり、始動からの1年「つなぐ食堂」キッチンカーで人と人をつなぐ、心と心をつなぐ様々な取組を行ってきました。今回、能登半島地震ではお取引先様であるスーパーとの協同で、発生後一週間で第一次派遣、第二次派遣と炊き出しや支援物資の提供など行いました。
九条ねぎの収穫後、食品として適さない外葉部分を取り除く選別・調整作業を行いますが、年間約400トン(自社生産分)が廃棄されます。今後生産量が増えれば、廃棄量も増え、産業廃棄物の課題やコストの問題もあります。そこで、この廃棄物を未利用資源として捉え、野菜残渣を50%含んだアップサイクルペーパーの開発に成功しました。伝統野菜に新たな価値を生みだし、新しいものづくりを進めることで脱石油や省資源のプラントベースワールド実現の一端を担えると考えています。このアップサイクルペーパーは現在つなぐ食堂で販売しているお弁当の紙カップなどに活用し、今後も壁紙など活用できる幅を広げていく予定です。
部門を超えたプロジェクトとして4つの開発委員会があります。社会のニーズの変化が速く、多面的な開発が必要という背景から発足された委員会ですが、部門を超えた横ぐし組織で、社内の連携の強化や多彩な人材育成の場となっています。商品開発委員会、人材開発委員会、組織開発委員会、技術開発委員会がありますが、共通しているのは自ら手をあげ、やりたい意欲を持っている有志たちの集まりであるということ。委員会の中で、研修も積極的に行い、様々な刺激や空気感を体験できます。自分たちの手で日々働く会社をよりよく、働きやすい会社にしていく、楽しみながら自分たちの手で会社が変化していく過程を共有できるプロジェクトです。
事業内容 | ◎京都府産九条ねぎの生産・加工・販売、国産ねぎの仕入れ・加工・販売、京野菜の卸販売、通販事業
主に、九条ねぎ、カットねぎ、葱油やドレッシングの調味料など。京都の伝統野菜である九条ねぎの美味しさや魅力を発信し、もっと多くの方に身近に感じてもらうために新しい価値をつくっています。 現在、取引先は約900社、出荷量は年間約1200t、畑の面積は東京ドーム約6個分。国内シェア約20%を占め、北は北海道から南は沖縄まで、全国のスーパーや飲食店に新鮮なねぎをお届け。また、いくつかの加工品はフランスやイタリア、香港など海外への輸出もおこなっています。 ◇「こと京都」について~社名の由来~ こと京都 京都をテーマにこと(古都。事。言)を発信します。 (1)古都 京都の昔ながらの良いところを発信します。 (2)事 ものだけの販売でなく、事(ストーリー)を提供します。 (3)言 売ることだけでなく、伝える事に重点を置きます。 |
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地域農業活性化の取り組み | ◆生産者ネットワーク「ことねぎ会」形成◆
当社と契約いただいている生産者さんが定期的に集まり、農家さんの栽培計画をもとに年間契約を行ったり、情報やシステムの共有を行うというもの。こうすることで、自然災害の被害を受けた場合でもカバーできる量の確保が可能になり、農家さんの安定収入、省力化、商品の安定供給につながっています。 ◆新しい農業経営者の育成◆ 農業に興味を持ち、新規就農を目指す方が増えている一方で、経営がうまく軌道に乗らないケースが多くあります。そこで、2013年に「独立支援研修制度」をスタート。栽培の仕方だけではなく、販路や資金調達、経営方法を学ぶなど、「新規就農したい!」という方を全面的に支援する取り組みをおこなっています。 ◆今までにない九条ねぎの価値づくり◆ 「こと九条ねぎ」としてのブランド化や、お客様の「あったらいいな」のお声をヒントにした様々な商品づくりなど、日々九条ねぎの新しい価値を探っています。 代表的な商品には、ミリ単位のカットねぎや、団子状態に固まらないバラ凍結ねぎ、食べる部分を惜しみなく使用した葱油など。そうすることで、天候や市場の価格に左右されないビジネスモデルの実現を目指しています。 |
受賞歴 | ▼平成25年:「第1回6次産業ネットワーク」農林水産大臣賞、「農業・食料産業イノベーション大賞」、「第1回地場もん国民大賞」審査員賞
▼平成26年:「京都創造者大賞」企業部門 ▼平成29年:全国優良経営体表彰「農林水産大臣賞」 ▼平成30年:農林水産祭「天皇杯受賞」 ▼令和5年:「京都モデル」ワークライフバランス認証 ▼令和6年:「これからの1000年を紡ぐ企業認定」 |
設立 | 2002年5月1日 |
資本金 | 2100万円 |
従業員数 | 200名(社員、契約社員及びパート含む) |
売上高 | 20億円(令和5年12月度) |
代表者 | 代表取締役 山田 敏之 |
事業所 | 本社・横大路工場/京都市伏見区横大路下三栖里ノ内30番地
向島工場/京都市伏見区向島東定請152 藤枝工場/静岡県藤枝市大東町488 丹後工場/京都府京丹後市峰山町泉1171-5 |
グループ企業 | こと京野菜株式会社/京野菜を冷凍加工
こと美山株式会社/京都の南丹市にてコメ事業を展開 |
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