株式会社福島地下開発

当社は、地質、土質、地盤や地下水などの調査や解析を行っています。これらは、構造物を建設するときに必要な調査で、構造物の基礎の形式を検討するための大切な役割。現場で地面に穴をあけて掘るボーリング調査のほか、地盤の耐力調査や地層の温度、電気的特性などの試験で調査します。調査により、地下水や土壌の汚染状況や地下資源についてもわかるため、さく井工事（井戸掘り）や温泉掘削工事、土壌汚染対策工事、地すべり防止水抜工事、消雪配管工事といった地域のみなさまの生活を守る工事にも対応。創業から50年以上、培ってきた技術や知見を活用し、専門性の高い領域で地域の安全やインフラを支えています。

ボーリングによる地質調査や解析を行ってきた当社。現在は、土、水、熱という3つのキーワードをもとに地下水や地中熱といった地下資源を活用するための事業に力を入れています。地下水は、昔から井戸や温泉などに利用されていますが、近年利用が進んでいるのが地中熱です。地中熱は、地球の熱エネルギーの一部で、地中が一年を通して保っているエネルギーのこと。地中は一年中温度が一定のため、地上の気温との間に生じる温度差を利用します。地中熱の活用例が、融雪や農業ハウス、温水プールなど。地中熱に関する工事実績は累計120本以上にも上り、他社との差別化につながっています。今後も技術を磨きながら、専門性を高めていくつもりです。

入社後は、地盤調査を行う調査部またはさく井工事や温泉掘削工事を行う工事部に配属する予定です。調査部の仕事は、ボーリングマシンの操作や土質データの収集、データの解析や資料作成など。工事部では、さく井工事や地中熱システム関連の工事に関して、現場での補助作業、作業工程や現場の管理、工事前の材料手配、日程調整と工事後の報告書作成などを行います。どちらも専門の機械を使用することが多く、覚えることも多いですが、専門的な技術や知識を身につけられる環境。現場での研修からスタートし、経験を積みながら多くのことを学んでください。仕事に必要な資格については、取得支援もあるので、スキルアップできますよ。