これが私の仕事 |
世界中から来るモノを、日本のモノにする仕事。 通関業務とは、荷主から預かった貨物を輸出入する際、税関に品目・数量・価格等を税関に申告し、書類審査、貨物検査、関税等の納付を経て、輸出入の許可を受ける手続きです。
難しく書きましたが簡単に言うと、外国から来た貨物を、法的に日本の貨物にする仕事で、貿易の要とも言える重要な業務です。通関手続きを経ないで、貨物を輸出入すれば密輸となり、総合商社の大きなビジネスも、外国から原材料を調達しているメーカーのモノづくりも、通関なしでは成り立ちません。具体的な仕事内容ですが、荷主から届いた書類を元に、タリフと呼ばれる辞書のような本と、NACCS(ナックス)というソフトを使って、関税の計算等を行い、内容を審査後、税関に申告することが主な業務内容となります。また、貨物検査の立会いといった外回りの業務も行います。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
初めての輸入申告と人々の日常生活を支えているという誇り。 初めて、通関士として輸入申告を行った時です。就職活動時から通関に興味があり、入社後に行われた通関士講習を受講しながらコツコツと勉強することで無事資格を取得でき、念願の通関士となりました。配属後、初めての輸入申告を行い外国から来た貨物が日本のモノになった瞬間の喜びを今でも忘れません。私の所属部署では、衣類や家電、100円ショップに並ぶ商品といった日常生活でよく見かける物から、自動車の原材料や、大量の穀物、テーマパークの建材に至るまで、世界中から来る実に様々なものを輸入通関を行っています。普段、家族や友達といる時に、そのような物を見かけると思わず、自分が通関した物であるということを誇らしげに言ってしまうことがあります。人々の生活を影で支えていると誇りを持って言えることも、通関業務の魅力の1つです。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
日本において必要不可欠な港湾を支え続けてきた、150年の歴史 就職活動時、社会を支えていると実感できる仕事がしたいと考え、物流、エネルギー、建設といった業界を志望していました。その際、島国であり、貨物の輸出入の大半を海上輸送に依存する日本にとって、港湾が必要不可欠であることと、業界のリーディングカンパニーである上組の存在を知りました。入社の決め手となったのは、やはり、150年以上の歴史でしょう。
上組は1867年(慶応3年)に創業されました。徳川慶喜が大政奉還を行い、江戸時代が終わり、翌年には明治時代が始まる時期です。その後、数々の戦争や天災、グローバル化や情報化といった時代の変化もありましたが、現在に至るまで無借金経営を続けています。上組ではそのような歴史に誇り持った仲間と、港湾という社会インフラを支えるという使命感を持って働くことができます。 |
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これまでのキャリア |
現場研修(1年間)→大阪支店通関部(現職・今年で5年目) |