株式会社小学館

私たちは、「出版物が世の中全ての悪いことを無くすことはできないが、人の心に良い方向を生み出す、何らかの小さな種子を蒔くことはできる。人生の中で大きく実となり花開く、種子を蒔くという仕事が出版である」という理念を掲げています。たとえば、背中をそっと支えられたり、勇気を奮い立たせるきっかけになったり、少しだけ涙を止められたり、笑顔になれたり…小さいことかもしれませんが、出版物には、そんな力があります。メディアの形が多様化し、出版業のあり方さえ変化していますが、私たちは、未来に向かって大きく実る種を蒔き続けています。

小学館は、2022年に創業100周年を迎えました。私たちはこの節目を、次の100年を見据えた「0周年」だと考えています。今、小学館では「伝統」と「変革」が等しく大切にされています。紙の出版物も、それ以外の手段でコンテンツを生み出し届ける企画も、それぞれが活発に議論され、世の中に送り出し続けられています。社員一人ひとりが考えて、工夫して、積み重ね続けることで、100年後の小学館がつくられると考えています。0から考え、種子を蒔く仕事。挑戦する自由、失敗する自由が、小学館にはあります。

私たち出版人にとって「コンテンツを通じて誰かに夢や感動を届けること」はとても大切で、その原動力には「好き」や「おもしろい」という感情があります。大好きなスポーツがテーマの新連載を考える。「この人おもしろそう！」と思う人物に名刺1枚を持って会いにいく。ハマっているゲームアプリとのコラボキャンペーンを企画する。そんな思いが原動力だからこそ、仕事への情熱は無限大。担当作品の重版や映像化が決まり、大声ではしゃぎまわる。作家さんから届いた原稿に感動し涙する。作品の販売・宣伝施策を巡って、ときに編集担当とマーケティング担当が大喧嘩！？仕事にこんなに夢中になれるって、素敵じゃありませんか？