これが私の仕事 |
自動運転の性能をわかりやすく比較できる「ものさし」を作っています。 これまでの衝突安全技術は,同じ衝突条件でぶつけてみれば性能が比較できました.また,近年普及しつつある予防安全技術も同じ衝突しそうな条件で作動させれば性能が比較できました.ところが,自動運転技術となると,さまざまな危険を先読みして対応していくため,特定の条件で性能を比較すれば完了するわけではありません.したがって,よりスマートに危険を回避したり,車に乗っている人に安心感を与えられたりする車両の性能をどのような手法でどのように数値化して評価するかが将来重要になるはずです.そのような時代を見据えて,自動運転技術の安全性とはなにか?人の安心感とはなにか?スマートな危険回避とはなにか?について日々調査・研究をしています。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
解法・正解が決まっていない課題に向き合うこと ここ数年の仕事は「こうやれば、こうなる」がない(予想すらしにくい)ことが多く、いわゆる落としどころが分からないと取り組みたくないスタンスの人なら避けたい仕事なんだろうと思います.そんな課題に取り組むかどうか問われたとき、自分は実業家の樋口廣太郎氏の「チャンスは貯蓄できない」という格言を思い、できるだけ挑戦するようにしています.なぜなら、これまでにそういった課題へ挑戦すると、確実に新しい知見の習得・これまでと違う人脈の形成へ波及するからです.もちろん、そのような課題は単純に困難なことが多く、どう解決するかは試行錯誤ばかりです.このようなスタンスで仕事を継続していって、いつかは「あの人に頼みたい」や「あの人に担当してもらいたい」といったように外部からいってもらえるような専門家になりたいです. |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
学生時代の勉強内容・研究内容を活かした仕事ができるから! 高校時代の受験雑誌で人間工学という学問を知ってから、大学では大学院へ進学することを前提にこの学問を学びたいと思い、研究室も卒業論文・修士論文のテーマもその流れに沿って決めてきました.今の会社ではないところからも内定をいただいていましたが、学生時代の研究内容をそのまま延長したことが仕事になるという魅力が大きかったため、今の会社を選びました.また、中立的な研究機関という立場で政策・基準・標準などの方向性を提案していくことも魅力的であると感じていました.入社してから10年目(仕事で悩んでいたころ)までは、辞退した会社を選んでいた方がよかったんじゃないかという思いがときどき浮かんでいましたが,今はまったくなくなりました(笑) |
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これまでのキャリア |
2005年4月新卒入社(博士前期課程修了)、安全研究部事故分析G配属
安全研究部衝突安全第三G→安全研究部衝突安全第一G→安全研究部安全基盤G→安全研究部総合安全G、自動運転評価拠点管理G兼務 現在に至る |