これが私の仕事 |
東南アジアの現地法人・代理店→私→研究職…国境を超えた香りの提供。 長谷川香料は世界中に拠点を持ち、世界市場でも10指の売上を誇る会社。私はそれを牽引する国際部の一員として、現在、東南アジアのメーカーなどに向けた営業に取り組んでいます。海外営業と言っても海外に出かける頻度はあまり多くありません。実際に、現地で営業活動を行うのは現地法人や代理店です。彼らが聞いてきたクライアントの要望をヒアリングして、それを研究所や工場、各部署に橋渡ししていくサポートが主な仕事です。数値化できない香りに関してやりとりするのは日本人同士でも難しいのに、文化の異なる日本とベトナムとなれば、齟齬が出て当たり前。ベトナムの人気製品を試食したり、逆に日本の製品を試食してもらったりすることで、互いの香りの嗜好を理解したり、感覚を共有したり、色々試行錯誤をする毎日です。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
人気ラーメン店のカップラーメン。提案した香りが初めて採用された! 国際部に異動する前、国内営業をしていた頃の話です。ある時、得意先のメーカーから「人気のラーメン店をカップラーメンにするので、そのスープの香りをつくってほしい」と依頼されました。丁度予定されていた大阪出張を生かしてラーメンを試食することに。長い行列に2時間かけて並び、研究員にどんな香りにすればいいのか自分の言葉で説明するために、一口一口真剣に味わいました。その他にも、厨房を覗いたり、お客さんの感想に聞き耳をたてたり。その後、試食を通して感じた特徴を研究職と共有。その香りを表した香料を提案したところOKをもらえてほっと一安心。初めて製品が採用となった時はうれしくて、ネット通販で1ケース買ってしまいました(笑)。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
知らないことを知るのが大好き!ここなら色んなチャレンジできそう! 父親が食品関係の会社ということもあり、食品関係に興味があったものの、正直これといってやりたいこともありませんでした。そんな時、知ったのが“香料”です。よく見ると、食品に限らず、飲料、シャンプー、歯磨き粉など、スーパーのあらゆる商品に入っています。こんなに身近なものなのに、どういうものなのかはさっぱり分からない。一体、何なんだろう…と逆に興味を持ちました。それと私は学生時代、父が赴任していたタイに1年間留学していたこともあり、海外に興味を持っていたのですが、グローバルに展開している長谷川香料なら「ゆくゆく、海外でも働けるかも」と思ったのもポイントです。実際、入社後、3年目には国際部で勤務することになりました。今後も色んな未知なるものにチャレンジしていきたいですね。 |
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これまでのキャリア |
工場研修(3か月)→研究所研修(3か月)→国内フレーバー営業部(1年間)→国際部(現職・3年目)※2020年3月時点 |