社会福祉法人　上野村社会福祉協議会

東京でSEの仕事をしていた。名古屋の介護施設で働いていた。上野村には、そんな大都市圏から「くらしのステージ」を変え、村に越してくる若者が大勢います。理由は様々ですが、皆に共通するのは「田舎が好き」ということ。ゆったりと時間が流れ、豊かな自然に囲まれた環境で人とのつながりを育みながら暮らせる上野村は、『自分らしい』『人間らしい』生き方を見つけられる場所なのかもしれません。もちろん、村としてもただ人を待つばかりではありません。農産物や木工品などをひとつの産業として確立させたり、リゾート施設や余暇サービスの充実を図るなど、人材の集まる土壌作りや住宅整備など、万全の体制で迎え入れています。

上野村は高齢者の多い過疎地域であるにも関わらず、福祉サービスの種類が少なく、住民の希望（ニーズ）に合った福祉が提供されないという問題がありました。そこで創設されたのが、私たち社会福祉協議会。「居宅介護支援」や「デイサービス」、「配食サービス」等、高齢者を対象としたサービスを中心に、各種福祉サービスを提供し、上野村を少しでも住みよい村にすることを目的として活動を始めました。行政と情報共有をはじめとする連携・協働を行いながら、今後も全村民に目を向け、「予防」から「介護」まで「住み慣れたこの村で安心しながら一生涯過ごしたい」という希望に添えるようサービスを提供していきます。

コンビニがない、スーパーが遠い、おまけに冬は寒い。初めて上野村に来た人は、そんな慣れない環境に皆少しびっくりします。でも、1日上野村で過ごすと、そんな不便さなんてあっという間に覆されてしまう。四季を彩る花々に、青い空、夜には満天の星。知人でも知人でなくても、家族のようにあたたかく迎え入れてくれる村の人々。何でもすぐ手に入る都市部のような快適さはありませんが、腰を落ち着けて長い目線で仕事に取り組むのにはすばらしい環境です。皆さんにも、「やりたい仕事」があると思います。あとはそれを、「どこでやるか」「どんな人たちとやるか」。上野村は、自信をもって皆さんをお迎えします。