公益財団法人磐城済世会

1883年に前身となる私立長春館病院として創業以来、私たち磐城済世会はいわきに根づき、いわきに貢献し続けています。2014年1月には、公益財団法人日本医療機能評価機構が実施する、病院機能評価の認定病院にも選ばれました。病院機能評価とは、病院が組織的に医療を提供するための基本的な活動（機能）が、適切に実施されているかどうかを評価する仕組みのこと。中立・公正な審査の結果、一定の水準を満たしていると認められた病院だけが認定病院になります。私たちはこれからも地域に根ざし、安心・安全・信頼と納得の得られる医療サービスを提供するために、さらに努力を重ねてより良い病院づくりを目指していきたいと思っています。

磐城済世会には現在、総勢620名の職員が在籍し、日々真剣な眼差しでそれぞれの職責を全うしています。医療を支えるのは人であり、職員が安心して働ける環境を整えるのは私たちの務め。こうした想いから磐城済世会では、子育て世代の職員をサポートできるよう、「松村舞子浜幼児園」を用意。こちらは365日体制の幼児園なので、さまざまな勤務シフトに合わせて利用することができます。結婚・出産などライフステージの変化に、柔軟に対応できるよう努めています。

磐城済世会はJR東日本水戸支社と連携し、2025年度に新たな総合医療施設の開業を予定。これは地方創生を推進するまちづくり事業の一環として、いわき市の中心市街地において、都市拠点機能に重要である医療機能を整備するものです。交通利便性に優れた駅直結の新病院では、急性期医療の他、リハビリなどによる在宅復帰・社会復帰を目的とした患者様の受け入れを強化。さらには地域雇用の拡大、災害時の医療対応、地域住民の健康を守る総合コミュニティーなど、幅広い目的をもって計画が進められています。これから訪れる高齢化や人口減少を踏まえ、持続可能なまちづくりの一端を担うことは、当財団にとっても新しい挑戦となります。