これが私の仕事 |
自動車シートに使われるウレタンに求められる物性の出し方を学んでいます。 自動車のシートに使われるPUFの素材について研究するための、基礎知識を学ばせてもらっています。PUFはいわゆる「ウレタン」ですが、その素材の原料に何を配合するか、その配合の割合をどうするか、によってその物性が変わってきます。すごく柔らかいものに仕上がったり、硬くなったり、実際に仕上がったものを触ってみると、その手触りがまったく異なっていたりと、すごく不思議です。また配合する時間だったり、気温だったり、条件が異なることで仕上がりが変わったりするので、とても奥深いものだと感じています。
今はその物性をどうやってお客様から求められているものに近づけていくか、を自分で考えられるようにする基礎知識を身につけている真っ最中です。門外不出の独自ノウハウが当社にはあり、それを知ることができるのはとても刺激的です。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
自分の意見で、機械を調整してもらえたこと。役に立った実感があった。 正直な話、今の仕事はまだ必死に勉強しているところなので、うれしかったと感じられるほどのゆとりがない状況です。むしろ入社後の研修期間で、製造現場でモノづくりに携わっている間に経験したことの中で、うれしかったことはありました。
製造現場にいると、今私が配属されている技術部の人が話しかけられることがちょくちょくあります。「この機械、具合はどう?」などと、製造機械の調子や使い勝手について現場で扱う人たちに意見を求めたりするのです。私も何度か声をかけていただいたことがあり、その際に「ここはこうした方がいいのではありませんか?」と、他の作業者の人たちも感じていた部分を意見したました。するとその意見が採用され、機械の調整をしてもらえたのです。小さなことですが、自分が役に立てた実感があり、うれしかったです。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
大きなモノをつくりたかった。工場見学で、それが実現できると感じたから。 私は大学、大学院とロボットの研究をしていました。中でも「目」の部分になるカメラや画像処理について、研究を深めていました。しかしながらこの分野で就職しようとなると、自分の可能性を狭める気がして、あえて視野を広げて就活に臨みました。
研究室の先生から、「化学メーカーでも機械の知識は必要とされる」と聞いて、化学メーカーを視野に入れて就活をしてみたところ、当社に遭遇することができました。工場を見学させてもらい、大きな機械を使って製品が製造されているところを見て、「こんな大きなモノをつくる仕事がしてみたい」と思い、当社への入社を決めました。もともと大学時代に「鳥人間コンテスト」へ出場するなど、大きなモノをつくることに憧れがあったので、他にも内定はもらっていたのですが、迷うことはありませんでしたね。 |
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これまでのキャリア |
2012年に入社し、製造現場での研修を経て、現在の部署へ配属。PUFの素材研究ができるようになるための基礎を学ばせてもらっています。 |