みなさん、こんにちは。採用担当 奈木野です。
まだまだ寒暖差の大きな時期ですね。
みなさん体調管理には十分気をつけて下さい。
こまめな水分補給が風邪予防に効果的とか・・・。
さて、今回から2回にわたって内部のきずを探す検査手法を紹介します。
【放射線透過試験】(RT:Radiographic Testing)
RTは放射線を利用して配管のつなぎ目(溶接部)などを撮影し、
現像したフイルムから『きず』の有無を調べる方法です。
放射線には多くの種類がありますが、透過試験に利用できるのは
一般的にX線とγ線です。
放射線透過試験は、身近なものに例えると医療用のレントゲンや
空港の出発ゲートにある透視装置と同じです。
図のような試験配置により撮影を行い、鋼材問わず
どのようなものでも放射線が透過すれば内部の状態を
見ることが出来ます。
放射線は、物体の吸収係数の違いを利用するため、
体積のある異物又はきずの形状と種類を判別することに
優れています。
近年では、X線フィルムに代わりIP(イメージング・プレート)を使い
CR(コンピューテッド・ラジオグラフィー)によりデジタル処理する
システムが普及し、デジタル化も進んできています。
どお?専門的すぎてあまり面白くなかったでしょ?
ちなみに当社では放射線に関する国家試験が
入社一発目の試験となります。
学校で関連科目を履修した人は若干有利となるかも!?
(学生でも受験出来る種目もありますよ)(*^_^*)