東海カーボンは100年以上続く総合炭素材メーカーです。国内・世界共に有数のシェアを誇るとともに、売上の海外比率が7割を超えるグローバル企業です。鉄鋼・自動車・ゴム・印刷・太陽光電池・半導体・宇宙航空・ガラス・バイク・リチウムイオン電池業界といった多様な需要業界を持ち、日常生活のあらゆる面を支えています。また最先端分野の材料研究も積極的に手掛け、次世代に向けた開発を行っています。
当社は現在、黒鉛電極(鉄鋼業界向け)、カーボンブラック(タイヤ・ゴム・印刷業界向け)、ファインカーボン(太陽光電池・半導体業界向け)、スメルティング&ライニング(アルミ・鉄鋼業界向け)、工業炉関連製品(窯業・ガラス業界向け)、摩擦材(バイク・建機業界向け)、負極材(リチウムイオン電池業界向け)の7事業を確立し展開しております。多様な製品の供給を通して、世界中のステークホルダーの皆さまと信頼関係を構築した結果、100年を超える歴史を重ねることが出来ました。当社は時代の変化、時代のニーズに対応して、柔軟に、大胆に、迅速に自らを変革し、更なる企業価値向上を目指し、社会に貢献して参ります。
当社は少数精鋭。若いうちから幅広い業務に携われるからこそ、様々なチャンスに恵まれ、「新たな自分を発見する」という喜びもあります。また、多彩な製品ラインナップがあるからこそ、ジョブローテーションで幅広く業務・業界を学べます。そしてこれらを支えるべく、多様な研修制度を設けています。人事部管理職と各従業員が毎年1回、今後の配属先希望や経験したい業務の意見を聴取する人事面接制度を導入し、そこで自身のキャリアを見つめなおす機会も設けています。その他、従業員一人ひとりが働きやすく、存分に力を発揮してもらえる環境も整えるなど、従業員が永く勤めながら成長を実感できる環境を提供すべく、日々努力しています。
社員全員がものづくりへの想いを共有するアットホームな社風も魅力です。堅実に、そして誠実に積み重ねてきたからこそ、100年があったといえるでしょう。当社では次の100年を創るべく、各社員が世界経済や対面業界の変化への対応力とオールラウンドな経験を持つ質の高いプロフェッショナルとなり、将来的に経営基盤を支える幹部候補への成長を目指します!
事業内容 | 黒鉛電極(鉄鋼業界向け)
カーボンブラック(タイヤ・ゴム・印刷業界向け) ファインカーボン(太陽光電池・半導体業界向け) スメルティング&ライニング(アルミ・鉄鋼業界向け) 工業炉関連製品(窯業・ガラス業界向け) 摩擦材(バイク・建機業界向け) 負極材(リチウムイオン電池業界向け)の製造・販売 |
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設立 | 1918(大正7)年4月8日 |
資本金 | 204億3,600万円(2022年12月現在) |
従業員数 | 単独:763名 連結:4,378名(2022年 12月 現在) |
売上高 | 単体: 745億7,000万円 (2022年12月期)
連結:3,403億7,100万円 (2022年12月期) |
代表者 | 長坂 一 |
事業所 | ■本社
・東京都港区北青山一丁目2番3号 ■研究所 ・富士研究所 (静岡県駿東郡小山町須走394番地の1) ・茅ヶ崎研究所 (神奈川県茅ヶ崎市円蔵370番地) ・知多研究所 (愛知県知多郡武豊町五号地1番) ・防府研究所 (山口県防府市浜方569番地) ・田ノ浦研究所 (熊本県芦北郡芦北町小田浦959番地の1) ■支店 ・大阪支店 (大阪府大阪市北区小松原町2番4号) ・名古屋支店 (愛知県名古屋市中村区那古野一丁目47番1号) ■工場 ・湘南工場 (神奈川県茅ヶ崎市円蔵370番地) ・石巻工場 (宮城県石巻市重吉町1番10) ・知多工場 (愛知県知多郡武豊町五号地1番) ・滋賀工場 (滋賀県近江八幡市長光寺町705番地) ・防府工場 (山口県防府市浜方569番地) ・九州若松工場 (福岡県北九州市若松区藤ノ木三丁目2番26号) ・田ノ浦工場 (熊本県芦北郡芦北町小田浦959番地の1) ・負極材生産技術センター(山口県防府市浜方569番地) |
主要製品について | 【東海カーボンの製品】
東海カーボンは炭素(カーボン)業界のパイオニアとして日本をリードし、そのクオリティを世界へ広げてきた1世紀企業です。 鉄鋼、アルミニウム、自動車、機械、冶金、電子など幅広い産業分野へ向け、高品質の炭素・黒鉛製品をグローバルに製造・供給しています。 ■黒鉛電極 鉄のリサイクルは、鉄のスクラップを高電流アーク放電により溶かす事で行います。この時に使用されるのが黒鉛電極です。アーク放電により、3,000℃を超える過酷な温度条件下で使用することができる材料は黒鉛しかありません。その世界的なメーカーとして、国内外の鉄鋼メーカーに納入し、2005年には世界最大級の電極の商用生産に成功しました。 ■カーボンブラック 皆さんはタイヤがなぜ黒いのか、疑問に思ったことはありますか。通常のゴムの色といえば、輪ゴムの色。なのにどうしてタイヤは黒色なのか。実は、カーボンブラックが使用されているからです。それは、カーボンブラックを天然ゴムや合成ゴムに練りこむとゴム製品を強くする特徴があるからです。 例えばタイヤの場合、ゴムのみの製品に比べるとタイヤの減りを抑えられ、寿命を約10倍にも延ばす事ができるのです。通常、タイヤ1本当り1/3程度の重量のカーボンブラックが使われています。 ■ファインカーボン ファインカーボンは文字通り、ミクロン単位の微細な炭素の粒子を使用して作った製品で、パソコンや携帯電話で使われる半導体の製造工程など高精度な特性を必要とされる分野で活用されています。また、ファインカーボン製品の持つ、熱や腐食に強い、熱・電気伝導性がある、加工がしやすいなどの性質は、自動車部品を作る金型や連続鋳造など一般産業用でも広く使われ、私たちの生活の発展を支えています。 ■スメルティング&ライニング スメルティング&ライニング事業は、Tokai COBEX社(本社:ドイツ)が展開している事業です。本事業はアルミニウムの生産に使われるアルミ用カソード、製鉄所の主要設備である高炉の内張りに使われる高炉用ブロック、金属シリコンなどの生産に使われる炭素電極、様々な一般産業用途等に使用される押出成形黒鉛の4つの主要セグメントから構成されています。 ■摩擦材 オートバイ、建設機械などの動きを止めるブレーキ、その反対にエンジンの力を伝えて車両を動かすクラッチ。私たちは、これらの動力制御装置の生命とも言える摩擦材を幅広く生産しています。 ■負極材 今後普及が進むとみられているEVやPHEVといった環境対応車。これを動かすために不可欠なリチウムイオン電池の性能は負極材に左右されます。私たちは、その負極材を生産すると共により高機能かつ高耐久な次世代負極材の開発も進めています。 |
事業所 | ■国内
・東海高熱工業(株) ・東海マテリアル(株) ・東海ファインカーボン(株) ・オリエンタル産業(株) 等 ■海外 ・Thai Tokai Carbon Product Co.,Ltd.(タイ) ・Tokai COBEX Savoie SAS(フランス) ・Tokai ErftCarbon GmbH(ドイツ) ・Tokai COBEX GmbH(ドイツ) ・東海炭素(天津)有限公司(中国) ・東海炭素(蘇州)有限公司(中国) ・Tokai Carbon USA., Inc.(米国) ・Tokai Carbon GE LLC(米国) ・Tokai Carbon CB Ltd.(米国) ・Tokai Carbon Europe Ltd.(英国) ・韓国東海カーボン(株)(韓国) ・Cancarb Limited(カナダ) 等世界11ヶ国22拠点 |
沿革 | 1918年4月 東海電極製造(株)として発足。
東京都に本店、名古屋に工場を設置。 1941年1月 九州若松工場において日本で初めて本格的にカーボンブラックの製造を開始。 1949年5月 東京証券取引所に上場。 1975年6月 社名を「東海カーボン(株)」に変更。 1987年9月 海外における営業活動強化のため海外現地法人「TOKAI CARBON AMERICA,INC.」をニューヨークに設立。 1990年2月 合弁会社「THAI CARBON PRODUCT CO., LTD.」(タイ国)に資本参加。同社にカーボンブラックの製造技術を供与する契約を締結。 1996年8月 韓国に合弁会社「韓国東海カーボン(株)」を設立。 1999年12月 スウェーデンの「SVENSK SPECIAL GRAFIT AB」を買収。 2002年9月 中国に合併会社「SGL TOKAI CARBON LTD. SHANGHAI」を設立。 2007年9月 ドイツに「Tokai Carbon Europe GmbH」を設立。 2008年1月 中国(上海)に「拓凱 素貿易(上海)有限公司」を設立。 2010年10月 シンガポールに「シンガポール駐在員事所」を開設。 2012年6月 中国(蘇州)に「Tokai Carbon (Suzhou)」を設立。 2013年11月 シンガポール駐在員事務所を閉鎖し、タイ駐在員事務所を設立。 2014年4月 カナダの「CANCARB Ltd」を買収。 2017年11月 米国の「TOKAI CARBON GE HOLDING LLC」を設立。 2018年4月 創立100周年 2018年9月 米国の「Tokai Carbon CB Ltd.」を買収。 2019年7月 ドイツの「Tokai COBEX HoldCo GmbH」を買収。 2020年7月 フランスのの「Tokai Carbon Savoie SAS」を買収。 |
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